
037.静嘉堂文庫美術館【明治生命館:岡田信一郎】東京都千代田区

静嘉堂文庫美術館は三菱グループ創業家の岩崎彌之助・小彌太親子が蒐集した美術品を展示する旧財閥系ミュージアム。文庫創設は1892年。
一般公開施設としての開館は、1977年に東京都世田谷区岡本で。
千代田区丸の内にある明治生命館内に機能移転オープンしたのは2022年。
彌之助念願の地へと帰ってきた丸の内の大家さん。

文庫の名乗りから分かるように、古典籍約20万冊と幅広い美術品6,500件を所蔵。国宝7点と重要文化財84件を含む充実したコレクションです。
世界に三碗しかない曜変天目茶碗や、九十九茄子・紹鴎茄子の茶入(大坂の陣の焼け跡から掘り起こされ復元)が目玉か。


静嘉堂文庫美術館:東京都千代田区丸の内2-1-1 → マップ

ちなみに明治生命館自体も重要文化財建築。
生命館内では、かつてのオフィス部分も一部見学可能(おまけに無料)。

静嘉堂文庫美術館の近くには三菱一号館美術館、文京区には東洋文庫ミュージアムもあり、都内で充実している三菱グループ系ミュージアム。
さらに台東区の旧岩崎邸を加えると、文化芸術関連の作品・資料類を包括的に楽しめるのが三菱流。
【発行図録】
【美の継承展】
発行:静嘉堂文庫美術館 2001年 86ページ

美術館が所蔵する逸品の中から選りすぐりの書画、茶道具を中心に収録されている図録。所蔵品の白眉、曜変天目はもちろん、国宝は6点。
また山水図(伝馬遠:国宝)については、修理前後の写真やその概要。
唐物茄子茶入の「付藻茄子」と「松本茄子」はX線調査による論考を掲載。
【饒舌灌頂ベスト展】
発行:静嘉堂文庫美術館 2023年 55ページ

丸の内引っ越し前に美術館のあった世田谷区岡本で、わずか8日間のみ開催された企画展の図録。開催理由は河野元昭館長(当時)傘寿のお祝い。
館長がセレクトした美術品から、18件の近世絵画が掲載されています。
6件の解説は、過去に館長が書いた論文・解説から要約。
冊子自体は薄いのですが、色んな意味でレアな図録。

2026.07:更新
2026.09.07
2026.10.06
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