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【詩】黒の残響

    冷たい指先で触れた過去
    黒いインクが滲むように
    記憶からじわり漏れ出す
    あの日ぼくが殺した夢が
    まだ静かに息をしている

    硝子越しに見る自分の影
    歪んだ顔が口角を上げて
    逃さないと脳内に囁く声
    錆びた鎖が鼓動を咥える
    懸命に抗っても同じ場所

    黒歴史は決して拭えない
    現在進行形より鮮やかに
    脳内に飛び散る黒の火花
    だけどそれがぼくである
    硝子の向こうで踠く輪郭

    時間を味方につけるしか
    闇を飼いならせやしない
    ぼくを丸ごと抱きしめて
    発し続ける衝撃を喰らう
    全身を駆け巡る黒の残響


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