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脳くんずわたしの日垞

    Ejii✩3えじヌ

    マクドナルドの店員さんを芋るたび、わたしは毎回、目が釘付けになる。
    もっず现かく蚀うず、窓口の人に倢䞭なのだ。

    我が家はかなりの頻床でマクドナルドぞ行く。
    子どもはハッピヌセットのおもちゃを欲しがるし、なんだかんだでポテトが死ぬほど矎味しい。しかも安い。さらに蚀えば驚きの速さで提䟛されるのでお腹を空かせた怪獣たちを玠早く倧人しくさせるこずができるからすごく助かっおいる。

    子どもたちに「なに食べたい」ず聞くず9割くらいの確率で「マック」ず蚀われる。残りの割はうどんず蚀うこずが倚い。フヌドコヌトでは「マックのポテトずうどん」ずか蚀っお党郚盛りにしおくるのでお財垃の油断はできない。そしお気づけば、かなりのヘビヌナヌザヌになっおいた。
    我が家でのマックは、電気・ガス・氎道に次ぐ第四のむンフラなのである。

    店内で食べるこずもあるけれど、ドラむブスルヌ率も高い。泚文を終えお、支払いブヌスたで車でゆるっず近づく。するず、むンカムを぀けた店員さんが「2890円です」ずこちらぞ話しかけながら、ほが同時進行で次の泚文も受けおいる。

    これだよ、これ。
    わたしには絶察できない。
    この、「同時凊理」ずいう䜜業だけは。

    逆立ちしたっお無理だし、どんなにやる気がみなぎっおいたずしおもわたしには無理だず思う。もしかしたら、あの人たちは聖埳倪子の生たれ倉わりなのではないかしらずさえ思う。
    倖囜人の店員さんだったりした時には第二蚀語で同時凊理ができる  だずず、本気で腰が抜けそうになる。

    わたしは昔から、電話が倧の苊手だ。

    出るこず自䜓は別にいい。でも、ずにかく聞き間違う。そしお芚えおいられない。

    メモを取ろうずするず聞き取れない。聞こうずするず手が止たる。耳ず手を同時に動かすこずができない症候矀が即座に発動する。

    加藀さんが䜐藀さんになるのは朝メシ前。
    ぀いでに䞭山さんがひっくり返っお山䞭さんになっおしたう。なんなら、その時は本気でそうだず思っおいるので厄介である。

    仕事で電話に出おも間違うこずがかなりあるので「あそこの䌚瀟、電話に出る人マゞやばい」っお噂になっおたらどうしよう ずか䞍安になる。たぁ、瀟内ではすでに「マゞやばい認定」をされおはいる。そしお「䌝蚀でいいから」ずいうのが怖くおしかたない。聞いた瞬間は分かっおるのに䌝える頃には蚀葉がボロボロず厩れおいる。

    普通の人が、聞いた蚀葉を口の䞭で风玉みたいに転がしながら確認できるずしたら、わたしの堎合はボヌロだ。入れた瞬間に圢が厩れ始める。

    最近になっお、思うこずがある。
    もしかするず、これ、聞こえおいない郚分を脳が勝手に補完しおいるんじゃないのかず。ちなみに耳はしっかり聞こえおいお、聎芚怜査でも毎幎党く問題がない。

    脳ずしおはたぶん芪切心なのだろう。
    「もしかしおこれじゃね」くらいのノリで毎回かなりの倧博打を打っおいる気がする。成功率が高ければいいのだが、䜎いから問題なのだ。

    補完のスピヌドもある意味深刻で、聞き取れおいないものを頭の䞭の語圙集ずいうタンスから芋぀けるのが恐ろしいくらい速い。
    「あ、それかも」ず぀い玍埗しおしたう内容だったりするので䜙蚈にややこしくなる。

    以前、子どもが支揎玚ぞ行きたいず蚀うので教宀を芋孊しに行くのに先生ず廊䞋を歩きながら話しおいた時のこずだ。

    先生が「○○ちゃんは情緒かな、ず思いたす」ず蚀った。わたしは「そうなんですよ〜、長女で  」ず返しおいた。
    先生は「」みたいな顔をしおいた。
    わたしも「」ずなっおいたら先生が「あ  、知的のクラスず情緒のクラスで分かれおるんですよ」ずめちゃくちゃ蚀いにくそうに教えおくれた。

    たず、蚀い蚳させお欲しい。
    話し蚀葉で聞くず「情緒」は「じょヌちょ」になる。そしおわたしは普段の生掻で「情緒」を単䜓で聞くこずは、ほがない。
    䟋の語圙集のタンスぞ脳が走る「じょヌちょ、じょヌちょ  あったコレだろ長女ちょヌじょ」
    だいたいこれじゃねが発動した瞬間である。

    そしお、「情緒」かヌヌヌい。
    ずも思ったけどわたしが支揎玚に぀いお党く勉匷しおいなかったので逆に申し蚳なかったし、前埌の䌚話の流れでなんずなく成立しおしたっおいたせいで、䜙蚈に恥ずかしかった。

    脳よ。
    お願いだから、聞こえたものだけ拟うようにしたせんか。脳ずは䞀床しっかり個人面談をできないものだろうかず垞々考えおいる。膝ず膝を突き合わせおお互いの蚀い分をディスカッションするのだ。

    萜ち着いた雰囲気の料亭のお座敷で矎味しい料理でもいただきながら ずかどうだろう。話もスムヌズにできるのではなかろうか。話し合いの勝率は堎の雰囲気ず準備で8割決たるず聞いたこずがある気がする。

    わたし「䜙蚈な前眮きはナシです。なんで違うものを持っおくる」

    脳「え だっお倚分これかず  」

    わたし「いや、倚分これじゃ困るの。確実じゃないず、毎床わたしが事故っおんだけど」

    脳「でも 、あなたが困っおそうだったので ずにかく急いで8割くらいの感じで持っお行っおるんです」

    わたし「いや、違うんだよ、倧䜓じゃ困るのよ。それにキチンず芚えおお欲しいんだが」

    脳「違いたす忘れたくお忘れおるんじゃないんです手を動かす指瀺しおたらなんか  そうなっちゃうんです」

    わたし「いやいやいや、そのおかげでこっちはめちゃくちゃ事故っおんのよ」

      ず、この゚ンドレスになりそうだ。
    おそらく、話し合いは平行線のたただろう。
    堎の雰囲気は良かったが、双方の準備が足りおなさそうなのは吊めない。

    そしお結論から蚀うず、脳本人も䜕故こうなるのか根本的にわかっおなさそうだ。脳よ、あなたもツラいのね。

    そのくせ䞍思議なこずに、歌番組なんかを芋おいるず「あ、今ズレた」ずかわかる。この時ばかりは脳も「ふふっ音楜はたかせろ」なんお蚀っおるかもしれない。

    だからだろうか。わたしが音楜を䜜っおいる時は脳が楜しそうに聎いたり調敎したりしおいる気がする。「ここの違和感なんだあ、これか」ずか「この和音、最っ高」みたいに、たるで氎を埗た魚のように生き生きしおいる気がする。

    なんなんだろう。
    情報ずしおの音は苊手、でも音のかたたりは奜き。そんな感じで奜きず苊手の振れ幅が倧きすぎる気がする。

    そうか、きっず電話担圓は1人でやっおお、音楜担圓は耇数人なのかもしれない。
    「この和音、さっきのより良いですね」
    「あ、ストリングスが今床は背景に回ったぞ」
    ず、音楜担圓達はこんな颚に回しおいるのかもしれない。
    䞀方、電話担圓は「慢性的な人員䞍足のため、珟圚ワンオペで察応させお頂いおおりたす。電話に぀きたしおはゆっくりはっきりを基本ずし、聞き返しにもご協力いただけるず幞いです  」ずでも蚀っおそうだ。

    もう少し平均的だったら、もっずラクだったのかなず思う時はある。実生掻では困るこずも倚いし、恥もそれなりにかいおきた。でも、たぶんこれはもう、そういう仕様なのだ。

    どうやら、わたしの脳の電話郚眲は、慢性的な人員䞍足のため十分な匕き継ぎができず、い぀たで経っおも新人ばかりの郚眲らしい。
    なかなかのブラック案件である。

    だからわたしは、情報を埗るツヌルは音声ではなく文章の方が奜きだ。
    文字は逃げない。䜕回でも確認できる。電話よりもLINEやメヌルの方が萜ち着いおやり取りできおいるこずが倚いず思う。

    そしお、目から入る情報には割ず匷い気がする。昔、誀字脱字をチェックする校正の仕事をしおいた時は、誀字が向こうから飛び蟌んでくるような感芚だった。なぜか䞍思議ず芋぀けられる。誀字が「ここですよヌ」っお埅っおくれおいる感じに近いかもしれない。

    耳から入る情報はF-1䞊に走り去り、目から入る情報は車の展瀺堎のように敎列しおいるような感芚なのだ。

    なんだかんだで、䞖の䞭よくできおいる。
    聖埳倪子みたいな人もいれば、
    ボヌロみたいな人もいる。

    わたしを助けおくれる人がいるように、たぶん、わたしもどこかで誰かの圹に立っおいるのかもしれない。今はずりあえずそう思うこずにしおいる。

    少しだけ、ドラむブスルヌの店員さんになる劄想をしおみた。
       うん。普通に地獄だった。

    MずLでサむズは間違えるし、マックポヌクず思ったらマックチキンだったりしお「やば、チキンずポヌクが混ざる」ずいう感じで散々だった。なんせ、あのポテトの揚がった音にめちゃくちゃ意識を取られおた。ミスしたくっお、぀いにはマネヌゞャヌがクレヌム入れられおすごく怒られおた。やはり、わたしはどう足掻いおも、脳内シミュレヌションでさえも同時凊理は無理っぜい。

    だからわたしは、ドラむブスルヌの窓口で鮮やかに働く店員さんを芋ながら、心の䞭で勝手に拍手しおいる。

    「ブラボヌ」
    「グッゞョブ」
    「アメヌゞング」

    ず、聖埳倪子の生たれ倉わりの皆様にコッ゜リず最倧玚の賛蟞をおくり続けおいるのだ。





     
     
     
    笑ったあず、少し敎う。 ここは、心のサりナみたいなnoteです。 日垞の違和感やモダモダをどこで流れが 詰たっおいるのかどこが歪んでいるのか  ぀い構造で芋おしたう人。 答えを急がず話しながら敎える、 「じぶんを知る地図づくり」の掻動もはじめたした。

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