
スマートフォンに潜む“怖い話”
毎日何気なく触っているスマートフォン。
実は、そのカバーの内側に「カビ」が潜んでいるかもしれません。
病気の原因になるカビは、浴室やキッチンだけでなく、
私たちが日常的に使う身近なものにも付着します。
今回は、実際のスマートフォンを使って「どのくらいカビがいるのか」を
調査してみました。
スマートフォンを調査してみた
当社の実験で検査対象にしたのは、
普段使用しているタッチパネル式スマートフォン。
シリコン製のカバーを装着していて
調査したのは、次の2か所です。
・タッチパネル部分
・側面を保護するカバー部分
タッチパネルは専用器具で全面をふき取り、カビを分離。
カバーは生理食塩水に浸してもみ洗いし、
付着しているカビの数を調べました。
タッチパネルは“意外と清潔”
調査の結果、タッチパネルからはカビは検出されませんでした。
スマートフォンの画面は、指で頻繁に触れるため、
カビ胞子が定着しにくいと考えられます。
毎日使う場所ほど、実はカビが生えにくいのです。
問題は「カバーの内側」
一方で、スマートフォンカバーの内側からは、アレルギー症状を引き起こす可能性がある「アオカビ」の胞子が約1000個検出されました。
検査したカバーは、3年間ほとんど掃除をしていない状態。
カバーの隙間にはホコリがたまり、そのホコリと一緒にカビが付着していたと考えられます。
なぜカビが生えるの?
プラスチックや金属の表面では、目に見えるほどカビが増えるまで数週間かかるとされています。
また、よく触れる場所はカビが定着しにくいため、
スマートフォン画面そのものにカビが発生するケースは多くありません。
しかし、カバーの内側は別です。
・ホコリがたまりやすい
・湿気がこもりやすい
・普段見えないため掃除しにくい
この3つの条件がそろうことで、
カビにとって快適な環境になってしまいます。
お風呂スマホ派は特に注意!
特に注意したいのが、「お風呂でスマホを使う習慣」です。
浴室の湯気によって、カバー内部に湿気がたまりやすくなります。
湿気はカビの大きな原因になるだけでなく、
細菌の繁殖やニオイの発生にもつながります。
お風呂で使用した後は、
・カバーを外す
・水分をふき取る
・しっかり乾燥させる
この3つを意識するだけでも、カビ対策になります。
まずは一度、カバーを外してみよう。
スマートフォンは毎日使う身近な存在だからこそ、
意外な汚れに気づきにくいものです。
「最近カバーを外した記憶がないかも…」という方は、
ぜひ一度チェックしてみてください。
カバーの内側にたまったホコリを取り除くだけでも、
清潔さは大きく変わります。
身近なアイテムを少し見直すことが、
快適な暮らしにつながるかもしれません。
環境微生物研究室
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