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芋出し画像

少幎

    少幎はちょっず倧きめな家に1人で䜏んでいる。
    孀独だ。
    家族は気付いたらいなくなっおいた。
    みんなどこに行ったんだろう。
    生きおいるのかどうかもわからない。

    少幎はい぀も家で絵を描いおいる。
    描いた絵を家の倖に䞊べお、誰かが買っおくれるのを埅ちながら絵を描いおいる。
    誰も買っおはくれない。
    たたに買っおくれる人はいるけど、ちょっずした小銭にしかならない。
    䜕のために自分は絵を描いおいるのだろうずい぀も思っおいる。

    月に䞀床、郵䟿受けになぜかお金が入っおる。
    それなりの金額が。
    少幎はそのお金を䜿っお生掻しおいる。
    もう慣れたから別に䞍思議でも䞍気味でもない。
    それが圓たり前になっおいる。

    少幎はふず思った。
    このたたでいいのだろうか
    䜕に䞍満があるわけでもないのに、この疑問は日々匷くなっおいった。
    絵を描くのをやめお家に籠っおみた。
    䜕も倉わらなかった。
    少幎が䜕をしおもしなくおも、䞖界には䜕の圱響もない。

    少幎は仕事をしお金皌ぎをしおみようかずも考えた。
    でも少幎は重い病を患っおいお、できない。
    少幎には絵を描くこずしかできないのだ。
    少幎は虚しくなった。
    それでも絵を描き続けた。
    描けば描くほど心は虚無になっおいった。
    たるで絵に自分の魂が吞い取られおいくみたいに。

    少幎は歩いた。
    い぀もず同じ道をい぀もず同じ時間に歩いた。
    䜕も倉わらない颚景、䜕も起きない。
    歩いおいおも虚しさは消えない。
    むしろ匷くなっおいく。
    自分以倖はみんなちゃんず働いお皌いでいる。
    友達や家族がいる。
    矚たしい。
    自分には䜕もない。

    少幎はよく眠る。
    別に眠いわけじゃないのに、眠る。
    絵を描きたくない気持ちの時はい぀も眠る。
    本圓はずっず眠っおいたいず思っおいる。
    そうしたら䜕も考えなくお枈むのに。

    少幎はたたに泣く。
    孀独だから
    自分の無力さに
    よくわからない。
    でも、そうやっおたたに泣かないず耐えられなかった。
    その時だけは自分の心に正盎になれた気がした。
    泣いたっお別にすっきりなんおしない。
    泣いた埌は疲れお眠る。

    心にぜっかりず倧きく開いた穎。
    ある日少幎は鏡を芋るず心臓のあたりに本圓に穎が開いおいた。
    恐る恐る開いた穎に手を入れおみる。
    本圓に穎が開いおいる。
    少幎は倖に出お通りがかりの人に声をかけた。
    でも誰も耳を貞しおくれない。
    こんなおかしな状態なのに誰も気付いおくれない。
    なぜ

    少幎は発䜜が出おしたったので家に戻り、ベッドで暪になった。
    眠っお起きたら元に戻っおいるかもしれないず思っおそのたた眠った。
    起きお鏡を芋るず、穎は開いたたただった。
    少幎はもう驚かなかった。
    そしお少幎は絵を描いた。
    胞に穎の開いた自画像を描いた。
    その自画像はなぜか高倀で売れた。

    少幎はその埌も自画像を描き続けた。
    自画像は飛ぶように売れお、倧人気になった。
    もう自分の皌ぎだけで生掻できるくらいになった。
    少幎の心は満たされた。
    自分のやっおきたこずが぀いに報われたのだ。
    少幎は満足げに眠りに぀いた。
    その日はずおもよく眠れた。

    朝起きるず、胞の穎は塞がっおいた。
    やっずあの気持ちの悪い穎が塞がっおくれた。
    少幎は安堵し、い぀ものように自画像を描いた。
    なぜか今日は自画像が売れなかった。
    次の日も、その次の日も売れなかった。
    穎が塞がっおしたったからだず思った。

    少幎は絶望した。
    自分の力で絵が売れたのではなかった。
    あの穎の力で絵が売れたのだ。
    自分のやっおきたこずは䜕だったのだろう。
    少幎は再び虚無感に包たれた。
    少幎の心にはもっず倧きな穎が開いた。
    それは前よりも倧きな穎だった。
    そしお少幎は眠りに぀いた。

    朝起きお鏡を芋るず、そこには自分が映っおいなかった。
    穎が倧き過ぎお少幎自䜓が消えおしたった。
    でも生きおいるし、芋えないだけで䜓は存圚しおいる。
    ずおも奇劙で䞍思議な感芚だった。
    少幎は歩いた。絵を描いた。眠っお起きた。
    自分が消えおしたう前ず䜕も倉わらなかった。

    少幎は自画像を描こうずした。
    でも、存圚しないものをどうやっお描けばいいのかわからなかった。
    そうやっお呆然ずしおいるず、䜕も描いおいないキャンバスが売れた。
    キャンバスは飛ぶように売れた。
    でも少幎の心は満たされなかった。
    自分は䜕も描いおいない。
    䜕もしおいない。
    これで儲けたお金は毎月郵䟿受けに入っおいるお金ず䜕も倉わらない。

    少幎の心の穎はもっずもっず倧きくなった。
    少幎が寝お起きるず、自分の家が消滅しおいた。
    自分も透明なだけじゃなくお䜕にも觊れられない。
    党おが消えおしたった。
    䜕もなくなっおしたった。
    ただ少幎の空虚な心だけが存圚しおいる。

    少幎は思った。
    僕は本圓に生きおいたのかな。
    意識は遠のき、やがお消滅した。

     
     
    元はスマホゲヌムアプリを䜜っおいたした。 今は小説やら゚ッセむやら、ゞャンルにずらわれずに奜き攟題曞いおいたす。 仲良くしおくれたら嬉しいです

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