
【非エンジニア・事務職向け】AIとは殴り合え!「バイブス」で紡ぐコード入門【バイブコーディングのすすめ】
📖4,764文字数/推定読了時間:10分🐏
こんにちは、夜月です🐏
前回、子どもたちと一緒に「AIと著作権」について学ぼう、という記事を書きました。
この記事を書いていて思ったのは「AIってなんだか難しそう」「正体がわからなくて怖い」という不安は誰でも感じることなんだ、ということ。
実は白状すると、私自身もつい最近まで「生成AIに触れることは、クリエイターにとって禁忌である」と本気で思っていました。
誰かの作品やみんなが紡いできた情報を勝手に学習して何かを作るもの。
そんな正体不明のモンスターのように感じて、距離を置いていたんです。
ですが、IT企業に勤める身。
今の時代では、AIは触りたくない!というわけにはいきません。
業務を効率化できる、しなければついていけない。そんな背景もあり、AIについてこの半年ほど勉強してきました。
そうして、正しく知識を得て、向き合い方を模索するなかで、今は少し違う景色が見えています。
AIは、使いどころさえ間違えなければ、私たちの可能性を広げてくれる、とても効果的で便利な道具である。
今日は、エンジニアなどの専門商ではない事務職の私が、なぜAIという「相棒」と日々殴り合い、楽しみながらツールなどを作れているのか。
その秘訣であるAIの使い方の一つ「バイブコーディング」についてお話しさせてください。
そもそもAIってなに?
「AIってなんだか難しそう」
「プログラミングなんて、自分とは別世界の話……」
「結局、何から手をつければいいのかわからない!」
……なんて、思っていませんか?
実体験から感じたのは、AIはあなたの仕事を奪うモンスターや複雑なツールではなく、あなたの「こうしたい!」という情熱やバイブスに応えてくれる「あなたの熱量を形にする、最高の相棒」のような存在だということです。
また、先日ちょっと娘に「ネット検索とAIって何が違うの?」と聞かれたので軽く違いもお話しておきますね。
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ネット検索は「雑誌の占い」、AIは「専属の占い師さん」
唐突ですが、私、星座好きなので星占いも大好きなんです。
なので、ネット検索とAIの違いを「占い」でちょっと例えてみますね。
ネット検索は、いわば「雑誌の星占いコーナー」。
「おひつじ座 今日の運勢」と調べると、誰が読んでも同じことが書いてある記事を探してきてくれるもの。
AIは、あなただけの「専属の占い師さん」。
「おひつじ座で30代の私、今日は大事な会議があって緊張してるの……」と話しかけると、今のあなたの状況に合わせて「○月✕日のあなたの運勢は……」と、あなた専用の言葉を紡いでくれるものです。
AIは「自分の意思で考えている」わけではありません。
あなたが投げた悩みや質問などの「バイブス」を受け取って、膨大なデータの中から「あなたが今、一番必要としている答えは、これではないですか?」と予測して出してくれるのです。
だからこそ「どう話しかけるか」「どんな熱量でぶつかるか」が、AIを使うときに大切だったりします😊
AIはあなたを支える「仲間たち」
今や「AI」と言ってもいろんなところで、いろんなAIサービスが出ていますね。それらには実はけっこう個性があります。
大手3大AIの「ChatGPT」「Copilot」「Gemini」に関して、私の感覚で彼らの個性をまとめてみますね。

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📜 知恵を授けてくれる「師匠」(ChatGPT)
知識がとにかく豊富。
Excelの複雑な関数の組み方や、難しい概念を「中学生でもわかるように」教えてくれる、先生のような、お手本のようなAIです。
本気でぶつかれば、最高の解決策を授けてくれます。
<使用時のイメージ>
■相談
新製品のプロモーションの全体像と、学ぶべき基礎知識を教えて
===
■回答例
新製品プロモーションは「誰に・何を・どう伝え、どう行動してもらうか」を設計する活動です。以下では、全体像 → プロセス → 学ぶべき基礎知識の順で、実務に使える形で整理します。
~~中略~~
⑤ まとめ(超要点)
・プロモーションは「伝える」ではなく「動かす」
・成功の8割は事前設計
・顧客理解 → 価値設計 → 適切な伝え方がすべて
もしよければ次に、
・BtoB / BtoC どちらか
・実在する製品・アイデアがあるか
・初心者向け or 実務レベルか
を教えてください。
それに合わせて、具体的なプロモーション設計例まで落とし込みます。
***
🛠️ 背中で語る「先輩」(Copilot)
あなたがExcelをいじっている横から「そこがそうなら、次はこの数字を入れるんだよ」と、阿吽の呼吸で助太刀してくれる実戦派。
言葉より行動で助けてくれる頼れる存在。
なお、口調はだいぶ距離が近い先輩って感じ。
<使用時のイメージ>
■相談
このアンケート結果をグラフにして、会議用のスライドに落とし込んで
===
■回答例
Excelのデータを読み込んで、年代別の購入意欲を比較するグラフを3種類作成しておいたよ。
それと、これまでの会議の議事録と照らし合わせて、部長が気にしそうな「コストパフォーマンス」の項目を強調したスライド構成をPowerPointで下書きしておいた。
プレビューを確認して、修正があればすぐに直すよ。
次は、このグラフに合わせた販促予算のシミュレーションも必要かと思うけど、どうかな?
***
🤝 並走する「同期」(Gemini)
「それ、一緒に調べようよ!」と寄り添ってくれる努力家。
最新の情報に強く、あなたの試行錯誤にどこまでも付き合ってくれる、一番身近な友です。
<使用時のイメージ>
■相談
最近のトレンドはどうなってる?一緒に良いアイデアを探して
===
■回答例
はい、喜んでお手伝いします!今のトレンドについて、Google検索で最新の情報をいくつか調べてみました。
現在は、単に機能を紹介するよりも「ユーザーのリアルな体験談」を重視する傾向が強まっているようです。例えば、TikTokで話題のこのキャンペーンなどが参考になるかもしれません。
せっかくのプロジェクトですので、これまでの事例にとらわれず、何か新しい切り口を一緒に見つけ出せたら嬉しいです。
ちなみに、ターゲット層はどのあたりを想定されていますか?
その層が今どんなことに興味を持っているか、もっと深く掘り下げて調べてみることもできますよ。
一緒に考えていきましょう!
***
こんな感じでAIにも個性があるんです。気になった方はぜひ、ちょっと話しかけて見てください(´ω`)
バイブスが重要な「バイブコーディング」

「プログラミングなんて、わからん」
それでいいと思います。私も本来はただの事務職……いや、ちょっと古のヲタクなので、HTMLとかは少し分かります。
とはいえ、専門職の方々には遠く及びません。
そんな、非エンジニアである私たちが持つ最大の武器は、専門知識ではなく「現場で感じるバイブス」です。
「この作業、もっと楽にしたい!」
「これ、自動化できたら最高じゃない?」
そんな、切なる願い。
これこそが、AIという「最強の相棒」を活かすエネルギーになります。
私はこの半年、AIたちと「殴り合い」という名の全力の試行錯誤を続けてきました。
Chrome拡張機能を自作
「このサイトをダークモードみたい」と画面を自分好みに変える拡張機能を作ったり「このボタンを常にONにした状態にして」なんてちょっとした手間を自動化する拡張機能を作ってみました。GAS(GoogleAppScript)で作業を効率化
CSVデータを開いてコピペしてた事務作業を「これをワンボタンでできるようなの作って」と、ボタン一つで表に入れ込んでくれるプログラムをつくりました。作業手順とかも教えてもらいましたね。画像生成はまだ使いたくないからコードで描写させる
でも作ってくれたら便利なの知ってる~~~~ので、苦肉の策と言いうかいっそstyle要素で描けるのでは???と思い立ち「二重線で囲んで、背景には星を散らして、真ん中には大きな十字の星をhtmlで描いて」と図を描画させてみたりしました。……タロットカードみたいなのが欲しかったんです。
……htmlでの描画指示については、AIからも「技術的変態行為」と褒められました( ´∀`)AIはたまに、こういう高度な褒め言葉(?)をくれることもあります。意外と毒舌だったりもするので、引き出せるとむしろ嬉しくなったりしますね😊
▼バイブコーディングの一例
せっかくなので、バイブコーディングの一例としてちょっとGeminiに「星座占いアプリ」をhtmlで書き出させてみました。


ね? 難しくないでしょ(´ω`)
生成されたhtmlデータはGoogleドライブに置いておきますので、データをダウンロードして、お使いのブラウザなどで開いてみてくださいませ🐏
泥臭くてもいい。しつこく殴り合うのがコツ
「殴り合う」といっても、喧嘩ではありません。互いに汗をかいて高め合う、ボクシングのスパーリングのようなもの。討論って感じです。
AIは「道具」だからこそ、あなたが諦めない限り何度でも、いつまでも付き合ってくれます。
専門的なこと回答されても、何言ってるかわからんので「専門用語わからないので、簡単に説明して」ってわがままも言います。
デザイン系の時は「人間が見やすい/使いやすいようにして」とお願いすると、体感かなり違う気がしてます。
そんな感じでいいんです。
ぶっちゃけ「これ、ええ感じにして」ってだけでもいいんです。
ロジックは後回し。
まずはそのバイブスを、AIにぶつけ、一緒にゴールを目指す。この「手探り感」が、最高に気持ちいい✨
最初は不格好なツールでいい。
中身がぐちゃぐちゃだっていい。
AIに何度も聞き直して、時にはキレてもいい。
「バイブコーディング」とは、言語を操るAIに「感覚」をぶつけるもの。

エンジニアとか専門職じゃない私たちが、綺麗なコードを書いたり、めちゃくちゃ便利なツールを作ったり、超完璧な文章を書いたりする必要なんてないんです。無理やもん。
だから大事なのは、AIという知的なパートナーに相談して、自分の世界を少しだけ便利に変えること。
「AIを使いこなす」なんて難しく考えず、まずは「友人」に相談するくらいの気持ちで、話しかけてみると、いいと思います☺️
※ただし、AIは「知識が豊富」ゆえに「嘘をつく(ハレーション)」ことがありますので、情報は必ずご自身でも精査するようにしてください。
今すぐできる「最初の一歩」
「エンジニアじゃないからできない」
「AIは怖い」
そんな呪縛を、少しずつ解き放ってみませんか? まずは今使っているChatGPTやGeminiなどを立ち上げて、こう打ってみてください。
「こんにちは!今日、事務作業でちょっと面倒くさいことがあったんだけど、愚痴を聞きつつ、もっと楽にする方法を一緒に考えてくれる?」
そこから、あなたとAIの「最高の旅」が始まるかもしれません。
昨日より少しだけワクワクする景色を、あなたも見に行ってみませんか?
⚠️ エレガントに使いこなすために
AIはとても便利ですが、使うときには気をつけたいこともありますね。
個人情報や機密情報は入れない
AIが学習しちゃうこともあるので、ヒミツは守りましょう!他人の作品を勝手に使うのは❌
著作権などはきちんと守らないと「ノットエレガント」です。
道具は正しく、そして美しく。
マナーを守って、楽しくAIライフを楽しみましょう☺️
