
072.白根記念渋谷区郷土博物館・文学館【白根全忠】東京都渋谷区

白根記念渋谷区郷土博物館・文学館は、2005年にリニューアルオープンされた公立ミュージアム。全面改築によって文学館が加えられています。
文学系展示の併設は23区内のミュージアムではいくつか見られる手法。
前身は1970年に区立中央図書館内に設置された郷土資料室ですが、白根全忠さんから寄贈された土地(現在地)に開館したのは1974年。
展示は博物館、文学館のそれぞれ1フロアと、特別展示用が1室とやや手狭。
歴史系では戦前・戦後を中心とした昭和期の展示が多く、住宅の再現展示は区内公立ミュージアムでの鉄板ネタ。
江戸期では都心部の定番、旧藩邸や大名菩提寺をテーマとした企画展が過去に催されています。
・渋谷区郷土博物館・文学館:東京都渋谷区東4-9-1 → マップ
展示内容は文学館側の充実度が高く、歴史系展示に関しては少々さびしい印象(文学館が追加されたのは、その点を補完するためかも)。

渋谷の街として開発が進んだのは鉄道の敷設以降、また再開発により勢いが増すのは平成以降。区としての急激な発展の歴史は現在進行形です。
博物館は、2027年2月いっぱいまで再リニューアル工事中。
ちなみに博物館の斜向かい(徒歩すぐ)には國學院大學の歴史系ミュージアムもあり、あわせて見るのも悪くありません(しかも無料)。
【発行図録】
【鍋島侯爵家と松濤】
発行:2025年 63ページ
白根記念渋谷区郷土博物館・文学館

明治以降に渋谷の大地主となったのは、肥前鍋島家。
松濤エリアは侯爵となった鍋島家の農園として、茶葉の特産化に成功。
また関東大震災以降は、永田町にあった本邸が松濤へと移されています。
図録はそんな渋谷の歴史の1ページや、宮家へ嫁いだ当主の娘や孫娘についても触れられています。

【更新】
2026.09.11
2026.09.28
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