
リハビリはゲーム感覚で!9:動かぬ左手、つながる画面《脳梗塞(脳卒中)の“前向き”闘病記 小説風》
第一話はこちらからご覧ください
はじめに
脳幹部の梗塞で倒れた和泉大輝。
動かぬ体で、リハビリに挑む日々が続く。
右手のグーパー、かかとに伝わる重み・・・
小さな変化が"回復への光"となっていた。
🧠この話には、別記事で医学的見地からの解説があります。物語とあわせて読むことで、脳梗塞の理解がより深まります。ぜひご確認ください。
本作におけるリハビリの内容や回復の経過は、私自身が歩んだ実体験に基づいています。
この物語は、そんな現実を前向きに乗り越えていく希望の記録でもあります。
※本編には、病気、身体の麻痺、生命への不安などセンシティブな描写が含まれます。
心身に負担を感じる可能性のある方は、無理のない範囲でお読みください。
それでは、本編をどうぞ。
第一部 夢か現か(うつつか)―交錯する現実と希望
第九話 動かぬ左手、つながる画面
2025年3月2日
朝、目を覚ますとスマホに写真が届いていた。
三女・心菜の誕生日パーティーだ。
あの頃と変わらない、家族の時間・・・
その明るさに、思わず笑みがこぼれた。

でも、俺の身体は、今日も思うようには動いてくれない。
右手は重く、左手には違和感が残っている。
急に左手が本当に動いているか気になり、笹木さんに頼んで、左手を布団の上に出してもらった。
しかし、現実は残酷だった。
