
そのままのあなたに、お席をひとつ|100皿目のココロのおはなし🍳🐰💛
〜あーちゃん、ひーちゃん、るーちゃんがやってきた日〜
ある日の午後🏠🌳
ココロととのいレストランの扉が
カラン、カラン♪
と鳴りました。
🎀「お客さまだ!」
ちびうさが入口へ走っていくと、そこにいたのは――
三羽の小さなあひるでした🐤🐤🐤
ピンクの帽子をかぶった、あーちゃん
水色の帽子をかぶった、ひーちゃん
エメラルド色の帽子をかぶった、るーちゃん

三羽は
とってもよく似た三つ子です😊✨
ちびうさは、右を見て👀
左を見て。。。
もう一度、真ん中を見て😮
🎀「おんなじお顔が、3つもある!」
あーちゃん「あるよ!」
ひーちゃん「あるっていうのかな……」
るーちゃん「お邪魔しまーす🎵」
と、口々に答えます。
🎀「じゃあ、スキなものもおんなじ?」
三羽は顔を見合わせました。
そして、声をそろえて――
🐤🐤🐤「ちがうよー」
🎀「えっ、ちがうの!?」
うさ吉シェフが
くすっと笑いました。
🐰「三つ子でも
好きなものまで同じとは限らないからね」
三羽は仲よく
メニューをのぞき込みました📚🍳
🐤あーちゃんが選んだのは、見た目も楽しい洋食のプレート
🐤ひーちゃんは、湯気の立つ温かなスープ
🐤るーちゃんは、ゆっくり味わえるやわらかなごはん
🎀「ほんとに、みんなちがうね」
考えてみれば
レストランでは当たり前のことです。
同じテーブルを囲んでいても
みんなが同じ料理を
頼むわけではありません。
ハンバーグを選ぶ人もいれば
オムライスを選ぶ人もいる。
今日は温かいスープだけでいい
という人もいる😊
それなのに私たちは
「家族だから」
「きょうだいだから」
「ずっと一緒にいるから」
そんな近い人ほど
「きっと、この人も同じだろう」
と思ってしまうことがあります。
🎀「三つ子でも、ちがうんだね」
🐰「うん。
似ているところもあるし
違うところもあるよ」
🎀「どれが本物?」
🐰「どれも、その子だよ」
三羽は
それぞれの一皿を前にして食べ始めました🤤✨
食べる速さも、やっぱり少しずつ違います。
あーちゃんは、もう半分も食べています💨
ひーちゃんは、スープをふうふう🎵
るーちゃんは、外の景色を眺めています🤭
🎀「るーちゃん、まだ食べてないね」
るーちゃん「……おそい?💦」
🐰「大丈夫。ここでは、早く食べてもいいし
ゆっくり食べてもいいんだよ」
るーちゃん「最後でも?」
🐰「もちろん😊」
るーちゃんは、ほっとしたように
ひと口食べ始めました。

三羽は違うものを食べているけれど
同じテーブルで楽しそうに笑っています。
誰かを大切にするということは
その人を自分と同じにすることでも
「あなたはこういう人」
と決めてしまうことでもなくて
似ているところも、違うところも
その人のものとして
受け取ることなのかもしれません🌈🐰🌈
「あなたは、それが好きなんだね」
「あなたは、ゆっくりなんだね」
「今日は、それを選びたいんだね」
そんなふうに、その人を知ろうとすること
その人が、その人のままでいられるように
「ここにいていいよ」と、席をひとつ空けておくこと。
それもひとつの
愛情の形なのかもしれません✨🍀
三羽を見送ったあと
ちびうさが、厨房へ戻ってきました。
🎀「うさ吉シェフー」
🐰「ん?」
🎀「きょう、何皿め?」
🐰「今日で、ちょうど100皿目だよ」
🎀「ひゃく!?」
ちびうさは
両手をいっぱいに広げました。

もちろん
100には全然足りません。
🎀「いっぱいだねぇ」
🐰「いっぱい作ったね」
ちびうさは少し考えてから、聞きました。
🎀「じゃあ、つぎは101皿目?」
🐰「そうだね」
🎀「……まだやるの?」
🐰「え?」
🎀「お客さん、もう飽きてると思うよ?」
🐰「…………」
厨房が、シーン・・・・
と静まり返りました。
帰りかけていた三羽も振り返りました。
あーちゃん「えっ💦」
ひーちゃん「……言っちゃった」
るーちゃん「るーちゃんは、まだ飽きてないよ」
🐰「ありがとう、るーちゃん……」
ちびうさは
不思議そうな顔をしています。
🐰「でもね、ちびうさ。
100皿作っても、同じココロはひとつもなかったんだよ」
🎀「そうなの?」
🐰「うん」
休みたかったココロ
頑張りたかったココロ
誰かに分かってほしかったココロ
ひとりでいたかったココロ
平気なふりをしていたココロ
変わってしまった自分を、少し嫌いになっていたココロ
100皿あっても
人のココロは100種類では足りません。
同じ人だって
昨日と今日では
違うココロを
抱えていることがあります🫧
だから100皿書いたからといって
人のココロが分かったことには
きっとならないのでしょう。
きっとこれからも
「この人は、本当はどんなココロなんだろう」
と、知ろうとしていく。
その繰り返しなのかもしれません😊🫧
🐰「だから101皿目にも
まだ会ったことのない
ココロが来るかもしれないね」
🎀「101皿目、101匹のワンちゃんくるかな?」
🐰「どうだろうね🤭🫧
ねこさんかもしれないし、またパンかもしれないよ」
こうして100皿目の
ココロととのいレストランも
いつもと変わらず
少しだけにぎやかに
時間が過ぎていきました🌙
🍽️ 100皿分の「ありがとう」をあなたへ💐
🐰🏠🌳🐰🏠🌳🐰🏠🌳🐰🏠🌳

気がつけば、ココロととのいレストランも
100皿目を迎えました🐰
ここまで
いろんなココロを一緒に味わってくださって
本当にありがとうございます✨
100皿も出していたら
🎀「お客さん、もう飽きてると思うよ?」
なんて、
ちびうさに言われてしまいましたが・・・笑
もし本当に飽きていたら……
今までありがとうございました🥰
……って、終わらせちゃダメですね笑
また気が向いたら
101皿目でも、128皿目でも。
ふらっと扉を開けてみてください😊
来たいときに来て
食べたいときに食べて
休みたいときに休んでください🌸
カウンターでおしゃべりだけでも
もちろん大歓迎です✨
お腹いっぱいなら
何も食べなくても🎵
疲れた日は、何も注文せず
ちょっと座っていくだけでも😊
たぶんその日も
うさ吉シェフは厨房にいて
ちびうさは何かをつまみ食いしています🐰🎀
あーちゃん、ひーちゃん、るーちゃんも
どこかの席でおしゃべりしているかもしれません。
そして、ときどき
カウンター越しに
あなたのお話も
聴かせてもらえたら嬉しいです。
100皿ものココロを
一緒に囲んでくださって
本当にありがとうございます✨
そして
もし101皿目からも
お付き合いいただけるなら。
あなたの席は
ちゃんと空けておきます🐰🎀🍽️
いつもお読みいただき本当に
ありがとうございます💐✨
えりぃってどんな人?
こんなメニューもあります🎵🐰🍓