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Photo byhiyokodou

君の声を聞かせお

    ある日の倜。
    女の子は自分の郚屋のベッドで誰にもばれないように、ぬいぐるみを抱きしめお泣いおいたした。

    私は私のこずが奜きになれない。

    自信がなくお、友達に自分の気持ちを䌝えられない。本圓は話したい事、たくさんあるのに。

    そんなこずを考えおいる間に
    女の子はい぀のたにか眠っおいたした。

    がヌっずした目を開けるず、そこは自分の郚屋ではない、ずおもたぶしくお芋たこずのない䞖界が広がっおいたした。

    「ここはどこ」

    「ここは雲の䞊の䞖界だよ」

    ずおも小さくお可愛い劖粟さんが話しかけおきたした。

    宙をひらひら舞っお、綺麗な矜がきらきら。

    「雲の䞊の䞖界」

    「君は倢の䞖界から迷い蟌んでしたったんだね。
    ここでは僕たち劖粟や䞍思議な動物たちが、みんなで自由に暮らしおるんだ」

    呚りを芋枡しおみるず
    床はふかふかで真っ癜な雲。

    海は透き通っおいお倪陜の光できらきら。

    色鮮やかな花畑では
    劖粟さんや動物さんたちが、気持ち良さそうにお昌寝をしおいたす。

    虹のかかった空を、小鳥さんたちが歌いながら楜しそうに飛んでいたす。

    「本圓に空の䞖界に来ちゃったのかも。」

    私は少し怖くなっおきたした。

    「きみが悩みを解決したらきっず垰れるよ。僕がきみの悩み、䞀緒に解決しよう。」

    劖粟さんはパチンずりむンクしたす。 

    「ありがずう。私も䞀緒に頑匵るね。」

    女の子は、劖粟さんを信じたいず思いたした。

    「たずはナニコヌンのずころに行こうか。
    君の涙を癒しおくれる。」

    「どうやっおいくの」

    「虹のゞェットコヌスタヌに乗っおいこう。」

    「ええ虹に乗れるの」

    劖粟さんは女の子を虹の麓に案内したす。

    「さあいこう」

    「わあすごい綺麗」

    虹のゞェットコヌスタヌから芋える雲の䞖界は
    だんだん倕焌けのオレンゞに染たっおいきたす。

    「぀いたよ。ナニコヌンたちが䜏む硝子のバラ園だよ。」

    硝子でできたバラたちが、月明かりに照らされお茝いおいたす。

    するず、真っ癜で凛ずしたナニコヌンが月を埌ろにたたずんでいたした。

    「きみが倢の䞖界から迷い蟌んできた女の子だね。
    きみが1人で泣いおいたのを僕は知っおる。
    きみの涙を、僕が宝石にしおあげる。」

    癜くお長いた぀毛 の隙間から、優しい目が芋えたす。

    「私の涙を宝石にしおくれるの」

    「そうだよ。僕の䜓を優しく觊っおごらん。」

    女の子はナニコヌンのフワフワな䜓を優しく觊りたす。

    するずナニコヌンのツノに月の光が集たり
    ツノの先から氎滎が萜ちおそれは䞃色に茝く宝石になりたした。

    「きみの涙はこの䞃色の宝石に倉わったんだ。
    きみの流した涙が、い぀かきっず誰かを照らすよ。」

    するず劖粟さんが

    「僕がネックレスにしおあげる。」

    劖粟さんが魔法で宝石をネックレスにしおくれたした。

    女の子は銖にかけた宝石を倧切に手で包みたす。

    「ありがずう。ナニコヌンさん。劖粟さん。私の涙が、こんな綺麗な宝石になるなんお。」

    「次は人魚に䌚いにいこうか。」

    「人魚さん海にいるのかな」

    「そうだよ。海の浜蟺で歌っおいるんだ。
    星に乗っお向かおう。」

    劖粟さんが空に向かっお手招きするず
    ぀の星が空から飛んできたした。

    たるで星の絚毯のようです。

    「さあ星に乗っお。」

    「うん。ありがずう、星さん。」

    星に乗っお倜空を高く飛び、人魚のもずぞ向かいたす。

    空を芋䞊げるず星空がチカチカず瞬いおいたした。

    「぀いたね。人魚の歌声が聞こえおくるよ。」

    倜の波が繰り返す䞭、人魚の歌声が星空の䞋で響いおいたす。

    人魚が女の子に語りかけたす。

    「いらっしゃい。あなたも䞀緒に歌いたしょ。
    あなたの声が聞きたいわ。」

    女の子は恥ずかしくお歌えないず銖を振りたす。

    「恥ずかしがらないで。
    あなたの声を衚珟するこずはあなたを守るこずなの。
    奜きな歌を歌っおほしいわ。」

    女の子は誰にも䌝えおいなかった、奜きな歌を口ずさみ始めたした。

    それに぀られお人魚も䞀緒に歌いたす。

    海ではむルカがゞャンプしおいたす。

    「ずっおも玠敵
    あなたの思っおいるこずを聞きたいず思っおいる人が
    いるはずよ。あなたなら䌝えられる。」

    人魚は女の子に頭に぀けおいた貝殻の髪食りを぀けおあげたす。

    「私はあなたの味方よ。」

    人魚はにこっず埮笑みたした。


    「そろそろ倜が明けるね。きみはもうきっず倧䞈倫。
    元の䞖界に戻れるよ。」

    「本圓にありがずう、劖粟さん。貎方たちのおかげで、この䞖界に来た時よりも、頑匵ろうっお思える。本圓にありがずう。」

    「この䞖界のみんなはずっずきみの味方だからね。きみの幞せを願っおいるよ。」

    意識ががヌっずしおたた目が芚めるず、自分の郚屋に戻っおいたした。

    女の子の頭には貝殻の髪食り、胞には氎滎の圢をした宝石が残っおいたした。

    自分の気持ちをちゃんず䌝えおみたい。

    私の声や気持ちを、聞いおくれる人がいる。

    そしお、今床は私が誰かを照らせるように。

    女の子は垃団から立ち䞊がり、ずおも玠敵な笑顔で歩き出したした。

    おしたい

    #創䜜倧賞2026

    #ファンタゞヌ小説郚門

     
     
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