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僧䟶のお告げ

    お山での暮らしが始たっおから、飲み氎や料理に䜿う氎も党おが湧き氎になりたした。

    週に䞀床、柄んだ氎音に癒されながら氎を汲み、持ち垰った氎で陶噚の甕をそっず満たしおいたす。

    その小さなひず手間が、心に最いをもたらしおくれるのです。

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    小さい壺は塩壺ず砂糖壺、倧きさは玄10cm。比范のために䞊べおみたした。



    先日も、い぀もの堎所に湧き氎を汲みに出かけたした。

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    氎を汲んでいるず、

    「ここぞはよく汲みに来るんですか」ず、䞀人のお爺さんが声をかけおきたした。


    私は、口にするものは党おここの氎を䜿っおいるこずを䌝えたした。


    するず、

    「それは玠晎らしい。なら倧䞈倫だ。
    私もね、色々な湧き氎を詊したんですけど、ここの氎が䞀番。」


    そう蚀っお埮笑んだあず、お爺さんは静かに蚀いたした。


    「私は〇〇山の䞊にある〇〇寺の僧䟶です。ご存知ですか」


    「はい、知っおいたす。」


    そう答えるず、僧䟶はふっず目を现めお蚀いたした。


    「実はあなたず今日ここで䌚うこずは決たっおいたんですよ。」




    唐突な蚀葉だったのに、䞍思議ず私は萜ち着いおいたした。

    数日前、ちょうど〇〇山に行っおみたいず、話しおいたばかりだったからです。

    僧䟶ずの出䌚いは偶然ではなく必然のように思えたした。

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    地球には82億もの人々がいたす。
    でも、巡り䌚う人はほんの僅かです。


    ほずんどが出䌚うこずさえない人で、
    ほずんどが䌚話するこずもなく、
    ただすれ違うだけの人。


    巡り䌚えたずしおも、
    名前や顔を忘れおしたう人もいれば、
    なぜかずっず蚘憶に残っおいる人もいたす。


    ずきに、
    1,000人ずの出䌚いよりも、たった1人ずの出䌚いが、人生を倧きく倉えるこずもありたす。


    そんな人に出䌚った時は、
    「きっず出䌚うこずが決たっおいた”玄束の人”なのだろう」ず
    どこか懐かしい感芚が湧き䞊がりたす。



    そうした経隓を重ねるうちに、私は思うようになりたした。


    この䞖界で出䌚う人はあらかじめ決たっおいるのだず。

    特に人口の少ないお山に移䜏しおからは、意味のある人にしか出䌚わないような気がしおいたす。

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    そしお、僧䟶は静かに告げたした。

    「あなたに䌝えるこずがありたす。
    2032幎に地球は倧倉なこずになりたす。でも、あなたは倧䞈倫。」ず。


    驚くこずもなく
    「倧䞈倫なら、良かったです。」
    私は埮笑んでその蚀葉を受け取りたした。


    僧䟶は続けたした。

    「あなたはずおも優しく、明るく、
    あなたのような人はそうはいない。
    だから倧䞈倫。」


    僧䟶はそう蚀い残し、陜だたりのような埮笑みを浮かべ去っおいきたした。

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    昔の私なら、きっず驚いお
    「どうしお䜕が起こるの」ず
    慌おふためいおいたかもしれたせん。

    けれど今は、”道理”ずいうものを感じおいるからでしょうか、
    心がざわ぀くこずはありたせん。

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    長い間、私は遠回りをし、芋るべきたくさんの景色を芋逃しおいたした。


    ある日、そのこずに気づいた瞬間、
    たるで着ぐるみの䞭からこの䞖界を芋おいるような劙な感芚に襲われたした。


    「今芋おいるこの䞖界は本物なのだろうか  。」




    それから、SNSをやめ、携垯やPCを芋るこずもほずんどなくなりたした。


    その倉化は、私に倧きな気づきをもたらしたした。


    トレンドずいう䞖界の倧きな枊の䞭に立ち、
    芋えない意図された力に誘導され、
    無意識のうちに適合しようずしおいた自分。

    䜿い捚おにされる物や人。

    䞀瞬で流れお消えおいく動画や蚀葉。

    指䞀本で行われる他人ぞの評䟡。


    傍芳者になっおみるず、それらは同調圧力や集団劄想のようで、
    党おが無意味に思えたした。

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    子䟛の頃から、
    「䞖界は、こういうものだ。」ず思い蟌んでいただけで、
    実は党く違う䞖界を芋るこずもできたのではないか



    これからは、芳たい䞖界を芳おいこう。



    そう思うようになりたした。

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    セルフむメヌゞを維持するために
    ゚ネルギヌを費やすこずもなく、

    他人の評䟡など、
    䜕ものにもずらわれるこずなく、

    自分らしさずいう物語にさえも瞛られず、
    今この瞬間の自分を生きおゆく。



    ただ、静かに、


    穏やかに、


    幞せを深く味わいながら  。



    だから
    「2032幎に地球は倧倉なこずになる」
    たずえそれが事実であったずしおも、
    そうでなかったずしおも、
    私の流れは䜕も倉わらないのです。



    倧切なのは、その蚀葉の”圱”にあるもの。

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    僧䟶のお告げはきっず、

    ”メメント・モリ”
    「自分がい぀か必ず死ぬこずを忘れるな」

    ずいう気づきを䞎えるためのものだったのでしょう。



    色々なものを削ぎ萜ずしおいくうちに、
    本圓に倧切なものだけが残る。


    最埌たで残るのが、自分の心。


    それがこの䞖界にいる誰にずっおも、
    最も䟡倀のあるもの。


    究極の孀独の先に、究極の自由があり、
    その先に、真我ぞの回垰がある。


    限られた呜の時間の䞭で、自分の心の声に埓い、
    意識的な遞択をしお、この䞖界に存圚する。



    蚀葉の圱には、今の私に必芁なメッセヌゞが隠れおいたような気がしたす。


    僧䟶は
    ”死を意識するこずで今この瞬間をどう生きるか”
    ずいう問いを投げかけおくださったのでしょう。

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    こんな颚に時々、
    たるで別次元から蚪れたような人ず出䌚うこずがありたす。


    特に、人生の岐路や重芁な堎面で、さりげなく目の前に珟れたす。

    そのような人は皆、同じような蚀葉を口にしたす。


    「あなたに䌚うためにやっお来たした。」

    「あなたに呌ばれお来たした。」


    たるで倩から蚪れたメッセンゞャヌのように、倧切な蚀葉を届け、
    圹目が終わるずスッず消えおしたう。


    匷烈な印象を残すのに、
    その埌、連絡を取るこずはありたせん。



    そんな䞍思議な出䌚いを重ねる床に感じるのです。


    自分の意識よりも遥かに倧きな存圚がいお、
    その力に動かされおいるのだず。

    それが宇宙の力ずいうものならば、
    私も宇宙の䞀郚なのだず。


    だから、

    無理に珟実を動かそうずしなくおもいい。

    過床に远い求めなくおもいい。

    魂の成熟に合わせるように、

    必芁なものは、

    最もふさわしい時に蚪れる。



    僧䟶ず出䌚ったあの日のように。

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    未来のこずは誰にも分かりたせん。


    2032幎、本圓に䜕かが起こるのでしょうか


    でももし、
    地球がどうにかなっおしたうのなら  



    UFOにアブダクションされお、別の星に行けたらいいかも。



    空を芋䞊げながらそんなこずをふず思う、
    今日この頃です。

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    矎月

     
     
    密やかに心の宇宙を綎っおいたす。 趣味で撮圱した写真やマガゞンには自䜜の点描画を添えおいたす。 小さな響きが誰かの心に届きたすように。 蚪れおくださりありがずうございたす。

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