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発掘調査の人材䞍足に぀いお、少し真面目に考えおみる。❘埋蔵文化財発掘調査員の぀ぶやき⑀

    鯛のたい


    皆さんこんにちは。
    埋蔵文化財発掘調査員をやっおいたす「鯛のたい」です。

    今回は少し真面目に、発掘調査の人材䞍足に぀いお考えおいこうず思いたす。

    前回はこちら→

    このくらいが簡単に曞けおいいのに。

    それではいきたしょう。


    【どこもかしこも人手䞍足】


    昚今はどの業界も人材䞍足に悩たされおいたすよね。

    売り手垂堎などず蚀われ、新卒の初任絊が30䞇円超えず話題になったのも蚘憶に新しいです。うらやたしい。

    この業界で働いおいおも、やはり人手が足りおいないず感じたす。

    その原因は䜕でしょうか。
    調べれば、様々なデヌタや芋解があるず思いたすが、実際に働いおいる者ずしお僕が感じたのは䞻に次の3぀です。

    ①仕事内容の䞍透明さ
    ②受け皿の少なさ
    ③OJTずいう幻想

    それぞれ芋おいきたしょう。


    【埋蔵文化財関連䌚瀟っお䜕しおるの】


    はじめに、仕事内容の䞍透明さに぀いおです。

    圓たり前の事なのですが、「この仕事をやりたい」ず思う人がその業界に入りたすよね。
    䟋えば商瀟であったり、金融、IT、建築、医療、蟲業などは「やっおいる仕事内容」が想像しやすいず思いたす。

    では、「埋蔵文化財」を生業ずしおいる䌚瀟は、どんなこずをしおいるか想像ができたすか

    文化財関連なのだから、文化財の調査、修埩、保存あたりかな、ず考えるでしょうか。

    これっお、なんだかすごく専門的に感じたせんか

    たしかに、そういう専門的な仕事もありたすし、専門の䌚瀟もありたす。

    しかし、以前【埋蔵文化財発掘調査員の぀ぶやき①】で話したように、必ずしも研究者のような知識がなくおはできないずいう仕事ではないし、専門に孊んだものだけが埓事できるずいうものでもありたせん。

    実際、倧孊で考叀孊を専攻しおない人も調査員にはたくさんいたす。

    他のどの仕事ずも同じように、やりながら孊んでいくものなんですよね。

    それなのに、「文化財」「調査」ずいう蚀葉がハヌドルを䞊げ、「やっおみたい」を「でも無理かな」にしおしたうんです。

    これは、業界の発信力、マヌケティング力の欠劂が原因ず蚀っおいいず思いたす。

    こんな䌚瀟説明があったずしたしょう。

    「この䌚瀟は、埋蔵文化財関連事業を行っおおり、発掘調査から報告曞䜜成たで䞀貫した業務を行っおいたす。たた、教育・普及にも力を入れおおり、小孊校ぞの出匵授業なども行っおいたす。貎重な文化財を埌䞖に䌝える、責任ずやりがいのある仕事です。」

     結局、具䜓的には䜕やっおるんですかね

    もっず実際の業務内容を詳现に説明し、“これならできるかも”ず思えるような玹介をするこずで、門戞を広げるずころから始めなければいけないのではないでしょうか。

    これは、2぀目の原因にも぀ながっおいたす。


    【経隓者はどこにいる】



    2぀目に、受け皿の少なさです。

    埋蔵文化財発掘調査員孊芞員の求人の文蚀は倧䜓こんな感じです。

    “倧孊たたは倧孊院においお、考叀孊を専攻し 〜䞭略〜 孊芞員の資栌を有するもの。たたは、実務経隓を5幎以䞊有するもの”

    ずくに公務員系はこれがほずんどですね。
    定員の問題などで狭き門ず蚀われおいたすし、実際そのずおりだず思いたす。

    そしお、最倧の問題は、䞀般の人は「文化財」の仕事ずいうず、公務員系ず考えおしたうずころです。

    文化財をやりたいず思う考叀孊専攻以倖の人は経隓者である必芁があるけど、文化財の仕事は公務員が行うもので、公務員採甚の募集では専攻者か経隓者が条件である。

    これっお、矛盟しおたすよね。

    考叀孊を専攻しお孊芞員を取埗したものしか文化財の仕事ができない、そう考えられおも仕方ないず思いたす。

    ぀たり、業界の入口で「考叀孊専攻ではないから」「経隓者ではないから」で、せっかく興味を持っおくれた人をふるい萜ずしおしたっおいるんですよね。

    実際はそんな事なく、未経隓者を歓迎しおいる民間䌚瀟もそれなりにあるのですが、先に述べた発信力䞍足により、なかなか浞透しおいたせん。

    ただ、民間䌚瀟もコロナ犍などを通じお採甚を控えたこずもありたしたし、“経隓者”や、“孊芞員をもっおいるこず”を条件ずするずころもありたす。

    これらはその䌚瀟のスタンスですので僕があれこれ蚀うこずはできたせんが、業界党䜓ずしお母数を増やすこず、これができないず先现る䞀方だずは思いたす。

    蚀い方はあれですが、未経隓者でも専攻しおいなくおも、ポテンシャル採甚で人を業界に呌び蟌むこずが倧切なのではないでしょうか。


    【珟堎で教えるのは 】



    ぀ぎに、OJTずいう幻想に぀いおです。

    皆さんOJTっおよく聞きたすよね。
    先茩がマンツヌマンで教える、ずいうあれです。

    調査員の基本は掘るこずですから、初めは調査員補ずしお珟堎䜜業に行くこずが倚いず思いたす。

    そこで、先茩調査員の指導のもず仕事のやり方を芚える。ずいうのが発掘調査におけるOJTになるのですが、これがなかなか難しいのです。

    先に述べたように、発掘珟堎は人手䞍足であり、調査員が人も人いるずころは皀です。

    ですので、基本的に調査員は人で䜜業員さんに指瀺を出すこずになりたす。

    䜜業員さんだっお䜕人もいるので、ひずりひずりをずっず芋おいられるわけではありたせん。

    そこに、仕事の仕方がわからない新人さんが来たらどうなるか、わかりたすよね。パンクするっお。

    仕事を教える、これは簡単ではありたせん。

    “やっおみお”ず仕事を枡し、適宜チェックを行うずいうプロセスをずるこずが難しいんです。

    実際は、ベテランの䜜業員さんず䞀緒に仕事をしおもらい、埐々に芚えおいっおもらうほかありたせん。

    たた、䜜業員さんにずっおは調査員も調査員補も同じく瀟員さんですから、質問もされたすし、確認も求められたす。難しいですね。

    さらに、“䜜業員さんに指瀺出しおやっおみお”ず蚀い、“倱敗しおも経隓だ”などず蚀う茩も偶にいたすが、ただやり方がわからないうちに、堎合によっおは自分の芪以䞊の䞖代の人に指瀺出しを行い、倱敗しお文句を蚀われる䜜業員さんは結構文句を蚀いたすなんお、どう考えおもやらせたや぀が悪いし、経隓よりも嫌な思い出が残るだけです。やり方が叀いんだわ。

    ぀たり䜕がいいたいかず蚀うず、人員䞍足により適切な育成環境が敎っおいない、ずいうこずです。

    解決策は぀しかありたせん。
    そう、調査員を増やすこずです。


    【最埌に】



    ここたで僕が考える人材䞍足の原因に぀いお考えおきたした。

    結論ずしおは、

    䜕をしおるかわからないから興味を持おず、門戞が狭く感じるため志願者が枛り、人手䞍足で調査員が育たず、関係者が少ないため発信力が足りない。そのため、䞀般の人は䜕をしおいるか分からないずいう、負のサむクルに陥っおいるず思いたす。

    これを解決するには、倚くの人に発掘調査ずいう仕事の実態に぀いお知っおもらうこずが重芁です。

    少しでもいい。歎史が奜きだずか、発掘調査に興味があるだずか。そうした人が発掘調査の仕事をしおみようず思い、実際に採甚詊隓を受けおみる。その流れがスムヌズになれば。

    このnoteはそういう目的ではじめたした。

    拙い僕の投皿ですが、これを読んでくださった人たちの䞭から䞀人でも発掘調査の仕事に携わる方が生たれたら、ずおも幞せなこずです。
    い぀か、仕事の仲間ずしおお䌚いできればず思いたす。

    今回はこれで終わりたす。
    長文をここたで読んでくださりありがずうございたした。

    次回は、なにか軜い話題でいこうず思いたす。

    もしよければ、“すき”や、コメントで感想をお教えください。

    それでは。


    ※このnoteは個人の感想であり、党お正しいずいうわけではありたせん。ご了承䞋さい。







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    埋蔵文化財発掘調査員/瞄文時代が奜き/猫ず珈琲に癒やされる。 “遺跡”を発掘し、過去の“暮らしの痕跡”を蚘録する仕事をしおいたす。 発掘調査や瞄文時代など、文化財・考叀孊にた぀わる話を玹介䞭。 考叀孊をただ知らない人にも、”ちょっず気になる”きっかけになればうれしいです。

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