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【詩】地獄行きの電車

    気怠い朝
    電車で隣に座った人の
    スマホを持つ腕の肘が俺の脇腹を刺す
    肘にナイフが付いていて
    人知れず意識を失っていく
    みんなスマホを見ていて気づかないうちに
    暗殺される
    の妄想

    それどころではない
    立っている老人が転びそうに傾いたのを
    サラリーマン風の男は避けて助けなかった
    モヒカン頭の強面の男が老人を支えて助けた
    立ち上がる気力の無さに死んだふりをした俺が
    この殺伐とした中の希望を台無しにする
    俺を肘で刺した奴が立ち上がり老人を座らせ
    再び希望が生まれた

    俺は暗殺されて然るべきだったのだ
    死んだふりの罰で地獄行きとなった
    電車は時刻通りに走っている
    地獄へのカウントダウン
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