
人間椅子の新曲「杜子春」を自ら繰り返し聴いた八歳の娘
子どもらがそれぞれ遊び始めてテレビが空いたので、人間椅子の新曲「杜子春」のMVを流していた。
娘のココが遊んでいた手を止め、居間の椅子に戻り、テレビの画面を見つめ始めた。私は息子とレゴで遊びながら、時折娘の顔を覗いていた。
人間椅子「杜子春」
ココは「杜子春、杜子春」と繰り返すコーラスを口ずさみ始めた。「杜子春」が終わり、我が家ではお馴染みの「無情のスキャット」が流れ始める。
「無情のスキャット」
息子もレゴで遊びながら「シャバダバディア、シャバダバディア、シャバダバディア、ダバ、ダ、バー」と歌い出す(いつもの風景)。
ところが、娘は「無情のスキャット」を中断して、テレビに繋げた私のスマホを触りだした。
妻「どうしたの?」
「さっきの曲が良かったから、もう一回かけようと思って」
さりげない会話が聞こえて私は感動していた。人間椅子の新曲を聴いた娘が「いい曲」と言ってくれている! もう一度聴こうと自ら操作している!
ただ音楽を流すより、テレビを通してMVを観ての方が、娘の中にすっと曲が入っていきやすいようだ。
「ココ、三人のうちで誰が好き?」と聞いてみた。
「白いメイクをしたお坊さんと、お侍さんみたいな格好した人と、ドラムを叩いてる茶色い眼鏡の人。あ、全員やん」
だそうだ。
その後お風呂に入る準備をする時も「杜子春」のメロディを歌いながらだった。
「健ちゃん、健ちゃん、早くお風呂に入ろう」
「いやだよ、いやだよ、レゴでまだ遊びたい」
人間椅子ニューアルバム「苦楽」絶賛発売中。