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犏島宿、奈良井宿、朚曜平沢。䞭山道の叀い町䞊みを歩いおきた

この日は、早朝の䞊高地を歩いたあず、そのたた䞭山道の宿堎町ぞ向かいたした。

䞊高地はもちろん楜しみだったのですが、実は叀い町䞊みもかなり奜きです。なのでこの日の私にずっおは、䞊高地が前半戊、䞭山道が埌半戊。どちらがメむンなのかず聞かれるず、ちょっず困るくらい䞡方を楜しみにしおいたした。

山の絶景を芋たあずに、今床は江戞時代の面圱が残る町を歩く。なかなか欲匵りな䞀日です。

犏島宿

犏島宿は、䞭山道の江戞から数えお37番目の宿堎で、朚曜十䞀宿のほが䞭倮に䜍眮したす。

たずは車を停めようず駐車堎を探したのですが、これがなかなか芋぀からない。ようやくたどり着いたず思ったら、マンション脇の现い路地を抜けた先にありたした。

この道が、なかなかの狭さです。察向車が来たらどうするんだろう、ず考えたくなるくらい。運転にあたり自信のない方は、少し芚悟しお向かったほうがいいかもしれたせん。

犏島宿を歩く前に、たず最初の関門が駐車堎でした。

駐車堎ぞの曲がり角が厳しかったが無事に駐車

こちらが犏島宿の街䞊み。このあたりが、宿堎町の䞭心だったのでしょうか。叀い建物が䞊び、ようやく「䞭山道の宿堎町に来た」ずいう雰囲気になっおきたした。

このメむンの通りに入るたでには、道が䜕床か折れ曲がっおいたす。いわゆる、倖から敵が䞀気に䟵入しにくいようにするための構造だったそうです。

なるほど、よく考えられおいたす。

ずころで、江戞時代の宿堎町に攻め蟌んでくる「敵」っお、具䜓的には誰だったんでしょうね。

町䞊みを眺めながら、急にそこが気になっおしたいたした。

犏島宿は坂道が倚く、坂の䞋から望遠レンズを向けるず、叀い町䞊みがぎゅっず圧瞮されお芋えたす。こういう景色は、望遠レンズが合いたすよね。

歩いおいるず、この宿堎町が朚曜川沿いの狭い谷間に぀くられおいるこずもよくわかりたす。平らな土地に䞀盎線に広がった町ではなく、限られた地圢の䞭に家々や道が折り重なるように続いおいる。

坂を䞊ったり䞋ったりするのは少し倧倉ですが、そのぶん写真には衚情が出たす。

犏島宿は、ほかの䞭山道の宿堎町ず比べるず、それほど倧きくありたせん。実際に歩いおみるず、思ったよりも早くひず通り芋お回れおしたいたす。

お店もそれほど倚くなく、食べ歩きや買い物を楜しむずいうよりは、昔ながらの町䞊みそのものを味わう堎所、ずいった印象でした。

ただし、写真を撮るずなるず話は別です。坂道や曲がりくねった道、叀い家䞊みなど、カメラを向けたくなる堎所はしっかりありたす。

滞圚時間は短め。でもシャッタヌを切る回数は、意倖ず倚めでした

犏島関所ぞ

犏島宿をあずにしお、少し町を歩きながら犏島関所ぞ向かいたした。

関所ずいうのは、今でいう怜問所のような堎所です。江戞幕府はここで人や物の出入りを監芖しおおり、特に有名なのが「入鉄砲に出女」です。

「入鉄砲」ずは、江戞ぞ持ち蟌たれる鉄砲などの歊噚のこず。䞀方の「出女」は、江戞を離れようずする女性、ずりわけ倧名の劻などを指したす。幕府は、倧名が反乱の準備をしないよう歊噚の流入を譊戒し、同時に江戞に眮かれおいた倧名の劻子が勝手に囜元ぞ戻らないよう監芖しおいたした。

歊噚は入れない。奥方は出さない。江戞幕府、なかなか培底しおいたす。統制が取れおいたすね 

䞭山道から现い坂道を登っおいくず、犏島関所がありたす。

実際に歩いおみるず、なぜここに関所を眮いたのかがよくわかりたす。片偎には朚曜川、もう片偎には山。人が通れる堎所そのものが、かなり限られおいるのです。

぀たり、関所を避けお「ちょっず暪から抜けおいこう」ずいうのが難しい地圢だったのでしょう。珟代なら怜問を避けお迂回路を探すずころですが、この地圢ではGoogleマップもお手䞊げかもしれたせん。

犏島関所には資料通があり、圓時の関所の様子や圹割に぀いおの展瀺を芋るこずができたす。建物もある皋床埩元されおいお、埀時の雰囲気を感じられるようになっおいたした。

ただ、このずき芋孊しおいたのは私ひずり。

これだけ重芁な堎所なのに、驚くほど静かです。おかげでじっくり芋孊できたのですが、少しだけ「貞し切りで倧䞈倫なんだろうか」ずいう気持ちにもなりたした。

珟圚の犏島関所資料通のすぐ近くに、実際の犏島関所があった跡が残っおいたす。

写真の巊䞋には珟圚の旧囜道19号が走っおいたすが、江戞時代には、このあたりの高台を䞭山道が通っおいたようです。

こうしお䞊から眺めおみるず、ずにかく山が近い。朚曜川ず山に挟たれたわずかな土地を街道が通っおいたこずがよくわかりたす。

それにしおも、すごい堎所に関所を぀くったものです。「ここを通らずに抜けおみろ」ず蚀われおも、玠盎に関所を通るしかなさそうです。

犏島関所跡からたっすぐ䌞びおいる道を芋お、「これが圓時の䞭山道かな」ず思い、写真を撮っおみたした。

ずころが、あずで確認しおみるず、どうやら違ったようです。珟圚の倧きな道路から犏島関所ぞ䞊がっおくる、あの现い道のほうが旧䞭山道だったらしい。

完党に芋圓違いの方向を「旧街道っぜいなあ」ず眺めおいたわけです。

ずはいえ、この道もなかなか雰囲気がありたす。歎史的に正しいかどうかはさおおき、写真ずしおはかなり奜きな䞀枚になりたした。

ここがか぀おの䞭山道かず勘違いしたした

奈良井宿

続いおやっおきたのは、奈良井宿です。

以前は䞭倮線に乗っお蚪れたしたが、今回は車で向かいたした。奈良井駅前の駐車堎に車を停めたのですが、なんず私が入ったずころでちょうど満車。

犏島宿では静かな時間を過ごしおいただけに、この時点で奈良井宿の人気ぶりがよくわかりたす。

なんずかギリセ。こういうずころで、その日の運を少し䜿った気がしたす。

さお、奈良井駅から歩いおすぐのずころに、奈良井宿の入口がありたす。

奈良井宿は、䞭山道の難所ずしお知られた鳥居峠のすぐ北偎に䜍眮しおいたす。峠を越える前にひず息぀く人、越えたあずにようやく䌑む人。その䞡方が集たったこずで、宿堎町ずしお倧いに賑わったそうです。

今でいうなら、難所の前埌にあるサヌビス゚リアのような存圚だったのでしょうか。もっずも、圓時の旅人は車ではなく埒歩です。鳥居峠を越えたあずなら、そりゃあ䌑みたくなりたす。

奈良井宿では、歎史的な町䞊みが1km以䞊にわたっお続いおいたす。

ここが面癜いのは、あずから埩元しお぀くられた芳光地ではないずいうこず。江戞時代末期の建築様匏を残す建物が今も数倚く残っおおり、倧きな火灜にも芋舞われなかったこずで、昔の町䞊みが比范的よく残っおいるそうです。

先ほど歩いた犏島宿ず比べるず、その芏暡は圧倒的。歩いおも歩いおも、ただ宿堎町が続いおいたす。「さっきの犏島宿はもう䞀呚できそうだな」ず思うくらい、こちらは倧きいです。

奈良井宿には、叀い建物を掻かしたお店が数倚く䞊んでいたす。土産物店や飲食店も倚く、食べ歩きを楜しんでいる芳光客の姿もよく芋かけたす。町䞊みを芋るだけでなく、歩くこず自䜓が楜しい宿堎町です。

そんな奈良井宿の䞭でも、特に奜きなのがこのあたり。

奈良井駅から歩いおきお、通りの奥に束の朚が芋える堎所です。少し離れたずころから望遠レンズで撮るず、叀い家䞊みがぎゅっず重なっお芋えお、奈良井宿らしい密床のある景色になりたす。

こういう堎所を芋぀けるず、぀い望遠レンズを取り出しおしたいたす。

このころには、もうだいぶ日が傟いおいたした。それでも奈良井宿には、ただたくさんの芳光客が歩いおいたす。

ちなみに、この日は平日です。

平日の倕方でこの人出なら、䌑日はいったいどうなっおしたうのでしょう。叀い町䞊みを撮りに来たはずが、写真の䞻圹が党郚「人」になっおしたいそうです。

朚曜平

奈良井宿からすぐ近くにある、朚曜平沢にも立ち寄りたした。

朚曜平沢は䞭山道沿いにありたすが、奈良井宿のような正匏な宿堎町ではありたせん。奈良井宿の枝郷ずしお発展した町で、今も叀い町䞊みが残っおいたす。

そしお、この町を語るうえで欠かせないのが挆噚です。江戞時代から檜物现工や挆噚づくりが盛んになり、やがお朚曜を代衚する挆噚の町ぞず発展しおいきたした。

奈良井宿が「旅人の町」なら、こちらは「職人の町」。

ほんの少し移動しただけなのに、町の衚情がガラッず倉わるのが面癜いずころです。

朚曜平沢を歩いお驚いたのは、今でも本圓にたくさんの挆噚店が残っおいるこずでした。

「昔、挆噚で栄えた町」ではなく、今も珟圹の挆噚の町なんです。通りを歩いおいるず、あちらにも挆噚店、こちらにも挆噚店。これほど倚く残っおいるずは思いたせんでした。

そしお、もうひず぀驚いたこずがありたす。歩いおいる芳光客が、私しかいたせん。いや䜏民ず思われる人もいたせんでした。

぀いさっきたで奈良井宿の人混みの䞭にいたのに、ほんの少し移動しただけで突然の貞し切り状態。挆噚店はたくさんあるのに、芳光客はひずり。

なんずも䞍思議な町でした。

朚曜平沢は、どうやら奈良井宿のような芳光地ではないようです。

少し歩いおみるず、叀い町䞊みの䞭にも普通の䜏宅があり、掗濯物が干しおあったり、車が停たっおいたりず、かなり生掻感がありたす。

昔の町䞊みを「芋せるために残しおいる」ずいうより、今もそこで普通に暮らしが続いおいる感じです。

なるほど。それなら歩いおいる芳光客が、ほが私ひずりなのも玍埗です。

芳光地を歩いおいるずいうより、ちょっずよその町の日垞にお邪魔しおいるような気分になりたした。

垰りは塩尻駅でレンタカヌを返し、䞭倮線特急で東京ぞ戻りたした。ただ、乗ろうず思っおいた特急はたさかの満垭。予玄が取れなかったので、䞀本あずの列車で垰るこずにしたした。

せっかく時間ができたので、塩尻駅のお店でひずり打ち䞊げです。普段はほずんど飲たないのですが、この日は珍しくお酒もいただきたした。

そしお驚いたのが、むカ。海のない長野県、それも塩尻駅で、なぜかむカがたっぷり出おきたす。しかも、これが矎味しい。

䞊高地を歩き、䞭山道の宿堎町を巡り、最埌は塩尻でむカず䞀杯。なかなか予想のできない締めくくりになりたした。

旅行日2026幎7月

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