父の日の深夜。救急外来に60代の男性が運ばれてきました。
顔面に打撲痕。意識ははっきりしていて、会話もできます。
「父の日なのに、こんなところですみません」
苦笑いを浮かべる患者さん。廊下には警察官が立っていました。事故の関係者かと思ったのですが、違った。
逮捕を待つ父の日
「この方をこれから勾留する予定です」
父の日のパーティで泥酔し、孫を殴ったとのこと。傷害事件でした。
「まさか自分がこんなことになるとは」
患者さんがつぶやきます。逮捕状を待つ間の静寂。家族が集まる記念日が、家族を引き裂く日になった。