メインコンテンツへスキップ
見出し画像

妻が遺した〝感謝〟の言葉が、僕の感情を決壊させた。

    あなたなら、どう答えますか?

    「お別れビデオを通して、何をいちばん伝えたいですか?」

    ここでの「お別れビデオ」とは葬儀などでかける映像のことです。今年5月、終活協議会が行なった調査によると「感謝」という回答が最も多かったようです。

    画像
    一般社団法人 終活協議会/想いコーポレーション

    その割合、実に83%!

    感謝の気持ちを形にしておく。それがどれだけ大事なことか、僕は身を以て知っています。

    画像

    2018年、僕の妻はがんで亡くなりました。49歳でした。最後の何日かは意識が朦朧としていて、そのまま息を引き取りました。

    言葉はほとんど、交わせなかったんです。

    そんなお別れだったので、縋り付くように遺品整理を行いました。どこかに妻が言葉を残しているかもしれないと思ったからです。

    そしたら……、

    あったんです。

    家族それぞれに宛てたノートが。
    さらに、PCの中には日記のデータが。

    僕宛てのノートには一言だけ、ページを埋め尽くすほど大きな字で、こう書いてありました。

    「愛してくれて、ありがとう」

    言葉の意味は、日記を読んでわかりました。それは妊娠中に書かれたものでした。

    妻はもともとクローン病という消化器系の難病を患っていました。加えて、三十半ばまで仕事漬けだったため、長らく結婚も出産もあきらめていたようなんです。

    だからこそ、ママにしてくれて「ありがとう」と。

    瞬間、感情が決壊しました。

    当時の僕は目の前のタスクをこなすのに精一杯で、泣きたくてもうまく泣けないという状態だったのですが、妻の言葉によって滝のごとく涙が溢れてきたんです。

    想いを形に残しておくことが、感謝の気持ちを見える化しておくことが、どれだけ大事なことか。

    辛いとき、悲しいとき、頑張りたいとき、妻との思い出に浸りたいとき、僕はノートを開きます。そして、泣きます。

    遺してくれたあの一言は、僕にとって〝心のレガシー〟です。こちらこそ、ありがとう。

    画像

    このときの体験は、僕がnoteを始めるきっかけの一つになりました。

    そして今、終活ムービーの事業(れが・しおん)を立ち上げたことにもつながっています。

    家族への感謝を〝映像〟に残しておく。
    僕が培ってきたノウハウで最大限に伝える。

    ほとんどの人にとって、必要性を実感しにくいサービスではあるのですが、その意識・常識を少しでも変えていけたらと考えています。もしも、この記事を読んで「心が動いた」という方がいたなら嬉しいです。

    あなたなら、家族にどんな感謝を伝えたいですか?

     
     
     
    文章・映像・人生の「伝え方」と「残し方」を仕事にしています┃主な番組『報道ステーション』┃亡き妻への後悔から『終活ムービーれが・しおん』開始┃僕の終活ムービーは家族にあなたらしさを伝え、残すものです┃https://legashion.net/