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Photo bynejimaki_kazuma

二週間に一度の「チャーシュー大盛り」勝負。三男なりのプライドと、私の助け船。

    近所にある、私たち家族が一番大好きなラーメン屋さん。
    こだわりが強く、決まったルーティンを愛する三男にとって、ここは二週間に一度必ず訪れる「聖地」のような場所だ。

    「特性を気にしすぎたら、どこにも行けない」
    今日、私はそう自分に言い聞かせて、いつもの暖簾をくぐった。
    いつもは三男のペースに合わせるばかりの私だけど、今日は私も「自分を押し通す」と決めていたから。

    そんな私の気合をよそに、三男が注文したのは「チャーシュー大盛り」。
    案の定、途中で箸が止まり、苦しそうな顔をしている。
    「だから言わんこっちゃない」と喉まで出かかったけれど、私はそっと助け船を出した。チャーシューを数枚、私の皿へ。

    三男は、とにかく勝ち負けにこだわる。
    たぶん、この大盛りも彼にとっては一種の「自分との勝負」だったんだろう。

    ふと周りを見れば、親の指示にスッと従う同級生たちの姿。
    正直、「いいな、うちはあんなに強く言わないと伝わらないのに」と、埋まらない差を感じて凹むこともある。

    でも、食べ終えたあと。
    三男は自分でお金をテーブルに置き、
    「ご馳走様でした!」とお店の人に伝えていた。
    指示はなかなか通らない。
    こだわりも、わがままもいっぱい。

    でも、大好きな場所で、大好きなラーメンを前に、彼なりの「筋」や「礼儀」はちゃんと育っている。
    それを知っているのは、毎日こうして隣で戦っている私だけ。

    指示が通る同級生にはない、この「不器用で真っ直ぐなプライド」を深掘りしていくと、なんだかたまらなく面白くて、愛おしくなってくる。
    これも立派な、我が子の探究。

    今日はチャーシュー大盛りのパワーを借りて、私の「自分を押し通す日」は幕を閉じた。
    ……さて、次は私の番。イオンで靴、買っちゃおうかな。

    #親バカ探究部

     
     
     
    凸凹のある子どもたちとの毎日で、工夫しながら少しずつ楽になったことや、私自身の気持ちの変化を書いています。 自分も大切にしながら、ゆっくり綴っていきたいと思っています。 三兄弟ママ|不登校|次男はダウン症,自閉症、三男は自閉症|趣味は散歩・映画・温泉