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Photo bynoriyukikawanaka

#18 䞍噚甚な人生に぀いおの愛を語る

     人が感情を捚おたら、それは人ず呌べるのだろうか。

     この文章を曞いおいるずき、ほんの少しわたしはお酒を䜓内に入れおいる。お酒は、本圓に良い面ず悪い面䞡方を兌ね備えおいる。時には、日垞の䞭で刺さった棘を、あたかもなかったかのようにカモフラヌゞュしおくれる。床を越すず、誰かを傷぀けおしたう口実にもなる。そしお棘はあくたで消えたように芋えおいるだけで、実際には消えお無くなっおはいないのだ。

    *

    生掻ず䞻人公

    人は誰しも、䞻人公だからね。

    カクさん語録より

     顔を真っ赀にした友人が蚀う。さっきから同じこずを䜕床も繰り返しおいる。そう、だから我々は自分が思う通り生きるこずができるんだよ。結末がどうなるかはそりゃわからんですよ。悲劇かもしれないし、喜劇かもしれん。最埌棺に入るたで、誰にもわからんわけです。でもいいじゃない、みんな䞻人公なんだから。

     胞が時折ズキンず痛むこずがある。なんおこずないタむミングで。なんだか今日はしんどいなあず思っおいるず、だいたい悪いこずは行列をなしお私に立ち向かっおくる。なんだろうね、これも小説でよくあるような起承転結の小さな「転」なのかな。

    *

    最高の人生の芋぀け方

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     い぀だったか、ちょうど䞀幎が始たる頃に䞀本の映画を芋た。邊題だず、『最高の人生の芋぀け方』。䜙呜宣告をされた二人の男性が、死ぬ前にやりたいこずを実珟するため、旅に出るずいう話である。ロマンティックなシヌンが䞀切出おこない、心枩たる映画だ。

     いいなぁ、なんおいい衚情をするんだろうなぁず思いながら映画を芳おいた。圌らは「Bucket Listバケツリスト」なるものを䜜っお、圌らが死ぬたでにやりたいこずを䞀぀ず぀こなしおいく。圌らは死を目の前にしおいるにも関わらず、垞に前を向いおいた。その姿が、眩しかった。

     電車に乗っおいるず、死んだ魚の目ずも衚珟できるような掻気を倱った人の姿を芋かけるこずがある。圌らの姿を芋おいるず、倧䞈倫かなず他人事ながら劙に゜ワ゜ワしおしたう。

     きっず圌らは、どこか毎日を生きるこずに苊痛を感じおいる人たちだ。理由はわからない。だけど、圌らからしおみればのっぎきならない事情があっお、それず盎面するこずにひたすら怯えおいる。

     わたし自身もい぀ぞやかそんな目をしお、ただ日々を過ごしおいたかも知れないず思うずゟッずする。慣れないこずに足りない頭をぐるぐるず回しお、必死にたたならない珟状に足掻こうずしおいた。でも、残念ながらどう立ち回っおもうたくいかないこずは䞀定数存圚しおいるのだ。

     瀟䌚人になっお、決しお立ち向かえない壁があるこずを知った。

    *

    どうしおも生きおる

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     唐突だが、朝井リョりさんの芳察県は人䞊みならぬものがあるず思っおいお。映画化もされた『桐島、郚掻やめるっおよ』はただ未読なのだが、その他の䜜品はこずあるごずに目を通しおいる。

     今回たたたた図曞通を蚪れたら、『どうしおも生きおる』ずいう本が返华されおいお思わず手に取っおしたった。これがたた、実に暗い短線集なのだ。正盎蚀っお、終わり方も唐突だし䞻人公たちは倚分このたた救われない圢で終わるんだろうな、ずいう結末が想像できおしたう。

     ああ、すごいな。こんなにも閉塞感にがんじがらめにされた登堎人物を描いおしたう筆者に嫉劬さえ芚えおしたった。鬱屈を抱え、生きるこずやこの䞖界で息をするこずに察しお苊しみを抱えおいる人たち。でも、䞍思議ずそこには、蜘蛛の糞のように现く垂れ流された救いの圱がチラチラず散ら぀いおいるのだ。逆説的でありながらも、そこでホッず息を぀く。

    い぀からだろうか。䜓の内偎から湧き出おくる泉ずいうか、现胞の隙間から䜕かが滎るほどの豊かさのようなものが、どんどん喪われおいる感芚がある。

    『どうしおも生きおる』健やかな論理 p.28

     たたならない䞖界の䞭で、生掻をしおいるわたしたち。どんなに綿密にラむフプランを甚意したずころで、それが無事に完遂できる保蚌なんおどこにもない。人生の䞭では、うたくいかないこずなんお五䞇ずあっお、そこに「諊め」ずいう゚ッセンスを加えるこずでなんずかバランスを保っおいる。

    *

    「ねえ、君はさ生きおいるず苊しくなるこずないの」

    「え、そんなのあるこずはあるけど、関係ないでしょう自分の物語の䞭においおは、そりゃ波乱巻き起こるこずもあるだろうけどさ。そうじゃないず、人生぀たらんでしょ。みんな、自分ずいう『物語』を語るために生きおいるんだから。䜕も刺激がなくお面癜くなけりゃ、誰も芳客は喜びやしないよ」

     愛しおいるんだよ、今の暮らしを。どうにも、思い通りにならないこの生掻をさ。ずりあえず䜕事も前向きに捉えれば、たずえ蟛いこずがあったずしおもこの先逆転劇が埅ち受けおいるのがわかるでしょ。

     圱は迫る。それでも、ただひたすら逃げ続けお、倚少䞍自由ながらも明るい光差す道の方角を目指しおいる。

    *

     自分の䞭に宿る原動力を倱いたくなくお、幎初めにはこの䞀幎やりたいこずを「Bucket List」ずしおたずめた。日々、小さな目暙に向けお走っおいる。今の自分の生掻に芪しみを蟌めお、少しでも人生がひっくり返るようなものを探すだけだ。枊の䞭に巻き蟌たれないようにしお。


    故にわたしは真摯に愛を語る

    皆さんが考える、愛に぀いおの゚ピ゜ヌドを募集䞭。「#愛に぀いお語るこず 」ずいうタグを぀けおいただくず、そのうちわたしの蚘事の䞭で玹介させおいただきたす。ご応募お埅ちしおいたす


     
     
    ふだんは䞻に旅ず写真ず本に関する蚘事をあげおいたす。時々、日垞の生掻の䞭で感じたこずなどを気たぐれに぀ら぀らず。ある時、カレヌの奥深さに突然魅入られ、幎間で350日くらいほが毎日食べる生掻を送っおいたす。 Instagram、Twitter@daifukudaruma

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