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番外編(第12.5話)『生まれきてくれて、ありがとう』

    〜ひとりじゃない〜

    夫と出会ってから20年以上になりますが、
    夫から言われた言葉の中で、
    1番嬉しかったのが、これでした。
    「生まれてきてくれて、ありがとう」
    私事ですが、幼い頃から家庭環境に恵まれず、
    親の愛も知らず、経済的困窮と、度重なる転校で、
    いつもさみしい思いを抱えて育ちました。
    大人になってからも、
    がむしゃらに仕事をして
    ようやく人並みに暮らせるかと思った頃、
    難病を発症。一生治らないとお医者さんに言われました。

    そんな私の、その苦しい経験が、
    完璧に伏線回収された瞬間でした。

    山へ移住する前に、難病を克服できたのも、
    夫がいてくれたからだと思っています。
    今回は、物語の途中に置いておきたかった、
    番外編のような一話です。

    これまでも、先の見えない不安の中で、
    私たちは何度も立ち止まりました。

    それでも、ひとりぼっちにはしない。
    ふたりなら、何とかなる形を探していける。
    今日を少しでも笑って終えられるようにしたい。

    それがあの日、
    私があらためて決めたことでした。

    「生まれてきてくれて、ありがとう」
    「出会ってくれて、ありがとう」
    その言葉をもらった私が、
    今度は夫に返していきたい。
    まだまだ大変なことは続くけれど、
    私たちなりの形で、これからも進んでいきます。

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    #創作大賞2026
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    #夫婦漫画
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    夫の病気と右脚切断をきっかけに、夫婦のこれからを漫画に残し始めました。 山暮らし、リハビリ、笑える日々、まだ諦めていない夢のこと。 でこぼこ夫婦で、人生を立て直し中の実話です。

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