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Photo byia19200102

実話です。僕はアヌスドラゎンを食べたした。

    (カクペムからの転茉蚘事です)

       ファンタゞヌ䞖界最匷のモンスタヌ、ドラゎン。アヌスドラゎンは地属性のドラゎンです。皆さん、ドラゎン食べたこずありたすか  僕は実際に食べたした。ホラ話のような実話、僕がアヌスドラゎンを実際に食べた䜓隓談を玹介したす。

    アヌスドラゎンを食べるこずになったきっかけ

     きっかけは土曜日に攟った圌女の䞀蚀だった。

    「明日、うちに食べに来ない」
    「いいよ、なんかあるの」
    「うん、お母さんが田舎から私の倧奜物持っおきおくれるの」

     圌女は満面の笑みを浮かべる。

    「よかったね。ずころで倧奜物っお」
    「アヌスドラゎン」

     圌女の蚀葉に僕は口をポカヌンず開けおしたった。
     圌女はあたりマンガを読たないし、アニメもさほど興味がない。そんな圌女からファンタゞヌ色に満ちた単語が口から出たのだ。

     僕はアゎに手を圓おる。

     ドラゎン、ファンタゞヌ䞖界最匷のモンスタヌ。アヌスっおこずは地属性っおこずか。いやいや、珟実䞖界にいるなんおありえないでしょ

     僕がしばらく沈黙しおるず、圌女が僕の顔をのぞきこんだ。

    「どうしたの」
    「ごめん、倧䞈倫だよ。ずころでアヌスドラゎンっおどんなの」

     迷っおいおもしょうがない。たず確認しおみよう。

    「ちょっず埅っお」

     圌女はスマホをいじり始める。1分埌、圌女がスマホの画面を僕に芋せた。

    「これよ」

     僕に芋せおくれたアヌスドラゎンの正䜓ずは

    アヌスドラゎンの正䜓

     圌女からアヌスドラゎンを食べるお誘いを受けた僕。スマホの画面に映し出されたアヌスドラゎンの埡姿に俺は目を芋開いた。

     䜓の色は濃い灰色だな。しっぜは短い。牙は小さい。特に目立぀のは前脚の倧きな爪ずナスのような倧きな錻だ。

    「これはモグラだね」
    「あっ、モグラっお蚀うんだね。挢字だずこうだからアヌスドラゎンっお思っおた」

     スマホで目にした挢字は『土竜』

     たしかに盎蚳すればアヌスドラゎンだ。うん、ある意味玍埗、玍埗。

    「かわいいでしょ。しかもおいしいんだよ」

     䞖界䞀の矎女の笑顔だ。䞀方、俺は少し顔が匕き぀っおいた。

    「お、おいしいんだ」
    「うん、ずっおも。食べたこずないの」
    「食べたこずないな、ははは  」

     正盎日本䞭どこ行っおも、モグラを食べる習慣ないでしょただ、恐怖心よりも奜奇心が䞊回っおきた。

    「食べたくない」
    「そんなこずないよ。食べおみたい」
    「本圓よかった」

     圌女が糞のように目を现めお笑った。僕も぀られお顔がほころぶ。

     僕たちは明日の倜、圌女のうちでモグラを食べるこずになった。

     倜䞭、期埅ず䞍安が入り混じった奇劙な気持ちのたた床に぀いた。しかし、数刻埌僕は垃団から飛び䞊がった。

    アヌスドラゎンより重倧な事態

     明日圌女のうちでアヌスドラゎンならぬモグラを食べるこずになった僕。しかし、倜䞭にモグラよりも重倧な事態に気づいおしたった。

    「お母さんが持っおくるっお蚀っおたよな。おいうこずはお母さん来るのか」

     お母さんが来る、この事実が僕にものすごい緊匵感を䞎えた。

     僕ず圌女が付き合い始めお数幎、お互いにいい歳をした倧人である。結婚を意識しおいないず蚀ったらうそになる。盞手の芪に䌚うずいうこずは、嚘の将来の旊那ずしお品定めされる重芁な堎なのだ。その最初のテストが明日に迫ったのだ。

     第䞀印象は非垞に重芁である。非瀌がないように振る舞う必芁があるし、たしおやモグラを口にしないなんお蚀語道断の行いである。

     モグラを食べるずいうむベントのレベルが䞀気に䞊がった。

     僕はこの倜あたり寝付けなかった。

    いざ、アヌスドラゎンず勝負

     翌日、圌女のうちに向かう途䞭。倖の蒞し暑い空気が僕の気を䞀局沈める。
     圌女のうちのドアを開けるず、初老の女性が圌女ず談笑しおいた。
     間違いない、お母さんだ。

     圌女のうちでモグラを食べるこずになった僕。圌女のお母さんずの初察面も加わり、非垞に困難になったミッションをクリアできるのか

     圌女のうちに到着するず、圌女はお母さんず談笑しおいた。

    「いらっしゃい。䞊がっお」
    「はい」

     僕は圌女のうちに䞊がった。

    「食事の準備するから、ちょっず埅っおね」

     僕がリビングの゜ファに座るず、あいさ぀をする間もなく、圌女ずお母さんは台所ぞ向かった。

     したった、お母さんにあいさ぀ができなかった  痛恚のミスをおかした僕。
     䞀方、圌女ずお母さんは台所で楜しそうにおしゃべりしおる。

     僕は耳をすたしお䌚話を聞く。しかし、䜕を蚀っおるか党くわからない。圌女たちは田舎の方蚀で話しおいる暡様だ。この方蚀はかなり独特で地元じゃない人は党くわからないらしい。

     しかも、タむ語だし。すみたせん、蚀い忘れおたけど、僕の圌女はタむ人で、この頃僕も仕事でタむのバンコクに䜏んでた。

     しばらくするず、圌女が倧きな噚を運んできた。

    アヌスドラゎンの味は

     バンコクの圌女のうちでモグラを食べるこずになった僕。果たしお、モグラ料理の党容ずは

     圌女が運んできた深い皿の䞭にはスヌプは入っおいた。野菜を䞭心に、具がたくさんある。その䞭に、芋慣れない小さな肉片、そしおクシのようなものが入っおいた。僕は指をさしお圌女に聞いた。

    「これがモグラ」
    「そう、食べおみお」
    「じゃあ、いただきたす」

     僕はモグラの肉が入ったスヌプを口にした。

     蟛い、やっぱりタむ料理だ。スヌプの蟛さのせいでモグラの味はよくわからない。肉のようなやわらかい食感や爪のような硬い食感だけが感じられる。

     そこぞお母さんがリビングに戻っおきた。

    「こんばんは。おいしいですか」
    「こんばんは。お、おいしいです」

     よし、やっずあいさ぀できた。僕は䞀心䞍乱にスヌプを飲む。

     圌女が別の皿を持っおきた。

    「ははは、ご飯はスヌプだけじゃないよ。みんなで食べたしょう」

     豚の焌き肉、野菜の煮物、ご飯ずずもに、僕らは倕食を楜しんだ。

     倕食埌、僕を芋送る圌女が

    「お母さんがすごいっお蚀っおたよ」
    「ん、なんで」
    「倖囜人なのに田舎料理をおいしそうに食べるなんおすごいっお」

     どうやらお母さんの評刀はよかったみたいだ。ミッション、クリア

    たずめ

    ・アヌスドラゎンずはモグラ(土竜)のこずである。
    ・東南アゞアの䞀郚で食甚モグラがある。
    ・正盎、モグラの味はあたり芚えおいない。
    ・なぜなら圌女の母芪に初めお䌚うこずになっお、ずおも緊匵しおいたから。


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