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幸せが分かった ⑫「幸せ」を感じるために必要だったこと

    夫が亡くなるまで、私はとても恵まれた環境にいて「幸せ」って思っていました。

    でも、今感じている「幸せ」と比べると、あの頃は本当には幸せを感じていなかったと思います。

    なぜ、今そんなにも「幸せ」を感じているのか…… 何があの時と違うのでしょうか?

    夫が亡くなった後、私はどん底まで落ち込み、一時は死にたいとすら思っていました。しかし、そこまで落ち込んだからこそ、「やっぱり生きよう」と思う力が湧いてきました。そして、その「生きよう」と思う気持ちは、夫への愛そのものでした。夫が遺してくれた愛された命を、最後まで全うしたい、と。

    それまでの私は、人に頼り切って、自分で選択して責任を取る生き方をしていませんでした。だから、どう生きればいいのかわかりませんでした。

    マンションを買って、残りの遺産を蓄えておいて、今まで通り働く・・・・そういう「安全な」生き方もあったと思います。もしそうしていても、いろんなことを乗り越えて、成長できたかもしれません。

    でも、私は、「冒険しよう!」と思って、「安全」な生き方から飛び出しました。どうせならやりたいことをやり尽くそうと。

    広い世界に出て、いろんなものを見て、その場その場で自分で選択し、その結果は甘んじて受ける。
    そうしていくうちに、いろんなことがぜんぜん(ぜんぜんは言い過ぎかな、あんまりかな)怖くなくなってきました。

    ピンチのときには「何くそ!私はあんな大男にだって勝ったんだぞ!」とか、自信を無くしたときには、
    「あの女の子が私のこと褒めてくれたもん!」と、自分の奮闘や励ましてくれた人の言葉を思い出しながら、
    「あ、そうだ。自分のこと応援するんだった。フレーフレー私!」
    と自分を応援し続けました。
    そうやって、1つ1つ乗り越えてきた経験こそが、私に本当の自信をつけてくれたのだと思っています。

    「幸せ」は昔の私が思っていたような、
    「優しい夫がいて、居心地のいい家があって、犬を飼ってて、お金に困らなくて・・・・」
    って、そんな「条件」から感じるものではないのだと思います。
    どれだけ条件が揃っていても、本当の自信がなければ、心の底から幸せを感じることはできないのだとわかりました。

    私にとって「幸せ」とは、安全な場所から一歩踏み出し、怖くても自分で決めて「えいっ!」とやってみること。そうやって成長し、自分を信頼できるようになる「状態」そのものです。

    これが、私が辿り着いた「幸せ」です。

    今でも落ち込んだり、不安になったり、時には悲しくて泣いたり・・・してます。でも、私は間違いなく幸せです。なぜなら、どんなことがあっても、自分がまた自分の足で立ち上がれることを知っているから、また笑うことができることを知っているからです。

    ※写真はよくみないとわからないんですが、私が見た蜂。これを見ながら恍惚としていました。


     
     

    An

     
     
    死別。海外移住。タイミー。50代。DIY。古民家。占星術。普通の1日もじーっと見てると面白い。