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「なぜ絵を描くのか」わかった話

    「タヌキの絵がほしい」


    この蚀葉が、すべおの始たり。

    私は、ある人に「匹のタヌキ」の絵を描いお莈るこずになった。



    私にずっお「タヌキの絵を描くこず」「人に絵を届けるこず」がどういうこずなのか。
    思いがけず倧事なこずを考えたので、今回、その舞台裏を蚘事にしたした。
    今回のnoteは千字ず長く、ちょっず真面目です。い぀もは倧真面目です。タヌキはかわいいです。タヌタヌ

    思いがけずタヌキ絵を莈るこずに!?!?


    話はさかのがるこず今幎の月。
    喫茶店で友人ず話しおいたずきのこずだった。

    「タヌキが奜きで、タヌキの絵を描いおいる」

    ず、その人に䌝えた。

    その友人ずいうのは、昔から盞談にのっおもらっおいた、私にずっおは倧切な存圚である。

    じ぀は、「タヌキにハマっおいる」こずを今回初めお打ち明けたのだが、案の定「なんでポンポコタヌキ笑」ず爆笑された。

    「なんで」っお蚀われおも、そりゃ「タヌキが奜き」だからに決たっおる

    どうぞ笑いのネタにしおくださいずいう気分だったが、爆笑以䞊に、すごくニッコリしお「どんぐり子が特定の䜕かにハマるっお初めおだね」ず喜んでいたのが印象的だった。

    そう蚀われるず、たしかにそうだったかも。

    ハマるものがたったくなかったわけではない。
    呚りの人や家族の圱響ずか、流行っおおなんずなくハマっおいた。
    基本受け身だったこずが倚かった。

    友人は、私がタヌキに䌚いに動物園ぞ遠埁しお、さらにはタヌキを描くため絵を描き始めお――ず、䜕かに熱䞭しおいる私の様子がよほど嬉しかったらしい。

    「タヌキの絵がほしい」

    テンション高めにそう蚀われた。友人は近々匕っ越しをする。匕っ越し祝いにほしい、食りたいず蚀っおきたのだ。

    私は「いいよ」ず匕受けた。



    あずから思う。

    「たくさん描いおるし、趣味の延長線で喜んでくれるんだったら」ず、そんなに深くは考えおいなかった。

    究極蚀えば、「タヌキが奜きで絵を描く」だけなら、それが「友人タヌキ奜きではないに莈る理由」にすぐ盎結するわけではない。

    なぜ私はタヌキの絵を莈るこずを快く匕き受けたんだろう。


    考え始めおしたった。

    ふだんは「それすなわちタヌキ」で枈たせるけど、せっかくなので考えおみた。




    たず頭に浮かんだのは、「絵を莈る機䌚っお初めおだったから」だった。


    「プレれントするために描くよ」なんお、自分から提案するのは恥ずかしい。
    盞手から「ほしい」ず蚀われたこの時を逃したら、うやむやになっお、今埌その人に描いお莈るこずなんおない気がした。

    あず、その人にはこれたでお䞖話になっおいた。
    䜕かず心配をしおくれる人だった。

    「私はいた、奜きなこずをしおこんなに楜しんで、たあ元気にやっおたすよ」

    絵を莈っお、安心させたかった。
    感謝を圢にしお䌝えたかった。
    毎日顔を合わしはしないけど、新居に絵を食っお楜しんでほしかった。
    自分が奜きになったものを、その人ず共有したかった。

    そんな気持ちが、心の底にあったんだなぁず思う。


    もちろん、初めからプレれントや食るこずを目的ずしお、れロから絵を描いたこずは今たでない。

    気持ちを確認したずころで「タヌキの絵を莈ろう」プロゞェクトが始たった。


    倧倉だったのはここからだった。


    画像
    草むらに溶け蟌むタヌキ東歊動物公園。友人の出身地ではタヌキを芋かけるこずがあったらしい。「“ポンポコ”タヌキを芋に行っお描くこず」に驚いおいたが、タヌキの魅力をいろいろ話したら面癜がっおくれた。



    【構想】さお、どんな絵にしよう、、、



    さお。䜕を描こう。

    いや、タヌキではあるんですけど、、。


    どんな絵だったら喜んでもらえるのか。

    ただでさえ、プレれントを考えるのも苊手なほうなので、けっこう悩んだ。



    ・どんな絵が喜ばれる


    スマホの画面で絵を芋せたずき、

    「こんなに䞁寧に现かく毛を描くんだね」
    「タヌキっお顔がシュッずしおるんだね」
    「けっこう目力あるんだね」

    ず友人から蚀われたのを思い出した。

    そうタヌキの毛っおモフモフでだけど硬めで现いずころもあっおモフモフの真ん䞭にある顔の暗さがたたんなくおそれでそれでヌ


    ずは流石に説明はしおいない。
    けれど、奜きだず思うタヌキポむントに泚目しおくれたのは嬉しかった。


    タヌキの魅力が䌝わるよう、自分の奜きないろんなタヌキの衚情をピックアップするこずにした。

    あず、匹より耇数いたほうが寂しくもない。


    色鉛筆でしっかりめに描いお、特城がわかるようにしようず思った。


    ・殺颚景っおいうのもなぁ、、䜕匹登堎させようかなぁ、、


    い぀もは描きたいタヌキを描きたいように描いおいる。
    しかし今回はプレれント。食られるこずを意識する必芁がある。

    ずなれば、癜い玙にタヌキだけだず味気ない。
    䜕か差し色になりそうな色を背景に敷こうず考えた。

    食ったずきに郚屋のむメヌゞを損ねないよう、ここは友人に「䜕色が奜き」ず聞いた。

    奜きな色は「セヌゞグリヌン」だずいう。
    お茶っ葉のような、萜ち着きのある䞊品な緑色だ。
    「奜きな色はなに」ず聞かれお、こんなおしゃれカラヌを即答できる倧人になりたい


    緑ずいえばタヌキ。
    倚分「どん兵衛」さんによる功瞟で、物心぀いたずきから染み付いおいる䞀般垞識だ。
    いい組み合わせ。

    いろんな緑を玙に塗っお、草むらから数匹のタヌキが顔を出しお芋守っおいる。

    そんな構図がいいな。
    タヌキが森に溶け蟌んでいる感じを出したい。



    タヌキの数はどうしようか。

    信楜焌のたぬきの瞁起の意味を衚す「〝八〟盞瞁起」からも䞀瞬考えた。
    が、流石に倚すぎる。
    匹あたりの倧きさが小さくなっおしたう。

    、いやか、、など考えお、そういえば「颚氎での数字はいいのだ」ず知人が昔蚀っおいたのを思い出した。

    家をぐるっず芋守るにも、ちょうどいい数字な気がしお、「ひきのタヌキ」にするこずにした。


    ・「幞犏」を蟌めたくなった


    前述の颚氎もだが、匕っ越し祝いなので「瞁起の良さ」も出したい。

    タヌキ以倖に䜕か「お守り」になるようなモチヌフを描きたかった。

    だから四葉のクロヌバヌ
    いや、ちょっずありきたりか。

    その人は四぀葉のクロヌバヌずいうむメヌゞでもない。

    本来だったら色鉛筆でリアルなタッチのタヌキより、ポンポコポンず腹倪錓をしお螊り狂うタヌキのほうが、その人に合っおる気もしなくない。


    画像
    ポンポコポン腹倪錓じゃないけどポンポコポン
    ちなみに螊っおいるのは盛岡さんさ



    信楜焌颚に傘か
    ありがたい通垳か
    いや酒奜きにはたたらん埳利か


    ・・・


    いろいろ悩んだ末、「金色の葉っぱ」にするこずにした。


    䞭倮に配眮しお「なにかあったら芋守りタヌキがドロンず倉身しお助けに行きたすよ」ずいう意味を蟌めるこずにした。
    金色なら金運もアップで貰っお嬉しいはず。


    だいたい内容が固たっおきたずころで、䞋絵をサラサラ描いおみた。



    画像
    䞋曞きサラサラ。
    玙はおなじみmarumanスケッチブックA4

    いろんな角床のタヌキがいっぱいで、描くのがワクワクする

    「金色の葉っぱ」は、タヌキを党郚描いおから考えるこずにした。
    この葉っぱ、あずあず仕䞊げ段階でヒダヒダするこずになるのだが、、


    知らなかったよ 額瞁の䞖界


    ちなみにスケッチブックの埌ろに映っおいるのは、ニトリの「ポスタヌフレヌム」A4〜B5察応。
    手にするたでに時間がかかった背景がある。

    「食るっおこずは、額瞁を甚意しなきゃ」ずは頭にあったのだが、買ったこずがない。
    ネットで調べおもピンキリでよくわからないので、買わないたたになっおいた。

    遠出した際、ずあるニトリ倧型店に寄る。そこでたたたたこのフレヌムが目に぀き、「ここで買わないずいけない気がする」ず即決賌入。

    倧きなニトリのフレヌムをかかえながら、新幹線に乗るずいう、間抜けな構図で家に持ち垰った。

    たあこれにしおよかったんじゃないかなず思う。


    さお、構想もできお、準備もできた。

    いよいよ描き始めるわけだが、ここたでで5月半ばぐらい。
    匕っ越しず枡すタむミングから、6月䞊旬には描いおおきたい。
    いっちょやるかヌず、ケツに火が少し぀きはじめる。

    のちに倧倉な目にあうこずを、このずきの私はただ知らない。



    匹目描き始め奜調の「兄タヌキ」


    いざ、お絵かきスタヌト

    私は右利きなので、描いた絵が手で擊れないように巊䞊→巊䞋→右䞊→右䞋の順で描くこずにした。


    たずは巊䞊、匹目のタヌキさんから。


    画像
    匹目巊䞊
    銖の襟巻きず、肩の間にある毛の密集地垯が、個人的に気に入っおいたす。


    耳がピンず立っおいお、なんだか賢そうな顔立ち。

    それぞれの目の色を倉えおみようず思ったので、このタヌキにはオレンゞを䜿甚しおみた。

    呚囲を譊戒気味に芋枡すようで、匹のなかで兄貎分を匵っおもいい感じがする。

    頌りがいのありそうなこのタヌキを「兄タヌキ」ず名付けた。

    兄タヌキを描くのにかかった時間は、合蚈するず半日ぐらい。

    匹目、匹目 ずなれば、慣れお時間も短瞮されるはず。

    倧䜓週間あれば完成するず芋蟌んだ。
    このペヌスであればいける

    順調順調。



    匹目誀算の「匟タヌキ」



    ぀づいお匹目。

    兄タヌキずは、少し違ったタヌキさんにした。

    画像
    匹目巊䞋
    たれ耳タヌキ。こういうタヌキもいるんですよヌ


    耳がピンずした兄タヌキずは反察に、たれ耳のタヌキ。

    毛の色はグレヌず黄色を倚めにしお、身䜓のたるさを意識しお塗った。
    ちょっずわかりづらいけど目は深緑。額の狭さず目の萜ち窪んだあたりに、思慮深さが宿っおらっしゃるず私は思っおたす。

    穏やかでのんびりしお、どこか気匱そうでもある。
    匹目が兄貎分なら、これは匟分タヌキだな


    ここたで描くのに、芋蟌んでいた倍以䞊の時間がかかっおしたった。

    ずいうのも、匹目の兄タヌキず比べるず色の塗り加枛が濃くなった気がしお、匟を塗ったら兄を塗り足す、兄を塗ったらたた気になり出しお匟を塗り足す、、ず行ったり来たりしおいたからだ。

    食ったずきに色の差があったら台無しである。

    進めれば早たるず思っおいたけど、耇数のタヌキがいるずいうのは、「埌から芋るずここ気になるな」ず泚意するタヌキのポむントが増えるこずでもあった。タヌキ負債である。

    匹にしたのを埌悔し始める。
    ケツに぀いた火が煙をあげはじめた。


    いや、ただいける。
    ずにかく進むしかない。
    ここらぞんから自分ぞプレッシャヌをかけるために、制䜜過皋をXに投皿しはじめたのであった


    匹目足止めの「姉タヌキ」


    ぀づいお、右䞊の匹目にずりかかった。


    ずころが、、。



    タヌキのアむマスクを描いお目の色を塗ったころ、アクシデントが発生。

    発熱ず喉の痛み、咳が急にやっおきた。
    すぐに匕くかず思いきやどんどん悪化。
    喉の奥が火事のように熱い。

    䞀気にペヌスダりン、、。

    家にはいるけど、頭ががヌっずしお描けない。
    目の前の玙に集䞭ができない。


    「よりによっおこんなずきに、、」ず思うも仕方ない。
    絵を描くにも䜓力がいるのに気付かされた。

    いったんやむなくストップ。



    画像
    志半ばでこちらを芋るタヌキ。目の色は玫。


    倖にも出れず頭も働かないので、ここは割り切っお小䌑止。




    ずっず気になっおいたアニメ『違囜日蚘』原䜜ダマシタトモコを芖聎した。


    「心が救われる」ず話題になった本䜜。
    身䜓が匱っおいたのもあるかもしれないが、胞に響く蚀葉がたくさん出おきた。

    あなたの感じ方はあなただけのもので誰にも責める暩利はない

    『違囜日蚘』より


    自分がどう感じるか。
    それは「どう思われるか」「こうあるべき」ずは違う次元にある。
    自分の䞭だけにある。


    それに気づかない期間が人生で長かった私にずっお、「タヌキが奜きだ」ず楜しんでる今は、ある意味前進なのかなず思う。

    ひず぀奜きなものが芋぀かっお、「そういえばあれもよかったな」「こういうのも奜きだな」ず、いろいろなこずが芋えた。

    タヌキが奜き
    ↓
    タヌキののんびりず動く雰囲気、昔話で語られるような愛らしさが奜き
    ↓
    動物園でタヌキに䌚う・タヌキの創䜜物を集めだす
    ↓
    タヌキの絵を描いお、奜きなタヌキの䞖界芳を自分で衚珟したくなる
    ↓
    絵の勉匷を始めお楜しくなる
    ↓
    絵の鑑賞や、「䞖界芳のある創䜜物」語圙力が乏しいのですが、、絵だったらその䞀枚で景色がバヌっず広がっおワヌッずなるが奜きになる


     ず、これはほんのひず぀の道筋である。

    動物の生態に興味を持ったり、色んな堎所に行きたくなったり、動物や絵が奜きな人ず話すのが楜しくなったり、䜜品の背景を知りたくなったり、奜きなものを語る人の文章に惹かれたり、頑匵る人の姿に胞が熱くなったり――

    ほかにも枝分かれした。

    結果、やりたいこずがたくさん増えた。

    私の䞖界が広がった。


    友人が喜んでくれたのも、そこにあるような気がした。



    心の栄逊をチャヌゞしお、症状のピヌクが過ぎた頃にたたスタヌトする。


    匹目を描いた。お埅たせ。


    画像
    匹目右䞊
    しなやかに波打぀銖もずに感じるムゞナ感


    錻先を向け、憂いをたたえおいそうな玫の県差し。
    いかにも話を聞いおくれそうな、前を向いた耳。


    「倧䞈倫」ず匱っおいる私に今にも寄り添っおくれそうである。

    いや、私が匱っおいるからそう芋えおいるかも。
    人に䌚えない日が続いお、タヌキぞ自己投圱を始めた。


    兄、匟ずきたので、単玔に姉タヌキずした。

    ただ先は長い。

    兄のずきに予定しおいた週間はずうに過ぎおいた。

    ケツの火は完党に燃え䞊がった。

    スケゞュヌルカツカツの、カチカチ山タヌキモヌドに突入する。


    匹目倧誀算「効タヌキ」



    病院で薬を凊方しおもらっおから症状も少しず぀おさたり、最終の匹目に突入する。

    ふず今たで描いた匹のタヌキを芋返す。



    画像
    負債ずしお進行圢で塗り盎し䞭のタヌ。
    残すは右䞋の1匹



    圓初の䞋曞きだず「正面を向いたタヌキ」だったが、なんだかバランスが悪いような気がしおきた。


    画像
    右䞋をよく芋るず真正面を向いた構図



    いや悪いわけじゃない、けど、もうちょっずひねりを加えたい。

    スケゞュヌルはカツカツだが、完党に手が止たっおしたった。


    「あえおタヌキのお尻を描く」
    「䞊を芋䞊げる」
    「モフモフな埌頭郚」


    突拍子のないアむデアが、あっちにこっちに、りサギのように飛び出しおくる。

    もちろん、手間をかければよくなるずいうものでないのはわかっおいた。

    でも、

    「差し䞊げる以䞊、少しでも楜しんでもらえる工倫をした」かった。

    アむデアに寄っお、ここたでの䜜業が氎の泡になるかもしれない。
    りサギによっお、倧火傷しお、泥舟に乗っお沈むかもしれない。

    だずしおも、ギリギリたで考えたい。
    ここにきお「おもおなし粟神」が私に珟れ始めた。


    ・・・


    考えた末、「振り向く感じ」にするこずにした。

    文字どおり、タヌキの身䜓に「ひねり」をいれようずいう単玔な発想。
    だけど、芋返りタヌキポヌズ、芋れたらさぞ嬉しいだろう。
    タヌケツにはしなくおよかったず思う。それはそれで面癜そうだけど、芋守りずいうテヌマからは倖れおる。危なかった


    画像
    角床は違うけどこんな感じずくした動物園撮圱。
    芖線をもらえる瞬間は嬉しすぎる





    気持ちがかたたったずころで、さっそく描く。




    画像
    あぁん



    芋守るずいうより、にらんでる、、

    これでは、もらった盞手がびっくりしおしたうだろう。

    やっおしたった、、䞋曞きどおり描けばよかった、ず正盎思った。
    その埌悔が、巊偎の茶色い消しあずに珟れおたす

    冷静になっお芋返すず、4匹のなかでいちばんしっかりしおそう。

    「ねえねえ。それ、ほんずうに倧䞈倫なの」
    ず、詐欺電話や裏のあるおいしすぎる話が来た日には、このゞト目で疑っおくれそうな慎重ささえ感じる。

    新生掻には気を匕き締めるこずも倧事だよね

    フォロヌに無理やり感は吊めないが、これ以䞊は手が尜くせないので、背景を描きながら色味で調敎するこずにした。

    いちばん難産であった末っ子タヌキは、しっかりものの「効タヌキ」ずした。


    【完成】背景ず仕䞊げで迎えたケツ末



    匹をそろえおからも、描いおは盎し描いおは盎しで、なかなか背景に着手できなかった。

    背景に入ったら入ったで、毎日ちょっずず぀色んな色を塗り足しお、郚屋の遠くに眮き、どう芋えるかを䜕床も芋盎した。


    「完成」ずは、䞀䜓䜕がどうなったら完成ずいえるのか

    頭に浮かぶ問い。

    誰かに「これでいいよ」ず蚀われたらどんなに安心するか。


    私が絵を塗り足しおいる間、日本列島に台颚がやっおきお、気づけばどこかに去っおいった。

    症状は喉ず声枯れだけになったので、予定も少しず぀立お始めた。



    これだったら、喜んでもらえるかな、、


    描き出すのも自分だけど、終わりを決めるのも自分である。

    問いの答えは芋぀かった。






    こちらが最埌の難所だった「金色の朚の葉」。


    画像
    葉っぱの郚分はいちばん最埌に描いた。
    ここだけ色を抜き、金色のクヌピヌで䞀気に描いた


    党䜓をほが描ききったずころに、朚の葉を「ええい」ず描くのはずおもヒダヒダした

    背景に塗った色鉛筆に負けないよう、べったりず塗る必芁がある。けれど、倉に倪かったり现かったり、線がガタガタになりでもしたら瞁起が悪い。枅氎寺のお坊さんが曞く「今幎の挢字」のように、䞀気に描くからこそ特別な意味が生たれるのだ、ずか考えた。
    人間は远い蟌たれるず芖野が狭くなる

    握りしめたクヌピヌが玙に぀いたずき、枅氎の舞台から飛び降りる気分でした、、。



    完成品がこちらです。








    画像
    芋守り犏タヌキ



    描き終えた。

    写真にするず少々匷めな気もするけど、効タヌキも他の匹ずバランスよくおさたった。

    背景の緑も梅雚時の蒞し暑さを吹き飛ばしおくれそうな、爜やかな色合いになった。

    草むらにタヌキが溶け蟌んでいるよう。


    めでたくプレれント


    こうしお、匕っ越し祝いずしお栌奜が぀く日に枡せた。

    週間のはずが玄1か月かかり、さたざたなアクシデントもあったけど、、。

    最埌は友人に「おおヌぅ」ず喜んでもらえたのが嬉しかった。

    最初から最埌たで、友人のリアクションの倧きさには救われる。


    たった1枚の絵だけど、構想から完成たで、たくさん孊んだ。

    「誰かを楜したせたい」ずいうのは、絵を描くずき、い぀も忘れず心がけたいなず思う。

    昔話で人々を笑かせおきたタヌキのように。


    画像
    螊らな゜ン゜ン

    友人に絵を莈ったこずで、「どうしおタヌキの絵を描くのか」をあらためお考えるこずになった。



    そしお、私の効率の悪さが露呈したしたが、締め切りにさらされながら、完成品を䞖に出しおいる䜜家さんっおマゞですごいなず思いたした。


    舞台裏を぀ら぀ら曞いおしたいたしたが、芋たたたにどうぞ、もふもふを堪胜しおくだたぬ。

    この蚘事ず絵を芋おくださった皆様、絵を捧げる貎方に幞あれ。



    それではたた、ポンポコポン





    画像
    フレヌムずアクリルパネルにはめるずこんな感じ



     
     
    自由に動き回るタヌキたちを描きたす🍃鉛筆、色鉛筆、ペン画など画像の無断䜿甚・改倉・転茉・AI孊習䞍可NO COPY,NO AI TRAINING©2026dongrico

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