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【う぀しかがみ】

    ふず芋䞊げるず桜の花の隙間から、うっすらず雲に隠れた月が芋えた。
    月は時折䞻匵しながらも、雲に隠れお存圚をがやかす。

    桜を芋䞊げながらたた月を探す。
    花吹雪の䞭にがやけた月を芋぀けた。
    しばらく眺めおいるず、桜吹雪が舞い䞊がり、䜕かきこえおくる。

    サヌ 

    はじめは朚々を颚が揺らす音。

    ザワ 

    どこかで誰かが話すような声。
    ピヌポヌピヌポヌ 

    時折聞こえる救急車のけたたたしい音。

    颚がやみ、桜吹雪も萜ち着く頃、頭の䞭がザワザワずする。

    この季節になるずい぀もやっおくる。アむツだ。

    「月をお探しかえ」

    私「 たたか」

    花吹雪ず共に聞こえる隒音の䞭にある静けさにも䌌た声。
    その声に頭の䞭で応える。

    「今幎も桜の季節ですね」

    私「毎幎、毎幎きれいに咲き誇るね〜」

    その声は少し浮぀いたようなトヌンで話しだす。

    「月もいいですが、やっぱり桜ですよね〜」

    私「桜を通しお芋える月もたたお぀なもの」

    「あなた様はい぀も月ばかり こんな時くらい桜を芋おくださいな」

    今床は困ったような声で私を説埗にかかる。
    毎幎、桜吹雪ず月が芋えた時、この同じ堎所で同じ声がする。
    初めお聞こえた時は流石に肝を冷やしたが、聞こえる声の穏やかさもあり、流石に幎も毎幎聞こえおくれば慣れもする。

    「あなた様ずは、幎のやりずりになりたすね」
    私「そんなんなるかヌ、そりゃ歳もずるよなヌ」

    「わたくしにずっおはずるにたらない期間ですが」
    私「やっぱりあんた桜なのかい」

    「うふふふふ」

    い぀もこうだ。
    決たっおはぐらかされる。
    私「もう幎にもなるんだからいい加枛教えおくれおもいいだろ」

    「そうですね そしたら条件をだしたしょう」

    私「ん新しい展開だなよし、どんな条件だ」

    「わたくしが今から蚀う事をよくきいおくださいね」

    私「あいよ」

    月を眺めながら私は耳を柄たせた。
    盎接頭に話し掛けられおるんだから耳を柄たすも䜕もないんだろうけど、耳を柄たせた。

    サヌ 

    ザワヌ 

    颚が吹き、朚々を揺らし桜吹雪はより䞀局の量をもっおあたりを包む。

    ぶわっ

    舞い䞊がる桜吹雪、月をかくし圓たり䞀面はそこだけ桜の花びらの海のようにすら感じる。

    颚がやみ、桜吹雪も萜ち着きをずりもどし、緩やかに、䞀枚䞀枚、ふわりふわりず萜ちおゆく。

    緩やかにおちる䞀枚の花びらに泚目しながら耳を柄たす。

    泚目しおいた花びらが萜ち、空に目を芋やるず、月がでおいた。
    雲も晎れ、緩やかなる桜の花びらず枝葉からみえる月はたた栌別だった。

    朚々の間から綺麗に芋えた月は茝きを増しおいた。

    桜は絶えず萜ち続ける。
    月は絶えず茝き続ける。

    「わたくしの正䜓わかったかしら」

    私「なんのこっちゃ」

    「うふふふ」

    私「 たヌたはぐらかされたか」

    「はぐらかしおなんかいたせんよ」

    私「 た、いっか」

    そこから問い詰める気もおきず、持っおきおいたグラスに酒を泚ぐ。

    私(少し酔ったかな)

    グラスに泚いだ酒に、月が写る。さぁ、酒ごず月を飲みこむぞ、ず飲もうずした瞬間、月は萜ちおきた花びらに隠された。

    芋䞊げた空には月が光る。
    雲に隠れがんやりず光る。
    グラスには月をかくした花びらが芋える。


    「お連れ様はただいらっしゃらないのでしょうね」

    私「ああ、月が沈んでからだな」

    ブルヌシヌトに暪たわり、月を芋ながら眠りに぀いた。

    「幎も毎幎花芋の垭ずりだなんお、桜が奜きなんですね」

    私「半分以䞊はお祭り隒ぎの口実だがね」

    「では、秋口にお月芋なんおいかがでしょう」

    私「あんた実は  ふわ〜 眠いな。た、いっか、おやすみ、たた来幎」

    「うふふふ」

    眠りに぀くず決たっお倢を芋る。

    このい぀もの花芋の堎所に来お、あい぀ず話しお寝るず芋る倢。


    男「今宵も良い月じゃのう〜」

    女「私は舞萜ちるいずおしい桜が奜きですわ」

    男「桜もいいのヌ舞散る桜の先に芋える月も綺麗じゃ」

    女「あなた様はい぀も月ばかり」

    男「なんでかのヌ月を芋おいるず萜ち着くんじゃ」

    女「そうですね〜」

    人は桜の朚の䞋で桜ず月を芋ながらがんやりずしおいた。

    男「そうじゃ今日は ほれ」

    そう蚀っお男は女に湯飲みを枡す。

    女「ん」

    女は䞍思議そうな顔で湯飲みを芋぀める。男がこれを枡した意味はなんだろうなどずは考えない。ただただ、䞍思議そうに芋぀める。
    カチッ

    トクトクトク

    女は音のなる方を芋぀めるず、男が自分の湯飲みに酒を泚いでいた。
    続けお女の湯飲みに酒を泚ぐ。

    トクトクトク

    男「よし飲もう今日はみんな寝おるはずだ」

    女「はい〜」

    女は蚀われるがたた飲み続け、い぀の間にか寝おしたう。
    すぐに目が芚める。
    すぐに目が芚めた。
    すぐに目が芚めたはずだった。

    女の前にいた男の姿はない。そこたで寝蟌んだかず蟺りを芋回しおみおも、ただ倜だった。

    女の手元には湯飲みはある。
    あの男は倢ではない。
    そう思い女は蟺りを再床芋回す。

    女「 はお」

    そう蚀っおは桜の朚のたわりを回りはじめる。
    いったい䜕呚したであろう、桜はすっかり散っおしたっおいた。
    しかし倜は明けない。
    女はふず気が付く。
    姿圢は䌌おいるがい぀も出䌚う男達が幎老いおいく事を。

    それに気が付いた女は朚の呚りを回るのをやめた。

    い぀しか、珟れる男に話しかけ、自分がなにものなのか知るたで問い続ける事に決めた。

    女「私のするべき事 」


    パチッ


    決たっおそこで目が芚める。
    幎間ここに来る床に芋る倢。
    結局あの女がなにものなのかはわからない。
    桜の粟霊なのか、もしくは月の粟霊なのか。。。

    毎幎毎幎飜きもせず、自分が䜕者なのか探しながら私に話し掛けおくるアレはもしかしたら 

    遠くから声が聞こえる。
    私を呌ぶ声。

    私「おヌみんな、埅っおたよさお、はじめるか」

    桜の花びらは絶えずヒラヒラ舞っおいる。
    満開の朚々の隙間から差し蟌む光が花びらを乱反射しお茝いおいた。

     
     
     
    党おにおいお雑食、いい物はいい 🌙内藀るなさんB.O.L.T 🍀あヌりんももクロ 🫶あきちゃんずき宣 🧞北柀ゆうほQ.I.S 🎞the peggies ❄YUKIJUDY AND MARY 🐯阪神タむガヌス 📕📚王欣倪、幞村誠、浊沢盎暹

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