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Photo byia19200102

#1 本に぀いおの愛を語る

     先日愛に関しお自分の䞭で再定矩しようず思い、゜ロプロゞェクトを立ち䞊げた。で、初回は䜕に぀いお曞こうかな、ず思っお考えあぐねおいたのだが、結局本に぀いお語ろうずいうこずで勝手に自分の䞭で萜ち着く。

     いみじくも、わたし自身は元来ずおも飜きっぜい人間で、良い意味で解釈すれば奜奇心旺盛ずいうこずになるかず思うのだが、その䞭でもほがほが唯䞀ず蚀っお良いほど自分の生掻の䞭に溶け蟌んでいるのが、本である。

     そもそもわたしが本を読むきっかけになったのっお䜕だっけず思った時に、ふず蚘憶を巡らすずたぶん20幎以䞊前のこずになろうかず思う歳がバレたすね。母が元々本奜きで、どうやらわたしを文孊奜きな子どもに育おようずしたこずが発端らしい。

     圓初は絵本を読んでもわたしがひたすら泣き通しで苊劎した、ずいう゚ピ゜ヌドを聞くたび胞が苊しい。どうしようもない悪ガキで、芪が迎えに来る時に綺麗な服装でいたこずは皀だったず、今でもチクチクず刺される。

     ずころが、小孊校に䞊がった頃くらいに近所で昔話を語る女性のもずぞ通うようになり䞀倉したらしい。圌女は、カンペを芋るこずもなく2時間続けお自分自身の蚀葉で物語を玡いだ。圓時のこずは朧気でしかないが、圌女が語る物語は確かに珟実味を垯びおいお、飜きなかった。

     䞀挙手䞀投足に目を奪われ、たるで自分が物語の䞻人公になったような気分に陥った。もうその時点で、母の術䞭にはたっおいたのである。

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     それからのめり蟌むように本を読んだ、ずいうこずにはならない。ずりあえず小孊生の時にわたしが奜きだった本ずいえば、ミヒャ゚ル・゚ンデの『モモ』やJ・R・R・トヌルキンの『指茪物語』、J・K・ロヌリングの『ハリヌ・ポッタヌ』シリヌズなどファンタゞヌなどが䞭心。あずは、はやみねかおるの『名探偵 倢氎枅志郎』シリヌズ、那須正幹の『ズッコケ䞉人組』シリヌズなんかを読んだ。

     あず、あれなんだっけなヌず魚の小骚が挟たったかのように思い出せなかったのが、『地獄堂霊界通信』シリヌズ。圓時オカルトがやけに流行っおいお、「花子さんがきた!!」だずか「ゲゲゲの鬌倪郎」だずか「孊校の怪談」だずかよく芳おいた。今考えるず、ホラヌに囲たれた生掻をしおいた気がする。なヌんか、よくわからないけど楜しかったな。

     思えば、過床にそうした「目に芋えないもの」の存圚ずいったものに觊れる機䌚があったせいもあっお、少しず぀少しず぀呚囲に挂う芋えない空気の流れのようなものを感じたいず思うようになったのかもしれない。

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     䞭孊生になっおからは郚掻動に打ち蟌むようになり、䞀旊読曞熱はふっず火が消えたようにおさたった。孊校の授業では囜語ず英語が埗意で奜きでもあったけれど、その頃はどちらかずいうず挫画やらゲヌムやらに熱䞭した時期だった。月日はさらに流れ、高校ぞ進孊しおから読曞熱が再燃。

     単玔にその頃利甚しおいたスクヌルバスが、家たで1時間ほどかかるずいったずころが起因しおいる。暇を持お䜙したこずもそうだし、その圓時䞀緒に隣の垭で喋るようになった子が本奜きだったずいうこずもきっず関係しおいるなず今では思う。気が぀けば東野圭吟の『探偵ガリレオ』をきっかけにしお、さたざたな小説を読み持るようになっおいた。

     倧孊ぞ進孊する際に専攻ずしおは色々ず思い悩んだものの、その時わたしの頭の䞭にあったのは「文孊」×「海倖」の二぀で、将来のこずを考えずに英米文孊を遞択した。今思うずなんず浅はかな考えか、ず突っ蟌みたくなるけれど、結果的には悪くなかった未来だったように思う。

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     倧孊に入っお最初に課題図曞ずしお出されたのは、マヌク・トりェむンの『ハックルベリヌ・フィンの冒険』、ナサニ゚ル・ホヌ゜ヌンの『緋文字』、F・スコット・フィッツゞェラルドの『グレヌト・ギャツビヌ』。その圓時はおわ、クラシックなんおこずを思っおいた。もっず今颚の明るい物語を読みたい、ず斜に構えたスタンスで反発しおいたのだ。かけ離れた幎代の䜜品に、固定抂念を持っおいた。今考えるず、おかしな話だ。

     いざ倧孊の生協で買っお、ひずり自分の郚屋でう぀らう぀ら読んだ時のこずを今も思い出す。気が぀けば、毎日寝䞍足になるくらい課題本を読むこずにのめり蟌んで、自分の䞭にあった時限付きのくだらない䟡倀芳なんおものが吹き飛んだ。

     クラシックず蚀えども、䟮れない。どころか、なんお自分は薄っぺらな人間なんだろう。田舎から䞊京しおきお正盎浮き足立っおいたずころもあったのかもしれない。

     それでも倧孊生掻はそれなりに誘惑に満ち溢れおいたし、䜕か新しいこずが始たる兆しがあった。少なくずも、そうしたグラ぀かせるような新たな䟡倀芳のもずでわたしは文孊を貪り、芋も知らぬ人たちの生き方をその身に刻んでいったのである。

     さらに月日は流れ、わたしは瀟䌚人になり、荒波の掗瀌を受ける。圓時垌望もしおいなかった郚眲に配属され、ひヌこらひヌこら蚀いながら荒れ狂う雚嵐を凌いでいた。その時に支えおくれたのは、わたしの呚りにいた友人たちの存圚であったし、䜕よりも物語の䞻人公たちの存圚だった。

     波瀟䞇䞈の人生を歩む圌らに比べれば、わたしが盎面しおいる出来事などなんお瑣末なんだろうず思った。思えば本を読んで埗たこずずいうのは、䞖の䞭をうたく生きる術だったように思う。この思い通りにいかない䞖の䞭で、それでも懞呜に自分の道を芋出そうずする圌らの姿は、どこか理路敎然ずしおいるように芋えおも党く合理的でなかった。

     これだけ文明が発達した今の䞖でも、わたし自身は電子曞籍ではなくお玙で読む方が奜きで。それはこれだけ芋通しの぀かない䞍確かな䞖界の䞭でも、確かにその存圚を感じたいずいう気持ちの衚れかもしれなかった。

     䟋えばわたしの䞖界から本がなくなったずしお、それでも生きおいける自信はあるけれど、それはきっず味のしない無味也燥な食事ず同じだず思う。いく぀ものスパむスがあるこずで、わたしの時間が圩られおいく。

     本のある満ち足りた生掻を誰かは愛ず呌ぶのかもしれないし、新しい䟡倀芳を䞎えおくれるものを愛ず呌ぶのかもしれない。ずりあえず、人が長い歎史を経お勝ち埗た読む自由に、わたしはどっぷり浞かっおいる。

    ↓過去に読んだ本をマガゞンにたずめおたす。

    故にわたしは真摯に愛を語る

     皆さんが考える愛に぀いおの゚ピ゜ヌドを募集しおいたす。「#愛に぀いお語るこず 」ずいうタグを぀けおいただくず、そのうちわたしの蚘事の䞭で玹介させおいただきたす。ご応募お埅ちしおいたす

     
     
    ふだんは䞻に旅ず写真ず本に関する蚘事をあげおいたす。時々、日垞の生掻の䞭で感じたこずなどを気たぐれに぀ら぀らず。ある時、カレヌの奥深さに突然魅入られ、幎間で350日くらいほが毎日食べる生掻を送っおいたす。 Instagram、Twitter@daifukudaruma

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