10年前の自分のEDMミックスに感じたムーヴとエモさ
最近は自分の音楽活動はTwitchでの配信とAIドリヴンなトラックメイキングにへと移し、2026年から本格化させています。
本業の仕事のフルAI化(Claude Codeドリヴン)に集中してるので、片手間ではありますが、どちらも新しい試みで楽しいですね。
AIドリヴンなトラックメイキングは、今は「ソングメイキング」いう領域になってしまってますが、私の今のメインジャンルであるMelodic TechnoやTech Trance、Hard Technoへのメインモチーフ・マテリアルに転化するスキームを見いだせたら本格化できそうです。
興味持ってくださる方は私のSoundCloudをフォローいただけると嬉しいです。
今回の記事は、最近の活動とは真逆の「10年前のEDMのミックス」についてです。
2010年代、私はEDMブームに乗ってBigroom House、Prgoressive House、Electro Houseをプレイしていました(この頃のPrgoressive House、Electro Houseは今とだいぶ定義が違いますね)。
日本ではショート動画SNS(TikTokとか)を見ると、今でも当時のEDMをやってる人がまあまあいますが、私の当時のMixcloud(2015年8月のBigroom Houseミックス)が、11年近く経った今でもグローバルチャートMashup13位に残ってました(「え、まだいるの?笑」って感じですけどw)
今の自分からすると、メインで触っている音楽はだいぶ変わりました。
Melodic Techno、Progressive、Afro House、Hard Groove、Tech Trance…。
空気感も、重心も、物語の作り方も、あの頃とはかなり違います。
でも、だからこそ新鮮で気づきがあり、面白かったんです。
当時の私は、ただ「流行っているEDMをかけていた」わけではなかったんだな、と。
EditやMashupがDJであり熱量を高めた
実際にセットを見返してみると、かなりEditやMashup、Acapellaを使っていて、ただ曲を順番に並べるというより、
「どうやってこの場の熱量を一段上げるか」
「どうやって既存の強い素材を自分の流れに変えるか」
を考えていた形跡が見られたんですよね。
当時意識は全くなかったけど「音の文脈を編集する」ことを考えていたんだと思います。
あの時代のBigroom HouseやFestival EDMって、とにかくわかりやすく強かったんです。
派手で、大きくて、アガる。
メインステージで一気に空気を持っていく力があって、フロアの体温を瞬時に上げる機能がありました。
その一方で、強い曲ばかりだからこそ、何も考えずに並べると全部同じに聴こえてしまう危うさもありました。
だから私は、Acapellaを差し込んだり、Editでフックを強くしたりして、「ただ強い」ではなく「ちゃんと届く強さ」にしたかったんでしょうね。
それが当時のグローバルDJは当たり前だったから、私もそうしてたわけですが、多分私は昔から素材そのものより「それをどう使うか」の方に興味があったのだと思います。
もちろん、今の感覚で振り返ると、あの頃のEDMには「時代の勢い」がありました。
少し雑でも成立する、というと言い方は悪いかもしれませんが、それも含めて時代のエネルギーだったと思います。
Hardwell、Dannic、Dyro、R3hab、MOTi、Firebeatz…あのあたりの空気を浴びながら、「どう鳴らせば一番機能するか」を考えることに夢中でした。
今回あらためて感じたのは、「昔は昔、今は今」で完全に切れているわけではない、ということでした。
私は最近、「過去の記号をそのまま借りて、オリジナルです!」みたいに出す表現に違和感を持つことが多いです。
ノスタルジーそのものが悪いわけではなくて、そこにちゃんと自分の手つきや、今やる意味があるかどうかが気になるんですよね。
その意味で言うと、この10年前のミックスは、自分で言うのも何ですが、ちゃんと「自分の手作業」が入っていた。
流行のど真ん中にあった素材を、そのまま出すのではなく、少しでも自分の文法に変えようとしていた。
そこが見えたのは、なんだかちょっと嬉しかったです。
AIを使っても自分次第で熱量が発生する
そして不思議なのは、今やっているAIドリヴンなトラックメイキングにも、わりと同じ感覚が流れていることです。
AIで出てくる素材って、そのままだと「それっぽい曲」で終わることも多い。
でも、そこから何を抜いて、何を残して、どう自分の流れに変えるか。
どうやって自分の世界観やジャンル文脈に接続するか。
そこまでやって初めて、自分の表現になるわけです。
そう考えると、2015年にBigroom HouseをEditやMashupで組んでいた自分も、2026年にAIドリヴンで曲を作っていることは、本質的にあまり変わっていないのかもしれません。
時代の空気を読むこと。
強い素材を見抜くこと。
それをそのまま消費せず、自分の流れに変えること。
そして、聴いた人やフロアにどう届くかまで考えること。
私は今はもう「あの頃のEDM」をプレイすることはまずありませんし、昔に戻すというムーヴはしたがらないタイプですが、ふとそんな発見ができたのは良かったですね。
おまけ
Twitch配信の現在進行系のMIX(Melodic Techno、Tech/Bass House、MainstageTechno、Tech Trance、Afro Houseなど)はこちらのmixcloudにアップしています。興味ある人はチェックしてみてください。
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