
001.東京国立博物館【本館&表慶館:渡辺仁&片山東熊】東京都台東区

日本のミュージアム最高峰は、東京国立博物館(通称トーハク)。
起源は1872年の湯島聖堂大成殿での博覧会から(2022年が150周年)。
現存の建物で最も古いのが片山東熊設計の表慶館(1909年開館:重要文化財)。主に企画展・特別展用会場。
本館は渡辺仁の設計による建物(1938年開館:重要文化財)で、現在もトーハクの核心です。
質・量ともに圧倒的な所蔵品を入れ替えながら展示する総合文化展の館。

所蔵品は絵画、彫刻、書跡、工芸品、文書、茶器、武具と全方位。
10年以上通ってもその全体像がはっきり見えない底無し沼が広がります。

特別展での客層こそ日本人優位ですが、本館に溢れるのは今やインバウンドの方々が世界各地から。


【図録】
【本阿弥光悦の大宇宙】
発行:2024年 241ページ NHK、NHKプロモーション、東京新聞
編集:東京国立博物館、NHK、NHKプロモーション、東京新聞

2024年トーハクでの特別展で発行された図録。
本阿弥光悦は江戸時代にアート系でマルチな才能を発揮した人。家業だった刀鑑定ゆかりの刀剣に、光悦の手による書、出版物、工芸品が勢揃い。
中でも光悦茶碗は「土の刀剣」として最終章に登場。残念ながら国宝茶碗の「不二山」は展示不参加でしたが、重要文化財の5碗を含む多くの茶碗が並びました。トーハク所蔵の光悦作品も多く展示され、もちろん国宝「舟橋蒔絵硯箱」も。論考やコラムも充実している1冊。
【禅 -心をかたちに-】
発行:2016年 445ページ 日本経済新聞社
編集:京都国立博物館 東京国立博物館 日本経済新聞社文化事業部

2016年にキョーハクからトーハクへと巡回した特別展の図録。
臨済禅について高僧の肖像画、彫刻から墨跡、書画からはじまり、仏像に仏画、そしてパトロンとなった時の権力者の肖像画や書状。禅宗には欠かせない茶器の名品、そして古刹の障壁画を網羅。
国立博物館での展示らしくボリュームのある論考に、臨済宗、黄檗宗の十五派総本山もギュッと凝縮して紹介。
各展示品の解説も充実していて、読み物としても楽しめます。

【更新】
2026.04.08
2026.09.05
2026.09.21
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