
ただ、まもりたかっただけ(後編)《夫が脳梗塞(脳卒中)に。妻のリアルな葛藤日記》
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ただ、まもりたかっただけ(後編)
協力すると言ってもらえて
どれだけ
こころがすくわれたことか……
最後に
「なにか聞きたいことある?」と聞いた
夏菜
「癌とかで 余命1ヶ月かもしれないって思ってたから……
死なないなら こんなこと言ったらだめかもしれないけど
よかったーって思ったよ」
流菜
「予約してた旅行に行けないのが 悲しい
いちご狩りも楽しみにしてたのに……
旅行にいきたい」
「あー
たしかに!」
「いちご狩り行きたい!
旅行じゃないいちご狩り行こうよ!
いちご沢山食べたい!」
夏菜と心菜が乗った
そして心菜
「ぱぱは いつ退院するの?」
みんなのことばに
まっすぐ応えた
3人は それぞれの想いを抱えながらも
真剣に わたしの声に耳を傾けていた
流菜の目は すこし潤んで揺れていたけれど
わたしの想いを しっかりと受けとめてくれていた
夏菜には
「うん そうだね
余命宣告されて 死ぬわけじゃないね」
と返したけれど
どこかで そう思いたかっただけなのかもしれない
口に出すことで
自分自身に言い聞かせていた
だいじょうぶだよって