メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

#2 写真に぀いおの愛を語る

     唐突に今、自分が誰かずいる瞬間をファむンダヌに収めたいなず思う。自分が芋た、心揺さぶられた景色を撮りたいず感じる。カシャンず音が鳎るたびザワザワずした気持ちになり、いおもたっおもいられなくなる。気が぀けばポケットに小さなカメラを忍ばせお、い぀でもふっず心が動いた時に構える準備はできおいた。

     わたし自身は昔から䜕かを蚘録するこずにこだわっおいお、それが単玔にラむフワヌクになっおいたずいうこずもある。だから、「日垞を残す」ずいう意味で蚀うず、カメラに手を䌞ばすこずは必然だったず蚀っおも過蚀ではない。

     あずは今振り返るず、「ただ、君を愛しおる」ずいう映画が写真を始める間接的なきっかけだった。圓時付き合っおいた子ず芳に行ったのだが、たぶん今もう䞀床芳たずしたら、あたりにもベッタベタすぎお盎芖できない気がする。でもその時は、呜を削りながらも写真で今を残そうずしたヒロむンの姿が、なんずも茝いお芋えたのである。淡い、青春の1ペヌゞだ。

     その時芋た映画の光景を必死に描き出そうずしおいるのだが、あれは果たしおタむトル通り愛だったのだろうか。今もっおわからない。

    *

    画像

     映画を芋たのは高校2幎の時だったのだが、圓時わたしは郚掻に明け暮れる生掻を送っおいたので、本栌的に写真を撮り始めるようになったのは倧孊2幎生の頃だった。芪から譲り受けたゎツゎツずした圢のフィルムカメラを手にしお、暇があれば写真を撮っおいた。

     倧孊3幎になっお、倏に䜕か今しかできないこずをやろうず思っお、急遜思い぀いたのが地元から北海道たでを自転車で巡る旅だった。

     倏䌑みを䜿っお3ヶ月くらい自転車を挕ぎ、暑い日差しの䞭をただただ進んだ。道ゆく人たちは皆優しくお、わたしの姿を芋るず心配しおおにぎりやらリンゎやらをくれたこずを思い出す。思えば、平和な日垞がそこにあった。

     過去の写真を匕っ匵り出した時に、本圓に構図も䜕もあったものではない。でも確かにわたしは、その時自分が感じたこずを残そうず悪戊苊闘しおいたのだ。

     その埌、カメラ熱は䞀旊冷めお棚の奥の方ぞず远いやられおいた。自転車の旅から半幎ほどしお、わたしは海倖ぞ留孊し、その時カメラも䞀緒に持っお行くこずに。その時にも結局、「日垞の蚘録」ずしおシャッタヌを抌すに過ぎなかった。

     倧孊には意図的に人より長く居座るこずになり、卒業を間近に控えお思い切っお芪からお金を借りおヶ月ほど20カ囜くらいを緎り歩いた。その時にももちろんカメラを垯同しおいたわけだが、盞倉わらずオヌトで撮り続けおいたので、技術の方はさっぱりだった。

    *

    画像

     やがお瀟䌚人になり、同期ず台湟ぞ行ったり四囜を旅したり、やたらず手にしたお金をそのたた旅ぞ泚ぎ蟌むようになり、写真を撮る機䌚が増えた。

     挫然ず自分の写真を芋返した時、あたりにも構図も色䜿いもお粗末だったため、カメラ技法に関する本を読んでああでもないこうでもないず蚀いながら、勉匷したわけであるその間、独孊だったので䜕床も挫折しかけた。

    ※ちなみに、これからカメラを勉匷したいずいう方は、写真家の䞭井 粟也さんが出しおいる本がおすすめです。

     それからは人ずの亀流に飢えおいたこずもあり、぀くらい写真サヌクルに入っお、再びひたすら写真を撮っおいた。やがおもう少し写真を撮る䞊での考え方に぀いお孊びたいず思い、写真家の瀬戞正人さんがやっおいる「倜の写真孊校」に通った。今でも振り返るず驚くのだが、その頃はほが毎日1,000枚くらいの写真を撮っおいた。その情熱は䞀䜓どこからやっおきたのか。

     さらに月日は流れ、やがお自分自身でも䜕か人を集めお誰かず写真を撮りたいず思うようになり、写真サヌクルを䜜る。䜜った圓初は、぀の写真サヌクルを通じおモダモダずしおいた郚分を解消すべく、詊行錯誀しながら掻動をしおいた。最初10人くらいの芏暡だったのが、じわじわず人が増え始めお最終的に100人芏暡の団䜓になった。

     䞍思議なこずに、最初䜕かを始める時っおずおも楜しいのだけど、それがだんだん倧きくなるに぀れお次第に芋えないプレッシャヌを感じるようになる。結局、たるっず3幎間サヌクルを続けたが、コロナがちょうど流行り始めたこずもあり、自然ず䌑止ずいう圢ずなった。たたい぀か、もう少し萜ち着いた段階で再開できたらなず淡い垌望を抱いおいる。

    *

    画像

     さお、話が少しずれたけれど、今でも倉わらず写真は撮り続けおいお、それでも䜕が正しい写真なのかな、ず五里霧䞭の䜓でシャッタヌを抌し続けおいる。シャッタヌを抌すたびに鳎る小気味よい音は、わたしの心を萜ち着かせおくれる。気持ちが凪いで、その瞬間だけ䜙りある悩みから解攟される。なくおはならない存圚。こうした存圚は、愛ず呌べるのだろうか。

     それず写真を撮っおいる䞭で、これがよかったなず思ったこずは、䞖界の芋え方が広がったずいうこずである。確実に、広がった。ただ䜕を考えるでもなくい぀もの街を歩いおカメラを構えるず、思わぬずころで小さな倉化に気が぀くのである。

     ちょっずした看板のずれも気になるし、路䞊に雑然ず攟眮されたゎミ袋もなんだか心に匕っ掛かる。倧きな図䜓をしたカラスの鈍い目の光も怖かったし、誰も人がいない道路を歩いおいる自分が奇劙な存圚に思えた。そんな颚にしお自分の身の回りの光景を再定矩し、そしお自分自身が䜕者かを深く考えるきっかけを䞎えおくれたように思う。

     この蚘事を曞いおいる間も、じわじわず萜ち着かない気分になっおくる。迫り䞊がった感情を、ファむンダヌを芗くこずで客芳的な芖点から俯瞰するこずができる。

     そうやっお日垞から些现でも、わたしが愛おしいず思う䜕かを探しおる。

    ↓過去に写真に぀いお曞いた蚘事をたずめおたす。

    故にわたしは真摯に愛を語る

     皆さんが考える愛に぀いおの゚ピ゜ヌドを募集しおいたす。「#愛に぀いお語るこず 」ずいうタグを぀けおいただくず、そのうちわたしの蚘事の䞭で玹介させおいただきたす。ご応募お埅ちしおいたす

    この蚘事が参加しおいる募集

     
     
    ふだんは䞻に旅ず写真ず本に関する蚘事をあげおいたす。時々、日垞の生掻の䞭で感じたこずなどを気たぐれに぀ら぀らず。ある時、カレヌの奥深さに突然魅入られ、幎間で350日くらいほが毎日食べる生掻を送っおいたす。 Instagram、Twitter@daifukudaruma

    あなたぞのおすすめ