
米国でいうマーフィーの法則を理解した車のソリオ号
プチバンな車のソリオ号は、若干ノスタルジックな気分に浸っていた。
「記憶が正しければ年末に洗車をしてもらったなぁ。」
「だからピッカピカで2026年を迎える事ができたなぁ。」
「そしてもう5月かぁ…。」
「ゴールデンウィークも終わったなぁ。」
「そういえば今年は遠出が無かったなぁ。」
「そういう意味では普段のお仕事程度の移動だけだったからゆっくりはできたんだよねぇ。」
「だからこそ、如何せん黄砂の季節も終わったみたいだから、そろそろお願いしたいなぁ。」
そう、結局のところ彼は汚れん坊な訳で、ゴールデンウィーク中に洗車をしてもらえる事を期待していたのだが、この度は残念ながら、その予定はなされていたものの諸事情の為に延期を余儀なくされて、それ故に彼は今でも相当に「汚れん坊」なのである。
無論彼は「情に疎い」プチバンではないので、4月初旬だったかに洗車をしてもらった事実は覚えている。ただ、今にして思えばそのタイミングが余り宜しくなかった事も、彼は理解していた。
すなわち、その当日、
・しっかりとシャワーで予洗いがなされ、
・しっかりと泡立ったシャンプーで全身の汚れが落とされて、
・たっぷりと親水性コーティングを手掛けで施してもらって、
結果ピカピカに仕上がったのだ。
ボディ内部の無駄な水分を飛ばし、かつブレーキ性能を戻す為の、定番「終了後走行」も、それはそれは誇らしかった。
でも、数日後に残念な出来事が起こったのだ。
そう、雨!
ザーッと、たくさん、一気に降ってくれるならばそれでいい。
ではなくて、ワイパーが必要な程度には降る訳だけれども、わかる? ちゅーとはんぱに降るやつ!
降ったり降らなかったりが数日間。
確かに激しくも降ったけど、基本はちゅーとはんぱなやつ!
そして晴れる!!
結果、運転する人ならわかるでしょ? 一番汚れるパターンに数日間遭遇した結果として、これを「日本」では元の木阿弥といわずして何というか!
彼は思った。最近雨が降らずに困っている国や地域が多いから、そこに僕を連れて行って、その場で「洗車」すればいいさ、と。