
サポーター体験記 その1
2026.08.30以前、宣言していた「レノファのゴール裏で試合を見る日」だ。
普段はスタメン発表のタイミングでスタジアムに着けばいいや、くらいのライトな感覚で行ってるけど、この日は早くスタジアムに行くつもりで、当日のスケジュールを準備していた。

めっちゃ早く来た。
ユニを貰うために早めに行って、のんびり過ごすつもりだった。
予定を変えました。
労働することにしました。笑

以前より自由の利く環境で働かせてもらっているので、単純にお金を稼ぐという意味もある。
イベントスタッフのバイトって昔からやってみたかったし。
でも、それだけじゃない。
ボランティアスタッフやアルバイトの皆さんがどんなふうに働いているのか。
サポーターや、招待で来たお客さんがどんな会話をしているのか。
実際に自分も動いてみて体感してみようと思った。
「行かないのに文句言うな」的なお声もありましたからね。
徹底的にやってやりました。
アルバイトスタッフは30名以上。業務時間が早い人なども含めたら50人くらいらしい。
イベント会社の直雇用は学生がメインで、単発バイトは幅広い年代、といった感じ。
レノファ山口を知っている人はほとんどだったけど、実際に試合を見に行ったことがある人は半分もいなかった。
「クラブの力になりたい!」というより、地方のちょっと時給のいいアルバイト、くらいの感覚の人もいるんだろう。
まあ、そりゃそうだ。
レノファが好きな人だけで、これだけの人数が集まるかと言うとね。
担当は入場ゲートでの仕事。
BONESの皆さんと協力して配布物を準備し、それぞれの持ち場で作業をする。
自分より2周りは年上であろう方や、逆に1周り歳下だろう方からも、親切にしていただいた。
立場の上下はあるけど、大学生っぽい人からタメ口で話しかけられるのも正直嫌いじゃない。
むしろ楽しい。
列整理も手伝った。
開門まで1時間以上あるのに、列はかなり伸びていた。
「今日すごいね」
「久しぶりに並んだ」
「2016年のセレッソ戦を思い出すね」
「服もらえるかな?」
そんな声が早くも聞こえてきた。
一方で、整列が追いつかないことでクレームも何件かいただいた。
状況把握できていなかった。言い訳はせず謝った。
まあ、スタッフとして立っている以上、そこは仕方ない。
そして、クレーム以上に聞かれたのが、
「このチケットはこの列ですか?」
という質問。
どのゲートから入ったらいいのか分からない人って、思っていたより多いんだね。
普段からスタジアムに通っていると、○○ゲートなんて普通に分かる。
でも初めて来た人からしたら、
「メインってどこ?」
「バックって何?」
「ゴール裏って安いね」
くらいの話なのかもしれない。
こっちにとっての当たり前が、向こうにとっては全然当たり前じゃない。
まあ、言われてみればそりゃそうだ。
そんなことも、スタッフ側に立ってみて実感した。
ひと段落したら、今度は場内の仕事。
トラメガで声掛けなども行った。
喋っている間、みんなめっちゃ自分の方を見てた。
「おぉ、マジか」って、一歩下がった。笑
コールリーダーって凄いな。
ゴール裏とくに気にしなかったけど、あの人数を前にして声を出すって、なかなかできることじゃない。
その後もバタバタと仕事をして、定時になった。
楽しかった。
でも、めちゃくちゃ疲れた。
水分補給のタイミングを逃して、汗も出なくなっていた。
今回は賃金の発生する身分だったけど、ボランティアで試合運営に携わるBONESの皆さんには、改めて敬意を表したいと思った。
「人が好き」
「レノファが好き」
「体を動かすのが好き」
優先順位はそれぞれなんだろうけど、無償でここまで活動できるのは本当にすごいと思う。
ひねくれた性格の自分らしく、みなさんとの光景とちょっと違った目線に立ってみた。
選手がいて、クラブスタッフがいて、アルバイトがいて、ボランティアがいて、サポーターがいる。
立場はそれぞれ違うけど、みんなが試合の日のスタジアムを作っている。
クラブを支える人全てがサポーターなんだと思った。
……と、試合前半までお仕事をして、すでにヘロヘロになった私。
スタッフシャツからユニフォームに急いで着替えたけど、果たして後半からゴール裏で飛び跳ねることができるのか。
そして、実際にゴール裏に行ってみて何を感じたのか。
続きは、またあらためて書いときます。