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Photo byayame_c29

#41 自己に぀いおの愛を語る

    どんな女だっお自分を蚱しおいいし、倧切にされるこずを芁求しお構わないはずなのに、たったそれだけのこずが、本圓に難しい䞖の䞭だ。

    『Butter』柚朚麻子 新朮瀟単行本 p.22

     そういえば、今日は遞挙日だったず思い、慌おお投祚䌚堎ぞ。䞖の䞭は思いの倖殺䌐ずしおいる、本圓は良いこずもあるはずなのに、悲しみのニュヌスが垭巻しおいお。どこかに救いはないだろうかず必死に探しおいる。日本の未来を、ささやかながら良い方向に倉えおいきたいずいう思いで投祚箱に名前を入れた玙をストンず萜ずした。

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     ぀い最近、友人が抱える悩みを聞いおいたら、圌女は最近人に察しお優しくできる䜙裕がなくお、蟛いず蚀っおいた。昔であれば自分より幎䞋の人間に察しお、ああこの子はただ歳も若いし、そんな行動を取っおも仕方ないなず考えるこずができおいたのに、最近そんな考えができない、ず。仕事で䜙裕を倱くし、他者に構うだけの䜙力を割くこずができなくなったのかも、ずポツリ力無き声で喋る。

     「ああ、わかるなその気持ち」わたしは圌女に察しお同調の意を蟌めお、力匷く頷いた。自分がたるで氎䞭で溺れるようになっおいるず、぀い぀い他人を䞀緒に巻き蟌みたくなっおしたう。わたしも蟛いから、巻き蟌たれおよず蚀いたくなっおしたう。自分を倧切にできおいないず、誰かを気にかける気力が湧かなくなっおしたう。

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     今の䌚瀟で新入瀟員ずしお働き始めた頃、わたしは自分が意図しない圢で営業に配属された。配属埌、どうしおも意芋や考えが噛み合わない䞊叞がメンタヌずなっお、その頃は本圓に心を擊り枛らす結果に。自分の思い通りに郚䞋が動かないず気が枈たないタむプ。わたしがいくら意芋を蚀っおも、その人は頑なに自分の䞻匵を通そうずした。自分の意図した通りに動かないず分かっおからは、あからさたに貶めるような行動に出た。

     その䞊叞は、非垞に呚囲に取り繕うこずがうたかったので、わたしは次第に粟神的に远い蟌たれおいった。䜕が䞀䜓正解なのかがわからなくなった。疲匊するあたり、呚囲を気にかける䜙裕も無くなっおいく。指導する人がいかに盞手を思っお指導しおいるか、ずいうのはなんずなく空気感でわかる。自分の心がどんどん仕事から、日垞から遠ざかっおいくこずがわかった。

     やがおその様子を芋お心配しおくれた別の䞊叞が、困り果おおいるわたしを救い出しおくれお、別の堎所で働くような段取りを぀けおくれた。異動した先でもたあ色々あったが、その圓時の自分の環境ず比べるず月ず錈だった。本圓に䜕か人生の光明を芋た気がした。

     その時の経隓からか、わたしはできる限り呚囲の人の気持ちを汲みたいず思うようになった。䞀方で、仕事やプラむベヌトが忙しくなっおくるず、か぀おの自分に戻っおしたうのではないかずいう恐怖に襲われる。䜙裕がなくなるず、他人に優しくできなくなるず蚀った友人の蚀葉がわたしの心に小さな棘ずなっお刺さる。

     わたし自身の理想ずはただ遠い䜍眮にいるかもしれないず思いながらも、日々自分の䞭にある小さな自分ず向き合い、本圓にそれは正しいこずなのかず問いかける。

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     ふず自分の過去を匕っ匵り出しお、改めお自己に぀いお考えたいなず思ったきっかけは、぀るさんに語っおいただいた「#愛に぀いお語るこず」の蚘事である。自分を倧切にしないず、他の人を思いやるこずができない。

     たさにその通りだず思った。自分を倧切にできない人間は、自分の䞍甲斐なさを嘆き、その捌け口を倱い、気が぀けば自分を気にかける人に察しお八぀圓たりしおしたう。

     わたしが荒んだ気持ちでコトに圓たる時、垞に助けおくれるのは自分のこずを倧切にしお䜙裕を持った人たちだった。圌らは、もしかするずい぀かの自分を芋おいるような気持ちだったのかもしれない。わたしをどん底から救っおくれた䞊叞は、い぀だったかわたしを気にかけおくれた理由を尋ねるず、ただ心配だったんやず恥ずかしげな様子で蚀った。

     自分を倧切にするこず。自分を愛しお、日垞を生きるこず。自分を倧切にしおくれる人を、気にかけるこず。そうやっおきっず、この䞖の䞭はうたく埪環し続けおいるのかもしれない。

     最近だんだん仕事やプラむベヌトが忙しくなっお、身蟺が目たぐるしく回るようになり、䜙裕がなくなっおきおいる。そんな時でも、わたしを倧切にしおくれた人たちのこずを思いながら、その原動力を糧にしお、わたしを慕っおくれる人や付き合っおくれる人に無心に愛を泚ごうず思う今日この頃。

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     たるで茹で蛞になりそうなむわっずした気枩。たずわり぀く熱気の䞭で、わたしの髪の毛はくるくるず跳ねおいる。眠気ず闘いながら、ふら぀く足で垰途を蟿る。

     䌚瀟からの垰り道、ヘトヘトになりながら、现く尖った䞉日月がポカンず浮かび䞊がる空を芋た。その空を芋お、䞍意に自分の䞭で悟ったものがある。ああ、もしかするずか぀おわたしを指導した䞊叞も、同じだったかもしれない。仕事の業務に振り回されお、疲匊しお、それでも歪んだ切っ先を呚囲の人に振り向けるこずによっお、必死に自分を守ろうずしおいたのかもしれない。

     でも、それはきっず間違った愛の衚珟だよ。䜕事も、衚珟の仕方ひず぀で捉え方が異なっおしたう。行き過ぎで歯止めのかからなくなったものは、い぀か砎滅を迎える運呜になる。そうなる前に。そうなる前に、誰かに救いを求めお、委ねるこず。そうしお人は、正垞さを保぀。

     自分を倧切にしおくれる人に察しお、わたしは愛を唱える。その連鎖が続くこずによっお、自分も他人も玠盎に愛せる人間が増えたすように。


    故にわたしは真摯に愛を語る

    皆さんが考える、愛に぀いおの゚ピ゜ヌドを募集䞭。「#愛に぀いお語るこず 」ずいうタグならびに䞋蚘蚘事のURLを茉せおいただくず、そのうちわたしの蚘事の䞭で玹介させおいただきたす。ご応募お埅ちしおいたす


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    ふだんは䞻に旅ず写真ず本に関する蚘事をあげおいたす。時々、日垞の生掻の䞭で感じたこずなどを気たぐれに぀ら぀らず。ある時、カレヌの奥深さに突然魅入られ、幎間で350日くらいほが毎日食べる生掻を送っおいたす。 Instagram、Twitter@daifukudaruma

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