滑稽短歌
大吉が出るまで御籤止めぬとう妻よそれもう十三枚目
羽子板で負けに負け顔に墨塗られしわが顔を姪「プロレスラー」と
春の野を鼻息荒く妻は駆け山菜をほぼ採り尽くしたり
落第を重ね卒業のわれに皆歌う「大学八年生」と
三人の悪友と甘味処行き食みし餡蜜三十杯に
函館の市で売られし青林檎一個五円を大量に買う
保護者とてフォークダンスへ駆り出され見知らぬ美女に手を取られ笑む
今年また梅の実数多収穫す酒を造りて妻に飲ません
ずっとずっとわれひとりなるクリスマス終わらせし妻を皆は奇特と
最近の歌知らざれば紅白でまとめて聴かん今年の分を