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配達員ろるこず2号 第4話『゚レベヌタヌ点怜䞭』

    2号


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    第4話『゚レベヌタヌ点怜䞭』

    「  あ、ここか。防灜センタヌ寄らなくおいいマンションだ。ラッキヌ」

    ろるこはチャリのスタンドを立お、スマホをちらっず確認する。
    配達先は1803号宀。18階。
    面倒な鍵発行もない“圓たりマンション”。

    「これなら昌ピ終わる前にあず1件いけるじゃん  」

    チャリを゚ントランス脇に停めおロックし、バッグを背負い盎す。
    オヌトロックの呌び出しもスムヌズ。
    このたた゚レベヌタヌに乗っお18階たで――

    『本日、゚レベヌタヌ点怜䞭です。再開予定13:00』

    「は」

    スマホの時蚈を芋る。12:53。

      ただいけるか  

    そのずき、管理人が声をかけおくる。

    「あ、配達の方 あず5分くらいで終わるず思いたすよ」

    5分埅っおたら、昌ピ終わっちゃうじゃん  

    「  行きたす」

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    バッグの肩玐をぐっず締めお、非垞階段のドアを抌し開けた。

    1階、2階、3階――前半はただ脚が軜い。チャリ皌働で鍛えおる分、足取りも安定しおる。

    いけるかも、っお思った私がバカでした

    6階、7階――ふくらはぎが重くなる。
    乳酞がたたりはじめ、階段を螏む足がだんだん沈む。

    10階、11階――螊り堎で呌吞を敎える時間が、じわじわ増えおいく。

    ピロリン。

    スマホが鳎った。
    ろるこはうんざりしながらポケットを探る。

    画面には、高単䟡の案件。
    しかもピック距離も悪くない。

    くっそ、今じゃなければ  
      でも、ただドロップに時間かかるし

    ろるこは悔しそうに、✕ボタンを抌した。

    「泣くわ  」

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    15階、16階――手すりを頌りに、もはや無心で登る。脚が棒。階段の段差が壁みたいに感じる。

    ようやく18階の螊り堎に到着。
    むンタヌホンの前で、䞀床深く息を吐く。

    「  ピンポン」

    ドアが開き、䞭から幎配の女性が顔を出す。

    「あら、ごめんなさいね〜、゚レベヌタヌ止たっおたでしょ」

    知っおたんかい  

    ろるこは無蚀で䌚釈し、商品を手枡した。

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    マンションの倖。
    チャリの暪に腰を䞋ろしお、ろるこは足を投げ出す。
    額には汗、背䞭にもじんわり。もう昌ピは終わっおいた。

    「  昌ピ、終わったわ  」

    そのずき、圱が差す。

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    顔を䞊げるず、2号が立っおいた。
    手には、小さなコンビニ袋。

    䜕も蚀わず、その袋から湿垃を1枚取り出し、ろるこの前に差し出す。

    「  たさか、買っおきたんすか」

    2号は䜕も蚀わず、それだけを眮いお䞀歩、埌ろに䞋がる。

    ろるこはそれを芋぀めお――ふっず笑った。

    「  早く蚀っおよ」

    湿垃を受け取り、チャリに寄りかかる。

    「いやマゞ、筋肉痛確定なんですけど  」

    2号はそのたた、背を向けお歩き出す。

    蚀葉はなかった。
    でもそれで、十分だった。

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    あずがき

    これは玠人。
    このひずこずに぀きたす。

    僕だったら゚レベヌタヌ点怜䞭だったら、ギリ6階ぐらいたでなら  たぁ、行くかもしれたせんが、
    幎霢や䜓力的なこずを考えるず、それ以䞊になるずマゞで回埩に半日かかる。
    だからサポヌトに連絡しおこう蚀いたす。

    「゚レベヌタヌ止たっおお届けられないっすね」

    そしおキャンセルしおもらいたす。

    しかもこの話では、泚文者が点怜䞭なのを知っおお泚文しおるわけで、完党なる確信犯。
    ちょっずした悪意たで感じる。
    これはもう、キャンセルされおも仕方ない案件です。

      でも、ろるこはいい子だから頑匵っちゃう。
    ピュアな新人配達員ムヌブ。そう、か぀おの僕もそうでした。

    䜕気なく配達に行ったら、゚レベヌタヌ点怜䞭。11階。
    「は」っおなるよね。
    でもピュアだった僕は、心の䞭でありったけの暎蚀を叫びながら階段を登りたした。
    それだけが原動力でした。

    汗だくになっお11階到着、タオルで汗拭いお、呌吞敎えおむンタヌホンを抌す。

    「あ、遅かったですね〜」

      なんだず  

    心を殺しお笑顔で枡したした。
    ドアが閉たり、階段で降りる。
    1階に着くず、゚レベヌタヌが普通に動いおる。
    こうしおたた、芪切な配達員が1人枛っおいくわけです。

    で、今回もう䞀぀のろるこの玠人ムヌブ。

    途䞭で鳎った高単䟡案件、取れよ。

    いやたあ、気持ちはわかるよ。
    「今受けたらこのドロップ遅れるかも 」ずか、
    「キャンセルしたら迷惑かも 」ずか考えちゃうの。

    昔の僕もそうだった。
    お客さんに迷惑かけたくなくお、
    鳎った案件スルヌしたり、わざわざキャンセルしたこずもあった。

    でもね、そういうのっお、Uber偎も泚文者偎も織り蟌み枈みで案件飛ばしおくるんです。
    こっちが「迷惑かな」ずか考えた時点で負け。
    そんなこずたで考えおたら食っおいけないんです。

    だから僕は今なら取る。
    2号なら、取っおる。

    ずいうわけで、今回の話は“ろるこの未熟さ”を描いた回でもありたす。
    ただ、だからこそ、そこに2号の湿垃が効く。

    次に同じ状況が来たら、ろるこはどうするのか。
    その答えは、きっずすぐにたた描かれるはずです。


    ※本䜜はフィクションです。

    登堎する人物・団䜓・地名・出来事などは実圚のものずは関係ありたせん。たた、䞀郚の描写は実圚するX旧Twitterナヌザヌの投皿や掻動に着想を埗おいたすが、特定の個人・団䜓ずの関連性はなく、内容は創䜜に基づいお構成されおいたす。

     
     
     

    2号

     
     
    『配達員ろるこず2号』連茉䞭。配達あるあるずちょっずのドラマ、読んでっおね。

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