
なんだ、私ちゃんと羨ましがられるもの持ってたわ
泥棒猫です。
嫉妬の感情ってどうして湧き起こるんだろう。自分で自分が苦しくなるのに。「羨ましい」だったらまだいい。「妬ましい」とは思いたくない。でもコントロールできないよね。どうしたらいいんだろう。
先日の連休初日に出雲大社へPeter Rabbitちゃんと行った時のこと。
お参りした後、人気のお蕎麦屋さんに入った。
私たちが案内された入り口すぐの大きなテーブルは、コの字に何組か相席で座れるようになっていた。
ちょうど正面に女性の三人連れと向かい合う格好で座る。
あちらも席について間もないようで、まだ注文したお蕎麦も出ていない。
関西から1泊旅行で訪れているようだ。今日はもうこのあと宿泊先へ行ってゆっくりして明日足立美術館などを巡ろう、なんてゆう会話が聞こえてきた。関西弁で結構な声のボリュームだったので聞くとはなしに聞こえちゃう。
そうしているうち、女優の石田ゆり子さんの話題になっていった。
どうやら同い年ということ。
私とPeter Rabbitちゃんの間ではここ数年石田ゆり子ブームが来ていて、憧れているので思わず2人とも聞き耳立てちゃった。つまり私たちも同年代です。
綺麗よね、若いよね、50歳だなんて・・・とひとしきり会話が続いたあと1人が言い放った。
「そりゃ子供がおらんから綺麗や」
・・・・・!!!
言いちゃいましたね。それ。
口火が切られたので他の2人からもどんどん出る。
「自分だけにかまけてたらいいんだし」
「流れてる時間がちゃうわ」
「天海祐希もよ。子供いないから。同じよ」
「高っかい化粧品つけてるし」
うんうん。そうね、確かにそうなんだけど。女優さんだし。元々綺麗なのもあるし。でも聞いてて悲しくなってきた。
あのね、子供いても綺麗な人いっぱいいるよ。子供いなくても自分にだけかまけてられる人は少ないと思うし、流れてる時間は同じだよ。って思っちゃった。
と同時に
(私、彼女達3人よりは若く見えると思うわー)
と思ってる自分も嫌らしい。
ええ、私は子供いません。結婚してません。自分にだけかまけてるんでしょう。あ、石田ゆり子や天海祐希のことだったか。私のことじゃない。でもね、でもね、さっきからあなた達がディスってるご主人たち。女としてもうあなた達のこと見れないんじゃない?だって子供いて、自分にかまけてなくて、流れてる時間が違うんでしょう?だから仕方ないって自分で言ってるんだね。ふんっだ。
・・・って数秒のうちにどんどん支離滅裂思考に陥ってしまったよ。誰もそこまで言ってないのに。ムクムクと挑発的に。
これって、私の方が彼女たちに嫉妬してるからじゃないかな?
話の内容からして彼女達はみんなご主人と子供がいて、今日は同級生で旅行。なんて優雅なのかしら、って。妬ましく思ってるから。
なんせご主人に選ばれし人たちで、護られてる人たちで、泥棒猫の私は足元にも及ばない・・・って。
結局、ひとはないものねだりなのかな。
自分の歩んでこなかった人生を妬ましく思うの?
あ!でもちょっと待って。
視点を変えたら、私は
【一人の時間を贅沢に持ってる】
ってゆうことだった。
なんだ、私ちゃんと羨ましがられるもの持ってたわ。
孤独、ともいう。贅沢、ともいえる。捉え方次第。自分次第。