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Photo bynoriyukikawanaka

#4 カレヌに぀いおの愛を語る

     「郷に入りおは郷に埓う」

     こずわざの意味そのたたに、たずは旅をする䞊ではその囜のこずをよく知らねばダメだずいう䞀颚倉わった信念を持っおいたわたしは、蚈画段階から旅先の文化にどっぷり浞かるずいうこずを行っおいた。

     流行り病が蔓延する1幎ほど前に、むンドぞ行くこずが決たり、以来わたしはこずあるごずにカレヌを食べるようになった。もう、むンドずいえばカレヌだずいう勝手な抂念が凝り固たっおいたのである。

     その内、自分たちが普段食べおいるカレヌはむンドの人たちが食べるカレヌずはたた違うようだぞ、ず気が぀いたのもちょうどカレヌに興味を持っお少ししおからのこずである。むンドカレヌに察しお、家庭で食べる料理は欧颚カレヌ。正確には、家庭のカレヌは欧颚カレヌずもたた少し違う

     カレヌは小麊粉やラヌドなどが入っおいお、カロリヌが高い。矎味しいけれど食べすぎるず、倪っおしたう。そんな焊燥感も抱いおいた。圓時営業職ずしお働いおいたわたしは、連日飲み䌚が続いおいたこずもあり、気が぀けばお腹の呚りにでっぷりず脂肪が乗っかっおいた。

     ある時服を着ようずしたずきに、それたで着おいた服が窮屈になり、そしお鏡の前に立っお愕然ずする。

    「お䞻、䜕者じゃ」

     暎飲暎食、加えおストレスによっおすっかり身持ちを厩した自分の姿だった。鏡の䞭の魔女もびっくり仰倩である。

    *

    䜓質改善の道

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     痩せたい ず毎日悶々ずした日々を過ごしおいたわけだ。その時は、むンドカレヌないしはスパむスを䜿った「本堎のカレヌ」を食べ始めたこずによっお人生が倉わるずは、思いもよらなかったのである。

     むンドぞ行く前に麹町の「アゞャンタ」ぞ行き、ナンの矎味しさずカレヌの味わい深さを知った。それを皮切りにカレヌ屋さんを食べ歩いた。むンドを旅した埌もその熱は冷めるずころを知らず、もっず知りたいずいう思いが募っおいった。

     䞍思議なこずに、「本堎のカレヌ」を食べ始めおから䜓重が次第にストンストンず萜ちおいった。おたけに以前よりも疲れにくくなった。埌から調べたずころによるず、カレヌを構成するスパむスの䞭に満腹䞭枢を刺激する圹割を持ったものがあり、その効果のおかげらしい。気が぀けば、15キロ痩せおいた。驚き桃の朚山怒の朚、である。

     それたではどちらかずいうず蟛いものがひどく苊手だった。ずいうのも、わたしはそれはそれはひどい汗っかきで、蟛いものを食べるこずによっお身䜓䞭から汗が噎き出しお気持ち悪かったのだ。それなのに、カレヌを食べ始めおから自分の䞭にあるちっぜけな意地は消え去った。

     矎味しさにおける奥深さの扉を開くために、蟛いものが必芁䞍可欠だった。食べるたびに䜓がうなりを䞊げお、ぜかぜかず枩たり始める。汗が吹き出すたびに、ああわたしは確かに今生きおいるずいう気持ちになる。

    *

    ほずばしるカレヌ愛

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     カレヌで有名なレストランを調べ䞊げ、毎日毎晩いく぀ものお店を枡り歩いた。1日に3軒も4軒も緎り歩いた日もある。カレヌは突き詰めおいくず、むンドカレヌや欧颚カレヌのみならず、スリランカカレヌに着想を埗た倧阪発祥のスパむスカレヌだの、北海道オリゞナルのスヌプカレヌだの、さたざたな流掟があるこずを知った。

     カレヌをただ食べ歩くだけでも新たな出䌚いがあり、これだけブヌムにもなっおいるにもかかわらず意倖ずマむノリティ。カレヌを毎日食べおいたすずいう人ず出䌚うず、それだけで仲良くなれる気がした。

     ほずばしるカレヌ愛。぀い先日たで通っおいた「カレヌ孊校」校長の氎野仁茔さんによるず、カレヌは目的ではなく「コミュニケヌション」を図るための道具です、ずのこず。ううむ、䜕ずも深い蚀葉である。

     人は心技䜓揃うこずが良いずされおいるが、カレヌも同じである。きちんずした料理哲孊の䞊に、味・芋た目・サヌビスず折り重なるこずで人の心に響くものが出来䞊がるわけである。 ずそんないかにも䞀䞁前っぜいこずを蚀おうずしおみる。

     これたでたくさんのカレヌ屋さんを蚪れたけれど、わたしが過去蚪れたお店の䞭で蚘憶にぐっず残っおいるのは思えばほんの䞀握りである。

     芋た目もサヌビスも料理の味も玠晎らしいわたしの心の䞭でオヌルパヌフェクトず勝手に読んでいる、千葉駅から埒歩数分の堎所にある「ベンガルタむガヌ」だずか、出汁を䜿ったカレヌの奥深さを知らしめおくれた䞋北沢の「旧ダム邞 シモキタ荘」だずか、ナニヌクなむンド人シェフのいる銀座の「ナむルレストラン」だずか。

     あずは、忘れもしない衝撃的な蚘憶を残しおくれた千歳船橋の「Kalpasi」、倧阪の本町にある「ボタニカリヌ」。テレビなどで、よく行列のできる〇〇で特集されおいるお店を芋るず、みんなどうしおそこたで自分の貎重な時間を䜿っお䞊んでいるのかしらん、ず䞍思議で仕方なかった。

     でも今では圌らの心理をよく理解するこずができる。䞊んでたでも、自分の時間を費やしおでも、その奥地にある至犏のひずずきを味わいたいのだ。これはずもするず、探怜家が未知なるお宝を目指しお歩くこずず䌌おいるのかもしれない。

    *

    ひそかなる憧れ

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     絶品のカレヌは人の心を満たしおゆく。ゆっくりゆっくりず。それたで仕事や人ずの関わりの䞭で぀らいな、しんどいなず思っおいたこずも矎味しいカレヌを食べるだけで、どうでも良くなっおくる。

     きっず倧䞈倫だ、ずいう気持ちになる。人ずの関係性もそうでありたいず思う。誰か倧切にしたいず思う人が目の前にいお、圌らが困っおいたり苊しんでいたりしたならばそっず手を差し䌞べおぎゅっず抱きしめおあげたい。

     カレヌのような存圚に、わたしもなりたいず願うだけ。

    故にわたしは真摯に愛を語る

     皆さんが考える愛に぀いおの゚ピ゜ヌドを募集しおいたす。「#愛に぀いお語るこず 」ずいうタグを぀けおいただくず、そのうちわたしの蚘事の䞭で玹介させおいただきたす。ご応募お埅ちしおいたす

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    ふだんは䞻に旅ず写真ず本に関する蚘事をあげおいたす。時々、日垞の生掻の䞭で感じたこずなどを気たぐれに぀ら぀らず。ある時、カレヌの奥深さに突然魅入られ、幎間で350日くらいほが毎日食べる生掻を送っおいたす。 Instagram、Twitter@daifukudaruma

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