
【連載小説】connect~涙はいつも左からーあらすじ、目次、登場人物
connect~涙はいつも左から
あらすじ
若い画家・凛の初個展をめぐり、ショウと侑依香は準備から運営までを共に支えた。会期中、三人は作品と向き合いながら、それぞれの思いや関係を深めていく。レセプションでは凛が感極まり涙し、仲間たちに祝福される中で新たな一歩を踏み出す。
個展の成功を経て、ショウは凛を支え続ける決意を固め、侑依香もまたその覚悟を共有する。
やがて二人は海辺で未来を語り合い、穏やかな朝焼けの中でショウは侑依香にプロポーズする。
物語は「終わり」から「始まり」へと優しく繋がっていく。
目次
プロローグ
第一章 マッシュビル
第二章 出逢いかそれとも再会か
第三章 個展やろうよ
第四章 始まりの準備
第五章 ペパーミントグリーンの目
第六章 侑依香の誕生日と母の死
第七章 あれは再会だった
第八章 一期一会、というけれど
第九章 函館の雪
第十章 最後の準備
第十一章 個展は楽しい
第十二章 終わりから始まりへ
エピローグ
登場人物
私/ショウ/城河匠(しろかわたくみ)
雑誌社の報道カメラマンを経てフリーとなる。
同時に現代美術のギャラリーカフェ・スペイサイド開設。若手芸術家を中心に先進的なギャラリー運営を行うが、時代のニーズに合わず七年後に閉じる。
現在はカメラマン兼ギャラリストとして活動。
妻・杏奈の死を経て、アートと向き合う時間を過ごしている。
城河杏奈(しろかわあんな)/匠の妻・享年三十八歳。
雑誌社編集担当時代に匠と出逢い結婚。三十六歳のときに発病、二年の闘病生活の後他界。
匠を愛し、彼だけのために生きた女性。
浅見侑依香(あさみゆいか)
芸大卒業後デザイン会社勤務。
父母と三人家族。森田凛とは学生時代からの親友。
大人っぽい雰囲気で言葉は少ないが、どこか人の心に残る女性。
森田凛(もりたりん)
芸大卒業後イラストなどを描きながら、好きな油絵を描き続けている。
父母妹と四人家族。
活動的な性格で、人の中心にいることが多く、場の空気を自然と動かす存在。
土屋修三(つちやしゅうぞう)
芸大卒業後画家として活動。
ギャラリー・スペイサイド時代に城河匠と出会い、それ以来の親友となる。
飄々とした性格で、十二年前に福田香との間に子どもを授かり結婚。長女梓誕生。
土屋香(つちやかおり)/旧姓福田
アパレルメーカー勤務。
ある個展で土屋と知り合いその後授かり婚。
土屋作品の一番のファンでありサポーターでもある。
谷口啓介/谷やん(たにぐちけいすけ)
アート好きが高じてギャラリー・スペイサイド時代に城河匠と出会う。
その後ギャラリーバー・マッシュビルを開業し、人と芸術が交わる場所をつくっている。
全編マガジンに収録します。