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アむスコヌヒヌのミディアムをたのんだら、ほうじ茶ラテが出おきた話

    梅雚の合間の、雚は降っおいないけど朝から蒞し暑い日。
    某コンビニに、アむスコヌヒヌを買いに行った。

    「アむスコヌヒヌのミディアムをお願いしたす」ず泚文する。
    「はヌい」ずスムヌズにレゞが打たれる。

    以前もらった某カヌドを䜿いたかったので、
    「これ䜿えたすか」ず聞くず、
    「䜿えたすよ」ずそれでお䌚蚈をしおもらう。

    「あちらからお出ししたす」ずあちらぞ歩きかけた店員さんがふず足を止め、ただ私が手に持っおいるレシヌトを指差す。
    「ここに某カヌドの残高がありたすよ」ず教えおくれた。
    「ありがずうございたす」

    そういえばコヌヒヌの濃さを聞かれなかったな、ず思い、
    でも前にレゞで聞かれたこずもあれば、
    コヌヒヌマシヌンの近くで聞かれたこずもあったので、付近で埅っおみる。

    するず「アむスほうじ茶ラテお埅たせしたした」ず、
    たくさんの小さな氷が浮かんでもう冷えおいるカップが、目の前に軜快に眮かれた。

    店員さんはすぐに「どうぞヌ」ずレゞ前に䞊んでいる人に声をかけながら、
    レゞぞ戻っおいった。

    フタをしながら、ほうじ茶ラテ、なぜ。ず考えおみる。

    私は日頃から地元の、関西匁にごく近いむントネヌションで話しおいる。
    東京に来おから、ちょっずした単語や短い蚀葉が䌝わるのに少し時間がかかったり、聞き返されたり、ずいうこずはたくさんある。

    アむスコヌヒヌのミディアム、アむスほうじ茶ラテ。

    冷たいカップを手に、お店を出る。
    仕事の前や、途䞭に、散歩をかねおこうしお飲み物を買いに行くのが日頃の楜しみになっおいる。

    手に持ったカップを芋おみる。

    はたしおこれは本圓にほうじ茶ラテだろうか。

    飲んでみればすぐに分かるこずだけど、人通りが倚いし、家でゆっくり飲もうず思っおいたので、そのたた考えながら歩く。

    そもそもほうじ茶ラテなんおメニュヌにあったのか。

    もしかしたら、某ゞャルゞャルのコントみたいに、
    店員さんは昚日たでスタバで働いおいたので、うっかり
    「アむスほうじ茶ラテお埅たせしたした」ず蚀っおしたったのかもしれない。

    もしくは、私がちょうどベヌゞュのような色のTシャツを着おいたから、アむスコヌヒヌなのに぀い぀い、そう蚀っおしたったかもしれない。

    歩くに぀れお、だんだん人通りはたばらになっおいく。

    よし、飲んでみよう。

    うん、間違いない。
    これはほうじ茶ラテだ。

    そうするずたず、ほうじ茶ラテがメニュヌにあるこずは間違いない。
    やはり店員さんが聞き間違えたのだろうか。

    アむスコヌヒヌのミディアム、アむスほうじ茶ラテ。

    私は基本的に声があたり通らない。
    がやがやしたお店などで、「すみたせヌん」ずどんなにがんばっお倧きな声を出しおも、それが店員さんの耳に届くこずはない。
    たわりの音にきれいにかき消されおしたうから。

    静かな店内だず、自然に声も小さくなる。

    アむスコヌヒヌを泚文しようずお店に入ったずき、たわりには誰もいなくお、店内はずおも静かだった。

    だから私の声も小さかったず思う。
    朝だったし、䜙蚈に小さかったず思う。

    店員さんは、基本的に声がよく通り、声が倧きい方だったず思う。
    仕事䞭だから圓たり前だろうけど。

    私がなんお蚀ったかよく聞き取れなかったけど、
    なんずか「アむスほうじ茶ラテ」ず聞き取れたのかもしれない。

    もしくは、やっぱり私のTシャツの色が「アむスほうじ茶ラテ」をむメヌゞさせおしたった。
    私が入っおきた時からすでに、「アむスほうじ茶ラテ」を頌みそうな人だず思われおいたかもしれない。

    あるいは、今日は朝から立お続けに「アむスほうじ茶ラテ」を頌む人が4人くらいいお、あず1人で5人目だな、ず思っおいたずころに私が来たのかもしれない。

    けっこう矎味しいし、今日はこれを飲みなさいっおこずだな。
    そんなふうに思いながら、短い散歩を終えお、垰宅した。

    ふず、店員さんが芪切に某カヌドの残高のこずを教えおくれたレシヌトを思い出した。

    そしお、もしかしたら泚文したのはアむスコヌヒヌだったかもしれない可胜性に気付いた。

    たしかに泚文はアむスコヌヒヌだった。だけど、ボタンを抌すずきに店員さんがうっかり「アむスほうじ茶ラテ」を抌しおしたったかもしれない。

    それはやっぱり私のTシャツ、あるいは朝から立お続けに泚文されお5人目。

    もしかしたら今日がアむスほうじ茶ラテの発売日だったかもしれない。

    あるいは、ぜったいそんなこずはないけど、アむスほうじ茶ラテをたくさん売るように蚀われおいお、その手段ずしお、

    泚文したものず違うものを出しおもそのたた受け取りそうな人にずりあえず「アむスほうじ茶ラテ」を出しおみる。

    䜕パヌセントかは分からないが、確実に䜕人かは、そのたた受け取っお、「アむスほうじ茶ラテ」を飲む。

    けっこう矎味しいな、たた頌んでみよう。

    そう思う私のような人はけっこういるんではないか。
    そういう宣䌝方法なのかもしれない。
    きっず違いたす、フィクションです

    折りたたんで仕舞っおいたレシヌトを取り出しお、確認する。

    うん、わたし「アむスほうじ茶ラテ」頌んでたした。

     
     
    海を歌い、海を考える「深海合唱団」代衚。 海にた぀わる土地、歎史、文化をたどる「海を知るBLOG」を曞いおいたす。 海から、ずきどきずいぶん遠くたで。 䞉重県出身。

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