
「誰かが創った」世界から、「私たちが創る」未来へ── 一人で挑んだAIエージェント開発で得た未来を描く力 #未来のためにできること
ふと気づけば、私たちの生活は“誰かが創った便利”に囲まれていた。
スマホもアプリも、近年話題のAIも、
気づけばすべて「誰かが作った未来」だ。
でも、その「誰か」の中に、私たちの姿はどれだけあるだろう?
あなたの欠片はどれだけあるだろう?
「いつか誰かがどうにかしてくれるだろう」
──そう思って、私は長い間テクノロジーを使うだけで過ごしてきた。
でも、AIという言葉が日常に入るようになった2年程前、
日々「使い方」だけが独り歩きしていく光景に怖さを覚えた。
自分の手が、一度もその未来に触れていない事に気づいてしまった。
進化の流れは止まらない。
でもその流れに、私たちはどこまで関われているのか──そう問い続けた。
この国が世界から取り残される焦りを10年以上抱えてきた私は、
「使う人」「消費する人」だけではなく、
「創る人」になることを決めた。
難しくてもいい。完璧じゃなくてもいい。
ただ小さな一歩でも踏み出そうと。

蓋を開けてみると、創ってみる、は想像以上に人間くさい作業だった
私はもともとデータサイエンスに関わっていたが、「AIエージェントをつくる」という作業は、それまでの開発とは全く違っていた。
ただコードを書くのではなく、「AIがどう考え、どう動こうとするのか」を理解し、人の感覚に合うようにその思考の流れを調整していく。
私は、ReActという思考と行動のループを基に、システムプロンプトを緻密に設計していった。
AIがユーザーの問いをどう解釈し、どう答えを導くか。
その道筋があいまいだと、出力も人間の感覚からズレてしまう。
だから、AIにも人にも誤解がないように──その橋渡しをする通訳者のような役割が求められた。
ふるまいや言葉選び、出力の構成まで脚本を書くようにデザインする。その工程こそが、AIエージェント開発の核心だった。
気づけば、私はAIと向き合いながら、自分自身の未来とも向き合っていた。
テクノロジーの進化は誰にも止められない。
でも、ただ流れに乗るだけでは、私たちはいつまでも「使う側」のままだ。
減っていく未来を待つのではなく、
増やしていく未来を自分で描いてみる。
小さな一歩でもいいから、自分の想いや問いを形にすること。
それは未来に種を蒔いて、自分の手で育てていく一歩だ。
さあ、私達で描く未来を創造していこう。