週末、心を開放する。葉山「SCAPES THE SUITE」で五感を満たすエスケープ・ランチ
都心からわずか1時間。逗子駅からバスに揺られ、少しずつ潮の香りが混じり始める空気を感じる頃、日常の喧騒はいつの間にか遠い記憶へと変わっています。
今回ご紹介するのは、葉山のランドマークである森戸海岸のほとりに佇む、コンパクトデザインホテル**「SCAPES THE SUITE(スケープ ザ スイート)」**。わずか4室のみの贅沢なホテル内に併設されたレストランは、まさに大人のための「エスケープ(日常からの脱却)」を叶えてくれる特等席です。
窓の外に広がる「葉山ブルー」と富士山の共演
レストランの扉を開けた瞬間、目に飛び込んでくるのは壁一面の大きなガラス窓。そこには、遮るもののない相模湾のパノラマビューが広がります。
穏やかな波が寄せる森戸海岸、海に浮かぶ名島(菜島)の赤い鳥居。そして空気が澄んだ日には、雄大な富士山がその姿を現します。刻一刻と表情を変える空と海の色は、どんな名画よりも贅沢なインテリア。
ここでは「食事をする」という行為が、景色を愛で、潮騒に耳を傾けるという「体験」へと昇華されていくのを感じるはずです。
三浦の恵みを味わう「エスケープ・キュイジーヌ」
スケープ ザ スイートが掲げる料理のコンセプトは、「エスケープ・キュイジーヌ」。地元・三浦半島の豊かな土壌で育った力強い野菜や、相模湾で揚がったばかりの鮮魚を主役に、シェフの感性が光るモダンフレンチが振る舞われます。
特筆すべきは、その鮮やかなプレゼンテーション。例えば、ある日のランチコースを彩った逸品をご紹介しましょう。
旬の彩り:三浦野菜のテリーヌと相模湾産真鯛のポワレ
前菜として運ばれてきたのは、まるで宝石箱のような**「三浦野菜の菜園仕立て」**。契約農家から届く紅芯大根やビーツなど、約15種類以上の野菜がそれぞれの食感を活かして調理され、一皿の中で葉山の四季を表現しています。
メインの**「相模湾産真鯛のポワレ 〜焦がしバターと湘南ゴールドのソース〜」**は、皮目はパリッと香ばしく、身はふっくらと。地元の柑橘「湘南ゴールド」の爽やかな酸味が、真鯛の甘みを引き立てます。素材の輪郭がはっきりとした味わいは、一口ごとに心まで解きほぐしてくれるようです。
五感で楽しむ「おもてなし」の距離感
このレストランがリピーターに愛される理由は、景色や味だけではありません。それは、ゲストのプライベートな時間を尊重しつつも、温かみを感じさせる絶妙な距離感のホスピタリティです。
料理が運ばれてくるタイミング、さりげなく差し替えられるカトラリー。スタッフの丁寧な説明からは、地元・葉山への愛着が伝わってきます。都会のラグジュアリーホテルとは一味違う、別荘に招かれたような心地よさがここにはあります。
食後のコーヒーは、ぜひテラス席へ移動して楽しんでみてはいかがでしょうか。頬をなでる海風を感じながら、真っ白なビーチと青い海のコントラストを眺めるひととき。これこそが、私たちが週末に求めていた「最高の贅沢」なのかもしれません。
SCAPES THE SUITEへのアクセス情報
「少し遠いのでは?」と思われがちな葉山ですが、実は都心からのアクセスは非常にスムーズです。
電車・バスでお越しの方: JR横須賀線「逗子駅」または京急逗子線「逗子・葉山駅」より、京急バス「海岸回り葉山行き」に乗車(約15分)。「森戸海岸」バス停で下車し、徒歩約2分です。バスの窓から見える逗子の街並みや海沿いの景色も、旅の序章として楽しめます。
お車でお越しの方: 横浜横須賀道路「逗子IC」経由、逗葉新道「逗子IC」から約15分。専用駐車場も完備されています。
さあ、心に風を通す旅へ
忙しい毎日の中で、ふと心が重くなったとき。大切な人の記念日を、特別な景色とともに祝いたいとき。
SCAPES THE SUITEは、いつでも変わらない青い海と、心尽くしの料理であなたを迎えてくれます。次の週末は、お気に入りの一足を持って、葉山のエスケープ・ランチへ出かけてみませんか?
(編集後記) ランチの後は、すぐ隣の森戸神社を参拝したり、砂浜をゆっくり散歩するのもおすすめです。葉山ならではのスローな時間が、明日からの活力をチャージしてくれるはずです。
■ 店舗情報
名称: SCAPES THE SUITE(スケープ ザ スイート)
住所: 〒240-0112 神奈川県三浦郡葉山町堀内922-2
定休日: 不定休(公式サイトをご確認ください)
公式サイト: https://www.scapes.jp/
