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Photo byyokoichi

男も育休を取ってみて感じた、取るべき理由と取るべき人

    はじめまして。
    私は30代で初めての子どもを授かった新米お父さんです。
    1,2年に一度住む都道府県が変わること以外は、収入や労働状況が極めて一般的な、どこにでもいるオジサンです。同世代の年収の中央値、朝8時半から17時15分までが定時の労働時間で、月間残業時間は時期や部署にもよりますが50~80時間くらい。有給消化は5日消化できれば上出来、月に1回休日出勤があるような、どこにでもいる所謂ノンキャリア官僚をしています。それなりに悩みながら、今この時期だけは育児のために人生を使いたくて、「最悪退職してもいいや。」くらいの決心で春から育休を取りました。
    取ってみて、すぐに「なるほど、これは取らなかった場合はうちの家庭では育児なんて無理だったな。」と強く実感したので、男性の育休を取って感じたことをダラダラと偉そうに皆様に共有させていただければ幸いです。
    お父さん、お母さんの先輩方からご助言をいただけることも期待しつつ、駄文ですがよろしくお願いいたします。

    育休って贅沢品?核家族なら必需品

    「育休」にどんなイメージを持っていますか?子どもを授かった女性が妊娠後期から産休に入って、そのまま子どもを預けられるくらいまで会社に席を残しておく、お母さんの社会復帰制度。男性が取る育休はお金に余裕があって、仕事も自分の匙加減で調整できる経営者やフリーランスなどのごく限られた方だけが、子どもの成長を見るために取ることができる「贅沢品」と思っていませんか?
    恥ずかしながら、私はそう思っていました。働かなくても将来に不安がないほど貯蓄はないし、何より自分の今のポストでは到底休める訳がない。自分しか出来ない・知らない業務が山ほどあるし、慢性的な人手不足で職場が限界に近い中で私が穴を開けたら部下や上司、職場に致命的な迷惑をかけてしまう…もっと暇なポストなら取れただろうに。と。

    認知度は高いが、社会的・精神的なハードルも高い

    独身の方でも、男性の育休の啓発ポスターを見たことがあるのではないでしょうか?それくらい、制度としての認知度は高いと感じます。けれど、大抵そのポスターにも男性が育休を取るメリットは「子どもの成長を間近で見られる!」「オムツやミルクなどのやり方を妻と同じペースで学んでいける」など、言ってしまえば取れたら取ったほうがいいよねくらいの事しか書いておらず、取らない場合のデメリットが産前に分からない内容の啓発がほとんどのように思います。初めての育児で右も左も分からない私のような人にとっては、「取れるなら取ったほうがいい」を可能にできるだけの、お金と時間に余裕があるご家庭の「贅沢品」感があるように考えていないでしょうか。
    仕事に穴を空けられないシャカリキ働かされているポストの自分は、有給すら取りずらいのに、育休なんてとても上司や職場に言い出せる雰囲気でもない。家事と育児の負担をパートナーと負担しながら子育てをするしかないんた。夫婦で育児休業なんて「贅沢」な選択肢は考えることすら現実的ではない…そう考えていました。少なくとも、以前の私は。
    育休を取ってみた今、ハッキリと言えます。その認識は逆です。男性が育休を取らなくても支障がない生活を送れる方が稀で、お父さん、お母さんのご家族が同居しており、いつでもサポートをしてくれるような環境でない限り、在宅で数時間作業をするだけでも問題ないような時間に余裕がある働き方をされている方か、家事代行やベビーシッターを費用を気にする事なく利用できるかなり金銭的に余裕がある方でなければ、お母さんもお父さんも育休を取らないと生活が破綻します。
    男性の育休は、お父さんのためというよりも、健康的な家庭と家族の命を守るための「必需品」だと私は思います。

    大人は赤ちゃんと一緒には寝られない

    2時間+1時間、合計3時間。これは、生後3ヶ月の赤ちゃんと夜一緒に過ごした場合に期待できる大人の睡眠時間。日によって、長めに寝れたり、全く寝られない日もありますが、赤ちゃんが夜に纏まって寝てくれる様になる3ヶ月頃を過ぎるまでは、大体3時間、多めに見積もって4時間くらいしか大人が寝る時間はありません。
    生後間もない赤ちゃんは、3時間おきにミルクが欲しくて泣きますが、ミルクを飲ませたらすぐに大人も寝られるかといえば、そんな事は当然ありません。
    ミルクを準備する時間、飲ませた後に寝かしつける時間、次のミルクまでに哺乳瓶を消毒したり、寝かしつけるためにオツムを交換したりする時間。毎回オムツを交換はしないし、哺乳瓶もいくつか纏めて消毒するとしても、「夜だから寝るぞ!」と思ってミルクを飲ませて、1時間くらいかけて寝かし付けても、2時間後にはお腹が空いて、起きて、泣いて、次のミルクを準備して、飲ませて寝かし付けて、オムツを変えて、次回のミルクの哺乳瓶の準備をして…と、目が冴えてしまった大人が再び寝ようとしたら1時間後に次のミルクの時間がやってくる。お子さん次第なところも多分にありますし、日によっては4時間寝てくれる日もあれば、次のミルクまで泣き止まない日も当然ありますが、我が家の場合は概ね上記のサイクルで一晩を過ごしていました。
    2ヶ月を過ぎる頃まで、どうやら赤ちゃんには昼と夜の区別はあまりないようで、しっかり3時間おきにミルクを欲しがり、その都度寝たり寝なかったりします。
    当然、夜寝られないのであれば、大人も赤ちゃんに合わせてお昼寝をしたいところですが、基本的に日中にお昼寝は出来ないです。
    日中も、3時間おきにミルクはあげなければいけないし、哺乳瓶の準備も、寝かし付けもオムツ交換もずっとあります。大人が赤ちゃんに構わなくてもいい時間は3時間おきに1時間+αくらいです。この1時間+αのうちに、大人は食事を済ませて、掃除をして、洗濯をしなければいけない。つまり、赤ちゃんが寝ていてくれる、泣いていない時間だけが家事をすることができる時間になるので、大人が昼寝をする時間はほぼ無いです。
    赤ちゃんは、一度泣き始めたら「不快」と思っていることを解消してあげない限り泣き続けます。放っておけば泣き疲れて勝手に静かになるということは基本的にないし、あったとしても1時間全力でギャン泣きする赤ちゃんと、ずっと一緒にいて家事なり食事をする事は精神的な負荷がかなり大きいです。
    さらに、赤ちゃんが生まれると家事は倍以上に増えます。食事を大人とまとめて作るなど当然できないし、赤ちゃんの洗濯物や哺乳瓶は大人と違う洗剤を使わなければいけないので洗濯物も食器洗いも大人だけの家の倍の回数必要になります。余程大きな洗濯機や乾燥機がない限り、毎日洗濯はしなければならないし、当然掃除機の音で起きてしまうとしても、アレルギーの事を考えれば毎日モップがけや数日おきに掃除機もかけなければいけないとなると、3時間おきに1時間+αの家事時間をフルに使っても、一日は恐ろしい速度で溶けていきます。
    これは、「何もない日」でこのスケジュールであって、赤ちゃんの検診、予防接種、体調を崩した場合の病院があれば、その日は家事はほとんど出来ないし、普段なら買い物のついでやお昼休みに済ませられる役所の手続きや銀行などが入ってくれば「お出かけセット」の準備や、オムツ交換、授乳室がある施設のピックアップなども入ってきます。
    もう、十分ご理解いただけかと思いますが、大人が寝られるのは、家事や大人の用事が全て片付いた夜に赤ちゃんが次に起きて来るまでの細切れ3時間だけで、それ以外の赤ちゃんが寝ている時間は貴重な「育児以外のこと」を進める作業時間ということになってしまいます。
    お仕事をされていれば、多忙な時期は数日睡眠時間が極端に短い日もあるでしょうし、完徹なんて事もあるでしょう。「残業多い時期は普段もそんなものだよ」という方もおられるでしょう。私も1週間の平均睡眠時間が2,3時間やシャワーを浴びるためだけに帰宅してすぐ出勤なんて事もちょこちょこありましたが、それでもたまの休日に泥のように寝たり、長めの入浴で疲れを誤魔化したりして多忙期を乗り切っていました。けれど、想像してみて下さい育児は2時間+1時間の睡眠時間の生活が2ヶ月以上続きます。寝溜めしている間、赤ちゃんがミルクやオムツ交換を我慢して泣かないなんて事はないんです。どうしても辛いから仮眠を取るという時間も、赤ちゃんが気を遣ってくれるという事もないですから、何かしらの家事を諦めて赤ちゃんが寝てる間に一緒に少し寝るとかしかないので、自分の都合では寝る時間すら決められない。この生活を、赤ちゃんが纏まって寝てくれるようになるまで続く…やってみれば直ぐに実感しますが3日間もすれば頭痛や体の痛みに悩まされ、全力で泣き叫ぶ赤ちゃんの声は、それらを悪化させて追い詰められていきます。そして、「あぁ、今夜もまた終わりのない育児で寝られないんだな」と毎日ネガティブになっていくと思います。
    睡眠時間一つを取っても、生後数ヶ月の赤ちゃんの育児と家事を熟すなんて大人一人の力では無理だと育児をしてみた今なら断言できます。

    泣き止ませるのは結局は体力

    我が家の赤ちゃんは3ヶ月過ぎたあたりから、泣き方も「眠たい」のか「眠たい以外の理由」かで変わってきました。
    「眠たい泣き方」なら寝かし付けるし、「眠たい泣き方以外」なら前回のミルクからの経過時間や、オムツの濡れ具合、暑くないか、寒くないかなど経験則から可能性を一つずつ潰していけば、「正解」に辿り着けることも多くなってきたように感じます。
    けれども、生後4ヶ月を過ぎた今でも「多分、何の理由もなく不機嫌」というちょっと理不尽なギャン泣きがあったりします。これは、私がまだ育児が未熟で、お父さんレベルがアップすれば、いずれは泣く理由が分かるようになるのかも知れないですが、今の私から見れば「何が原因かは分かんないけど、とりあえず不機嫌」という状態にしか見えない訳です。
    原因が分からないから、放っておいたら泣き止むかと言えば当然そんな事はなく、好きなおもちゃで遊んであげたり、無愛想なりに不器用ながらにニコニコして声をかけ続けたり、泣き止むまで抱っこしてユラユラと揺れ続けて、ご機嫌を伺い続けることになります。
    出産、育児に関心がある方なら常識らしいのですが、生後間も無くの赤ちゃんは目がほとんど見えておらず、おもちゃなどを目で追いかけて興味を持ってくれる追視が生後2ヶ月頃、おもちゃであやして楽しんでくれるようになるのは、我が家の場合では3ヶ月頃でした。つまり、生後1ヶ月頃はお父さんの顔もお母さんの顔もよく見えていないので、「いないいないばあ」で機嫌は治りませんし、2ヶ月を過ぎなければ、ぬいぐるみなどで遊んであげても反応しません。
    それに、低月齢の赤ちゃんは泣き方の違いがあまりはっきりしないので、生後2ヶ月頃までは「眠い」「お腹空いた」「暑い」「寒い」「うるさい」「びっくりした」「なんか嫌」が全て全力ギャン泣きの「オギャー!!!」です。そして、泣く時間が長引くほど「オギャー」の声が大きくなっていく仕様になっているようです。
    すでに子育てを経験した事があるお母さん、お父さんでなければ、赤ちゃんが泣いたとしても何故泣いているかの理由は分からないでしょう。
    1ヶ月くらい付きっきりで子育てをしていく中で、「《泣いた》→《オムツを変えてみる》→《泣き止まない》→《ミルクをあげてみる》→《飲まないし泣き止まない》→《薄着にさせる》→泣き止んで寝る…なるほど、暑かったのか袖のゴムが嫌だったのかな?」とトライアンドエラーの経験を重ねていくと、徐々にこのフローから少しずつ選択肢が外せていけるようになって、「さっきミルク飲んだばかりだから、『眠たい』か『ゲップが出来なくて嫌』のどちらかかだなー。」と背中をさすってみたり寝かし付けてみるから始められるので、結果的に泣き止ませるまでの時間は短縮されて行きます。
    私の場合、生後すぐは妻が里帰り出産で遠方におり、年度末の多忙とも重なってしまったため、隔週で半日高速道路を運転して赤ちゃんに会いに行っていましたが、何で泣いているのかのアタリを付けられるようになるまでにかかる時間は、隔週でしか会わない分、時間がかかってしまったと思います。
    その間に、妻に代わりながら赤ちゃんのお世話をしてくれた義実家のご家族は、私よりも上手く泣き止ませられていたように思います。
    大人は寝不足で、なかなか辛いというのはお話しさせていただきましたが、精神的に辛いのとは別に、寝不足で赤ちゃんを泣き止ませるのは体力的にかなり辛いです。じんわりと頭痛がある中、ぼーっとした意識でも目の前で大泣きする赤ちゃんに何をしてあげるべきかを考えなければいけないし、上手くいかなければ次々に試していく必要があります。それに、ちゃんと寝られていない分、肩や腰が軋み慢性的に痛みます。けれど、先ほどお伝えしたように生後間もない赤ちゃんは、顔芸やおもちゃであやす事が出来ないので、何が理由か分からないけれど泣いているという時は抱っこしてユラユラするしかないんです。生後4ヶ月の我が家の赤ちゃんも、「なんか嫌」という理由で泣いている時に、おもちゃで機嫌が治らなければ未だに抱っこしてユラユラする以外泣き止ませる事はできません。

    育児に関心がある方なら、「背中スイッチ」という言葉を聞いた事はあるかも知れません。抱っこしてる時は寝るのに、ベッドに置いた途端に泣くというアレです。
    低月齢の赤ちゃんは、「泣き止ませる=寝かしつける」とほぼ同義なので、静かに寝ていた赤ちゃんが突然「オギャー!!!」と泣き出したら、まずはやる事は抱っこして再度寝るかを試しながら、ミルクかオムツかそれ以外かを考えることになります。なので、基本的には赤ちゃんが泣いたら、泣き止むまで抱っこと体を揺らすのは止められません。やっと泣き止んだと思って、ベッドに降ろすと背中がついた瞬間に顔を真っ赤にして「オギャー!!!」が再開、これを寝るまで何回も繰り返します。
    我が家に限った事ではないでしょうが、赤ちゃんは一度泣き出すと、ちゃんと抱っこして立って体全体を揺らしてあげないと泣き止まない事がほとんどなんです。腰が痛いから、せめて座ったまま抱えて…では、納得してくれず、膝を使って、腰を使って縦に横に大きくユラユラしてあげないと泣き止まないし、ちゃんと寝てないとやめた途端に泣く。
    抱っこで手首が腱鞘炎になり、寝不足とユラユラで肩、腰、膝がバキバキでも、次に泣き始めた時はまた抱っこをしながら、意識が遠くなりそうな頭で「これは何で泣いてる?」を考える。
    私は社会人になってからは運動なんか殆どしていない運動不足人間なので、体力に元々自信はない方ですが、体力に自信がある人であっても、赤ちゃんを泣き止ませる生活を毎日続けるのはかなりハードワークじゃないでしょうか。当然、落としてはダメ、激しく雑にしてもダメ、慎重に丁寧に扱わなければ直ぐに危険が伴う赤ちゃんです。ダンベルの様にブンブン振り回せば良いわけではないけれど、それでも泣き止ませるには筋力と持久力という基礎体力勝負になってきます。お母さんだけ、お父さんだけで赤ちゃんを毎回毎日泣き止ませていたら、若い人でも1週間、私のように運動不足の30代なら一日で体のどこかが動かなくなります。
    まともな体力の大人二人掛かりでやっと、「体が痛くて動きが鈍い大人」が育児環境を維持できます。

    両親で育休を取らなくても良い条件

    ここまで、ダラダラとした私の拙い文章を読んでくださった方は、前向きに子育てを検討しているか、既に育休を検討している方、パートナーに育休をとって欲しい方か、或いは逆にワンオペ育児に覚悟を決めていてそれでも何とか一人で頑張る方法を模索している方ではないでしょうか?
    育児が大変なのは十分ご承知で育児素人の経験など聞くまでもなく、その上で「じゃあ、どんな人は育休を取るべきか」の決定打を探している方だと思います。私的なお答えとしては、どんな人が育休を取るべきかというよりかは、どういう条件が揃ったら育休を取らなくてもいいのかということになりますが、感じたことをお話しさせていただきます。

    ワンオペ育児をしている人は事実としている

    基本的に、育児は一人ではかなり厳しい…というより無理だと私は思っています。それでも、様々なご事情で「そうは言っても、うちはワンオペするしかないんだ。」という方、様々なご苦労をなされながら既にワンオペで頑張っておられるお母さん、お父さん方、本当に凄いです!
    正直、私はどうやってワンオペ育児を成立させているのかは検討もつきません。鉄人のごとき体力と精神力でこなしているのか、生後すぐからあまり泣かないで纏まって寝てくれるお利巧な赤ちゃんだったからなのか、何れにせよ、私は想像もできない努力の結果できているのだと思います。
    けれども、親御さんが身も心も健康である事が、お子さんにとって何より大事な事だと思うので、いっそ日々の家事は諦めて土日にパートナーの方にやって貰う、乾燥まで自動で終わらせてくれるドラム式洗濯機や食洗機の購入、宅配弁当などを検討して育児以外の時間はご自身の休息に当てて下さい。また、お住まいの行政を積極的に頼って育児のサービスなど活用して下さい。
    寝不足と肉体疲労で心身がボロボロの状態で、常にギャン泣きしている赤ちゃんと過ごしていると、精神的に追い詰められてお子さんを可愛いとすら思えなくなってしまう、かなり極端な考え方になってしまうなどのリスクがあるかと思います。私の家では二人掛かりでも、最初の一か月に、寝ない夜が数日続いて、追い詰められましたから。必ず、相談する相手や育児疲れを共有できる居場所を見つけて下さい。赤ちゃんのお母さん、お父さんはあなただけですから、どうか健やかな育児を。

    育休を取らなくても子育てできる環境

    さて、私は一人で育児と家事をこなす事は、どれほど優秀で忍耐力がある人でも無理だと考えているので、お母さん、お父さんの二人で家事育児をしなくても良い方は相当恵まれた環境にいる人だと思います。
    つまり、お父さん、お母さんのどちらかが家庭に居なくとも、二人以上の大人が赤ちゃんのお世話なり家事を出来るご家庭です。
    具体的に言えば、「転勤族」や「両親、義両親と離れている」核家族家庭は、よっぽどお金や時間に余裕がない限り育休を取るべきです。
    ここで言う、お金の余裕とは端的に言えば「あなたの代わりに家事や育児をしてくれる人」を雇用出来るだけの経済力がある人ならばあなたが働いていても問題ないかも知れません。ここで言う、時間の余裕とは「家事に充てることができる、一日のうち赤ちゃんが寝ている3時間おきの1時間+αの半分」の就労で成果に影響が出ない労働環境にある方です。ご夫婦で家事と育児を分担しても、成果を出せる雇用形態や就労状況なら、あなたが働き続けても問題ないかも知れないです。
    けれど、私を含めて多くの方は朝の8時半に出勤してそれなりに残業をして土日は基本的には休みだけれど、中々平日に有給は取りずらいような働き方で、家事代行サービスや毎食デリバリーを利用する生活をするには収入が心許ないような懐事情ではないでしょうか。
    そういう、一般的なご家庭であれば、単純な話親戚の誰かがあなたの家庭に献身的にサポートしてくれる様な環境である事が育休を取らない選択肢が初めて挙がってくるのであって、ご家族と離れて暮らす、そもそもあんまり家族を頼りたくないのであれば、たった3ヶ月くらいパートナーと家族のために育休を取って家庭に集中すべきだと思います。

    育休を取るデメリットなんて存在するのか

    休業は収入は減るけれども

    産休、育休を取ることで多くの方が感じるデメリットは、その後のキャリアへの影響と休業期間中の減収かと思います。
    まず、お金の心配ですが、行政からの経済支援があるため、そこまで大きなデメリットにはならないと私は考えています。
    具体的にいくらの経済支援があるかについては、詳しくはお住まいの自治体などで確認して下さいとしか言えません。何故かと言えば、少子化により日本全国の自治体で人口減少が洒落にならない事になっており、何とか食い止めるため各自治体でサポートを熱心に取り組まれているため、例えば出産お祝い金や子育て支援政策の内容、自治体独自の給付金や医療費の免除制度など取り組みも内容も金額も、「住むところによる」としか言えないです。AIか、お住まいの行政窓口で確認してみて下さい。
    ただ、確実に日本国民なら平等に受けられる権利としては育休を取っている期間中最初の半年は賃金の67%が国から支給され、社会保険料も免除となります。
    厳密にはちょっと違いますが、感覚的には、あなたが貰っている基本給の67%分は国が給付してくれるし、年金と国民保険料は引かれず、加えて生まれたその月から児童手当も支給されるので、手取りで見れば残業代分とボーナス分くらいが多少減る程度になろうかと思います。
    ここに、自治体独自の取り組みの給付なりお祝い金なりが入ってくる事になるので、育休に入ったら急に生活に支障が出る事はあまり無いように思います。当然、ベビー用品などで新たな出費はあるので多少の貯蓄はあった方がいいかとは思いますが、家賃やローンの返済計画が厳しく残業代で何とか生活しているというようなことでも無ければ、数ヶ月の育休が金銭的に大きなデメリットではないと思います。
    厳しいことを言えば、育休を取ろうが取るまいが、数ヶ月仕事を休んだだけで生活が維持できないような経済状況であれば、そもそも生活を見直して家族計画を立てるべきです。病気や怪我で数ヶ月働けなくなった時、育休ほど手当やサポートがあるわけではないことは想定して、生活を送るべきではないかと思います。

    育休でキャリアプランが崩れるか

    では、キャリアへの影響はというと、あなたの働いている会社の社風によるので、何とも言えないのですが…恐らく影響はかなり軽微だと思われます。
    仮に育休を半年取ったとすると、その半年の間にその業界で新しい技術や、社内ルールの改定があった場合、復職後それに着いていきながら業務に当たるのは大変だろうなと思います。私も、数ヶ月後に復職した時に「その仕事はAIシステムですることになったから、使い方覚えておいてね。」など言われないか今から戦々恐々としています。その期間は、普段より人事評価を下げる事はあるかも知れません。
    けれど、それが将来的なキャリアに影響するかと言えば、多分ほとんど関係ないのではないかと思います。
    ここ数年で、転職に対するハードルはかなり低くなっていると実感しないでしょうか?また、新卒を捕まえるため、どこも初任給を上げたりしているのをニュースでご覧になっていると思います。超売り手市場と言われて久しいですが、国民の人口が減っているのだから、当然新たに会社に入ってくれる社会人口はどんどん減っていき、定年を迎える人は減らない訳です。
    会社としては「他社」に社員を取られない様に必死にならないとそもそも会社が組織として運営できなくなりますから、半年育休を取ったくらいで会社はあなたの出世を遅らせたりしないだろうと思います。
    あなたを今日まで教育して、今のポストになって、当然上のポストも定年などでポコポコ空いていくわけですから、あなたと同世代で同じポストの中途採用がドサっと入社したなどの特殊なことがが無いのであれば、会社の人事部は、あなたを今のキャリアパスのまま育てく方が確実で効率的ですから。
    仮に、あなたの会社が「育休で半年も休む様な人には重要なポストは任せられない。」みたいな会社なら、今の時代転職しちゃえば良いと思います。無責任なことを言っている様に思われるかも知れませんが、転職サイトを一度見てみて下さい。あなたと同じ様な職種の中途採用募集は、選びきれないほど出ていると思います。どこでも人材不足は深刻ですから。
    斯くいう私も、転職は検討したりします。子どもの事を思えば、転勤族をいつまでも続けたくはないし、もう少し残業が少ない働き方で家族との時間を作りたいので、今後のライフプランをちゃんと考える時期が来たのかなと思います。
    脱線してしまいましたが、あなたが今後課長になるような出世コースなのだとしたら、半年休業したくらいでは、精々課長になるのが一年前後する程度の影響しかないでしょうし、本当は部長で定年するはずだったのに育休のために部長にならなかったとかは、半年の育休以外での影響の方が大きいでしょうから気にしても仕方ないように思います。定年を迎えるまでの長い時間に成果を出せば、最終的な人事判断に育休が関わって来るとは到底思えません。というか、半年程度の育休で出世にペナルティが発生する様な職場は辞めたらいいし、思う様なポストにならなかった理由が半年の育休と考える様なら「それ以外は完璧」であるとお考えでしょうから、転職して好待遇を選べばいいだけです。中途採用者が前職で半年育休を取った事なんて、退職して1年転職活動していたことと何ら変わりませんから。

    育休を取ると、取らない場合には貰っていたかも知れない残業代と、育休期間分のボーナスは減収になると思いますが、生活できる程度の国のサポートは期待できます。
    キャリアは復職直後の評価には多少影響があるかも知れませんが、長い目で見たら多分ないか、あるとしてもそれ以外の影響の方が大きい様に思います。それを踏まえて、一生のうち子どもと家族のために数ヶ月家庭に集中する期間を確保する事に比べて、デメリットと言えるほど大きなデメリットがあるとは私は思えません。

    育休を取らなくとも専業主婦家庭なら育児は出来る?

    育児が大変な事は分かっているけれど、パートナーは専業主婦または主夫で、赤ちゃんのそばにいつもいられる。家事だって、土日は自分が掃除や洗濯をするし、買い物だって自分が帰宅する時や土日にしてる。食器洗いも自分が帰宅後にする、役所の手続き(出生届、児童医療免除、その他児童手当の申請や、マイナンバーカードの作成など結構な回数市役所に行く必要があります。)は有給を取って自分が行くから、自分は育休を取らないで働いた方がいい。
    そうお考えの方も、当然おられるかと思います。というより、現実的な事を考えた時に一番最初に出てくる生活スタイルプランですよね。
    あなたの収入の33%やボーナスがどれくらいなのかは分からないですが、確かに働いていれば貰えたはずの数十万円があれば生活は楽にゆとりは出来るかも知れません。
    けれど、すでにお話させていただいた通り、育児をしていると寝る時間はないし、体力はとんでもなく消耗していきます。
    もっと言えば、言葉が通じない不定期的に「オギャー!!!」と大音量で泣く赤ちゃんとずっと二人きりで過ごして、誰かと話すことも出来ないし、テレビや動画で一人の時間を寛ぐことも難しい一日を毎日過ごしているパートナーは精神的な負担も大きいことも忘れないであげてください。
    そんなパートナーのために、育休を取らないで家事や育児を負担するという事は、「日中にはパートナーが家事をしなくても良い状態にしてあげる事」、「大人と話す時間を確保してあげられる事」、「一人の時間を過ごすことができる日を週に一度は取れること」、「2,3日おきに夜の寝かしつけや育児を負担してまとまった睡眠時間を確保してあげられること」という意味です。
    3時間睡眠のパートナーは、日中も3時間おきに泣く子をあやしてあげる必要がありますから、掃除や洗濯をしていたら本当に休みがないんです。大人が食事をする時間も考えると、1回か2回くらい「家事をしなければ自由になる1時間」が一日で出てくると思いますが、それをパートナーに休息してもらって2+1+1+1時間の合計5時間睡眠で頑張ってもらうなら、あなたが何時に帰ろうが部屋の掃除や洗濯物、食器洗いは一日分全てあなたが帰宅した後に一緒にやるということです。
    当然、毎日。
    また、買出しがパートナーの気晴らしになっていることもあります。赤ちゃんと過ごしていると、お出かけは授乳やオムツ、移動のハードルが高く、実質的に家篭りっきりになります。誰とも話せず、好きなテレビも見れない、寝たい時に寝られない、何故か分からないのに「オギャー」とギャン泣きし続ける家に一人ぼっちなわけです。
    疲れているだろうパートナーのために、重たい買い物を代わってあげるというのは素晴らしい配慮なのですが、どちらかと言えば、パートナーが買い出しに行くくらいの時間を、あなたが家で赤ちゃんを一人でお世話して確保してあげる方が大事かと思います。
    睡眠時間の事も、毎日の家事をあなたが帰宅した後に分担したとしてもパートナーは毎日細切れで4,5時間寝られるかどうかです。0時から5時までの連続した5時間ではなく、0〜2時までの2時間、5〜6時の1時間、14時から15時までの1時間、17〜18時までの1時間の合計5時間を毎日してたら体が休まる事はありません。
    2,3日に一度くらいは夜から朝まで連続して寝かせてあげないと、パートナーは心も体も壊れます。その日は、あなたが夜にミルクやオムツ替えをして2+1時間睡眠で出勤する事になります。
    土日は、平日にできなかった家事や買出しをする間にあなたが日中も赤ちゃんを見ることになります。
    そこまでやっても、頻繁に休暇を取って役所なり病院に行かなければいけないし、残業だってかなりセーブしなければいけないし、寝不足で業績が思う様に上がらなければ、職場からの評価が「子どもが産まれてからも変わらない働き者」になるかは分かりません。
    …どうでしょうか、出来そうですか。2,3日に一度3時間睡眠で朝8時に出勤し、20時前後に帰宅して、赤ちゃんを入浴させて、洗濯して、食器を洗って夕食の準備をして、その間にパートナーには赤ちゃんのミルクやオムツ替え寝かしつけをやってもらって、大人の食事や入浴をして0時に寝て2時に泣く赤ちゃんのお世話してという生活。
    私は無理だと思ったので、半年間育休を取る事にしました。
    幸いな事に、我が家の赤ちゃんは4ヶ月を迎えるまでに、夜比較的纏まって寝てくれる様になったので、育休が明けたとしてもお父さんもお母さんも2日に一回5時間睡眠で少し眠いくらいで過ごせそうですが、生後3ヶ月までは育休を取っていなければ妻か、私か、両方が倒れていた可能性が高い。本当に育休を申請しておいて良かったと思います。
    けれども、どうしても事情があって育休は難しいと言う事であれば、覚悟を決めて今お話しした生活リズムで頑張ってみるか、寂しいけどパートナーと赤ちゃんにはパートナーのご実家に帰省してもらって、向こうのご家族に家事や育児を甘えさせてもらいながら、週末に会いに行く生活の何れかしかないのかなと思います。つまりは、両親で育休を取らないのであれば、育休を取れなかった方が「育児」に関わるのは並外れた体力がある人か、纏まって寝てくれる様になった生後数ヶ月以降に育児に合流することがが現実的です。
    ただ、どんなに自信があったとしても、心と体を壊すほど頑なに育休を取らないや、パートナーに無理をさせることはしないようにして下さい。あなたとパートナーは赤ちゃんの大切な世界で二人だけのお父さんとお母さんですから。

    知らずに甘えるより、知って甘えて

    働きながらも、家事や育児に協力的な方たくさんおられますよね。「自分で言うのも何だけれど、仕事しながらも相当育児に関わっているよ」って自覚を持って頑張っている親御さんもいるでしょう。
    そんな方に、お尋ねします。次のうち、知らない事はないですか?知らないのであれば、知らないうちに、ご家族がフォローしてくれている、あなたが気付いていない育児です。
    ・あなたの子どもは普段一回何分で何ミリのミルクを飲みますか?飲む量が減ったり、遅くなったりする事はありませんか?
    ・一日のうち、絶対に寝れない時間はありませんか?その時間は外出などの生活リズムを避けるべき時間です。
    ・ミルクを温めるためのお湯は、何回に一度給湯しますか?次の補給は何時ですか?
    ・オムツは何週間でなくなりますか?次に買いに行かなければいけないのはいつですか?
    ・次の検診、予防接種はいつですか?その副反応で1週間くらいは発熱で機嫌を損ねたり、急に病院に行く必要があるかも知れません。
    ・一日のうち、何の理由もないのにいつも機嫌が悪くなる時間帯はありませんか?
    ・毎日の排泄の時間帯は知っていますか?
    育児は一人では出来ませんし、ましてや働きながら全部を把握するなんて到底無理です。偉そうな事を言ってますが、私も忘れっぽいので予防接種のスケジュール管理は妻にお願いしています。苦手な事や、一人だけでは対応が難しい事は、頼れる人が近くにいるなら甘えてもいいと私は思います。完璧にやらなきゃ!と追い詰められるより、協力してくれる人がいるなら協力してもらいながら上手くやっていく方が赤ちゃんにとっても親御さんにとっても良いと思います。
    ただ、知らないで甘えていると、急に何かの事情であなただけで育児をしなければいけなくなった時「あれ、オムツ切らしてる!」となりかねないですから、全部を完璧にしなくても、赤ちゃんを育てるために必要な時間や物は一通り把握して、あなたの代わりに時間をかけてサポートしてくれている人がいる事は認識していた方がいいのかなと考えたりします。

    知らない初めてがいっぱい

    パートナーに里帰り育児をしてもらいながら、週末に育児参加をしている方、日中は仕事をして夜は力の限りパートナーと子育てをされている方、どちらの親御さんも尊敬します。
    特に、後者で育児されている方は本当にタフだなと素直に感服です。私も半年の育休が終われば同じ様な生活になるので今後のために何かコツや、オススメのサプリなどあれば是非ご教示いただきたいです。
    とは言え、生まれて間もない赤ちゃんは日々凄まじい速度で成長します。それを近くで見られるのは育休取得の大きなメリットです。
    一昨日はできなかった事が、昨日初めて出来た!と思ったら今日は当たり前の様にやっている。
    育休を取らないデメリットばかり書き連ねてしまいましたが、「結局大変だから取れってことか。」と育児に後ろ向きにならないでください。
    育休は、ご夫婦二人だけで赤ちゃんを健康に育てるためには生後数ヶ月は必須だと私は考えていますが、家族のサポートや先にもお話しした様にお金や時間に余裕があるご家庭なら、働き続けながら育児をすることは可能でしょう。
    けれど、仮に赤ちゃん、パートナーが健康的に育児が出来る環境であったとしても、育休を取った方が「あなたにとって」良い事はあります。それは、あなたが赤ちゃんの人生で初めてに立ち会える事です。
    ・初めての追視はいつでしたか?
    ・赤ちゃんが手を見つけたのはいつですか?
    ・あなたの顔を見てくれるようになったのはいつですか?
    ・自分の手をしゃぶるようになったのは?
    ・声を出して初めて笑ってくれたのは、何をしてあげた時でしたか?
    ・名前を呼んで顔を向けてくれるようになったのはいつごろですか?
    ・初めて寝返りをしたのは?
    私は、いつ頃から自分の親の事を目で追う様になったのか、声を出して笑ったのはいつなのか全く覚えていませんし、仮にその時に父がいようが母がいようが、そんな事を言われたとしても「ふーん。」としか思わないでしょうから、たぶん赤ちゃんの初めてに立ち会う事は、当のお子さんにとってはどうでもいい事なんだろうと思います。初めて笑った時に、誰がいたとしても子どもの成長に大きな影響があるとは、少なくとも私は思いません。
    けれども、親側にとっては一大事です。
    仮に、初めて笑った時を見逃してしまうと、しばらくしたら当たり前の様に笑う赤ちゃんになってしまうので「笑った!」って感動は初回に立ち会えるか否かで大きく変わってくるように思います。パートナーや、ご家族から「今日、初めて手を見付けてたよ!」と言われても、仕事から帰ってきたあなたは、見ていないから「そうなんだー。大きくなってるんだねー。」くらいの感想になるでしょう。あなたが初めて寝返りする姿を見つけて、パートナーに「見て見て!寝返りしたよ!」と大興奮で伝えたら「先週くらいからずっとしてるよ。」と言われてしまったら感動は共有出来ないでしょう。
    赤ちゃんは文字通り本当に日々成長します。30過ぎた私は人生で初めての事なんて年に数回もありません。精々、食べたことがなかった海外料理に挑戦するとかそんなもんですが、赤ちゃんは毎日何かしら「人生初めて」を経験していて、数日の間にそれを当たり前にしてしまいます。
    お子さんの「人生初」を出来るだけ沢山立ち会って、家族で感動を共有できること。これは、育休を取る最大のメリットだと私は思います。

    育児にもアップデートが必要

    ご家族に育児をサポートしてもらっているお父さん、お母さんはどちらかの親御さんが働きながらの育児も可能だとお話しさせていただきました。
    と言うよりも、私のような転勤族や核家族じゃなければ、多くの方がお母さんが産休から育休に入り、お父さんが働き続けるご家庭が多いと思います。
    今のところ、現代の日本ではこのパターンでの育児しか想定されていないように思います。
    みんながみんな、両親や義両親などの家族を頼れる状況じゃないし、かといって、ハウスキーパーを雇ったり、在宅で数時間作業をするだけで十分な収入が得られる訳でもないのに、社会として両親が育児休業を取って子育てをすることを前提にしていないのは、少子化の一因だろと思いますし、出産費用や子どもの医療費や学費免除だけじゃなくて、そもそも「親になったときの支援や社会的な地位の保証」の方にも力を入れなよと、ノンキャリア官僚の私ですら思うわけですが、何にせよ両親や義両親に育児や家事のサポートをお願いしながら子育てをする家庭は多いように思います。
    どちらがいいなどと言うつもりはありません。お父さんとお母さんが負担が小さい方法で、ご夫婦で育休を取り子育てをなさっても、ご家族のサポートをいただきながら子育てをなさっても、お子さんと親御さんが健康であればそれが正解の育児環境です。
    ただ、ご注意いただきたい点を最後に一つお伝えします。
    それは、育児の常識も定期的にアップデートが必要ということです。
    我が家の赤ちゃんは、間もなく5か月となり、BCGの接種が控えています。30代の私の記憶では、小学校で腕に剣山のような厳つい注射器で「ハンコ注射」と呼ばれる注射を腕にされ、しばらく膿んだり痒かったりで大変だったなぁというあれを、まだ生後半年にも満たない赤ちゃんに打つのかと衝撃を覚えました。知らないうちに、小学校でのBCG接種は廃止され、赤ちゃんに接種することになっていたようです。
    これは、ジェネレーションギャップが大きくなればなるほど、常識に大きな乖離が出てくると思います。
    例えば、あなたが義両親の元にパートナーとお子さんを預けて、週末に育児参加している方だとして、「私らが子育てしたときはこれが常識だった。最近の若い人は知らないんだね。」と今では非常識とされる育児がされていた時に、どうされますか?
    「チャイルドシートは泣くからしない。」「離乳食を始める前には、果汁から始める。」「K2シロップなんか、飲ませなくても子どもは育つ。」…それを週末しか育児に参加できていないあなたが今の常識をうまく伝えて取り入れられるでしょうか?
    我が家は、妻の実家のご家族が非常に理解がある方々だったので、そういうことははなかったのですが、育休を機に参加した地域の「パパ会」に参加したらこの声が非常に多かったことで「なるほど、これは夫婦だけで子育てしている家庭より起こりうるな。」と思いました。
    育児も、日々常識が変わっていきますし、風習なども現代にマッチしているかは分かりません。
    どんな環境での育児にせよ、育児への常識は常にアップデートしておくべきかなと思います。

    ご挨拶

    ここまで、つたない文章にお付き合いいただきましてありがとうございました。先輩お母さん、お父さんは「ここ、違うよ。」などあればご指導いただけると嬉しいです。
    まだまだ分からないことばかりですが、男が育休を取って感じたことは、妻だって私だって、初めての育児で不安であるということ。それとまっすぐに向き合うためには、どんな環境であれパートナーと不安を共感できるようにすることが大事なのかなと思う毎日です。
    お父さん、お母さん、ともに健やかに育児頑張っていきましょうね!


     
     
    お父さんになりました🔰 転勤族で、どちらの実家からも遠い見知らぬ土地で妻と二人で育児となったので4月から半年育休を取りました。 先輩お父さん、お母さんからのご助言参考にさせて頂きたいです。

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