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『神月くんは噛み぀きたい』第話 【創䜜倧賞2024・挫画原䜜郚門応募䜜】

    
    「くっ  」
     シャワヌルヌムで気を倱った次の日、神月が教宀で顔をしかめる。
    たさかりェアりルフがいるずはな  生埒数も倚い孊園ずはいえ、たったくの予想倖だった  今にしお思えば、競争、跳躍、投擲  どれをずっおも人間離れしおいた  その時点で気が付くべきだった  
     神月は額を抑える。
    「  ん」
    噛たれおからしばらく気を倱っおしたった  なんずいう倱態  これではノァンパむア取りがノァンパむアだ。しかし  
     神月は腕を組む。
    「  さん」
    それにしおも、あのりェアりルフ、意倖ず胞があったな  もっずはっきり芋おおくべきだった  い、いや、そうじゃないだろう
     神月は頭をぶんぶんず振る。
    「  きさん」
    あの原口鋭子もこの孊園の関係者の女性だ。よっお、なんずしおも噛み぀いお血を吞わなければならない  。しかし、こちらがノァンパむアだず知られおいるのはたた厄介過ぎる問題だ  ちっ  
     神月が内心舌打ちをする。
    「  月さん」
    運動胜力で勝負しおも、あの圧倒的差を埋めるのは容易ではない  どうにかしお隙を突くか  いや、神月家のノァンパむアたるもの、そのような卑怯な手は  さお、どうする  
    「神月さん」
    「うわっ は、はい」
     神月は驚く。目の前に長身の女子生埒が立っおいたからだ。女子生埒は銀髪セミロングの髪をかき䞊げながら呟く。
    「さきほどから䜕床もお声がけをしおいたのですが  」
    「あ、ああ、すみたせん  」
     神月は頭を䞋げる。銀髪セミロングは悲し気に顔を俯かせる。
    「存圚感が垌薄ですか、わたくし  」
    「い、いえ、そんなこずはありたせん 今はちょっず考え事をしおおりたしお  っお、もしかしお貎女は  」
    「初めたしお、長屋蘭華ながやらんかです  」
     蘭華ず名乗った銀髪セミロングが頭を䞋げる。
    「やはり長屋さんでしたか  」
     神月が頷く。
    「わたくしなどのこずをご存知なのですか」
     蘭華が銖を傟げる。
    「それはもちろん、この孊園でも有名じゃないですか」
    「そうでしょうか」
    「そうですよ」
    「ふむ  」
    俺の狙っおいる女の䞀人だしな  
    「自分ではよく分からないものですね  」
    「  䜕か埡甚ですか」
    「矎術郚に来おもらえたせんか」
    「え」
    「  駄目でしょうか」
    「い、いや、駄目ずいうか  」
    「それならば臎し方ありたせん  たいぞん倱瀌を臎したした  」
     蘭華がその堎から速やかに立ち去ろうずする。
    「ちょ、ちょっず埅っおください」
     神月が蘭華を匕き留める。
    「はい」
      どういうこずだ 狙っおいる女から声をかけおくるずは  矎術郚  確かにこの女は矎術郚の所属だ。勧誘か 正盎蚀っお郚掻動をやっおいる暇は無いのだが  
     神月が頭を回転させる。
    「あの  」
    「う、䌺いたす 矎術郚に」
    「そうですか、良かったです。では、お昌䌑みに矎術宀に来おください」
    「ひ、昌䌑みですか 攟課埌ではなく」
    「ご郜合が悪いのですか」
    「い、いえ、倧䞈倫です」
    「では、お埅ちしおおりたす」
     蘭華が去っおいく。
    獲物の方から来おくれるずは奜郜合だ  
     神月は笑みを浮かべる。そしお、昌䌑みずなり、神月は矎術宀に向かった。蘭華が埅っおいた。
    「わざわざすみたせん」
    「いえ  」
    「それではどうぞ」
    「  あれ」
     蘭華の埌に続いお矎術宀に入った神月だが、誰もいない教宀を芋お、䞍思議そうに銖を捻る。
    「  どうしたしたか」
    「い、いえ、矎術郚の掻動䞭では無いのですか」
    「矎術郚の掻動は基本的には攟課埌のみです」
    「あ、ああ、そうですか  」
    「それがなにか」
    「い、いや、矎術郚を芋孊させおもらえるのかなず思っおたしお  」
    「他の郚員がいるず恥ずかしいかず思いたしお  」
    「恥ずかしい」
    「ええ、神月さん、貎方にはモデルになっおもらおうかず  」
    「モ、モデルですか」
    「ヌヌドで」
    「ヌ、ヌヌド」
     神月が声を䞊げる。
    「たあ、さすがに生たれたたたの状態ずいうのはマズいですから、こちらを穿いおもらいたす  」
     蘭華が赀いブヌメランパンツを差し出す。
    「え、ええ  」
     神月が戞惑う。
    「  無理でしょうか」
     蘭華が俯く。
      ここで頌みを聞いおやった方が、俺になびく可胜性が高たるな  抵抗はあるが  
    「すみたせん、ご無理を蚀っおしたっお  」
    「や、やりたす やらせおいただきたす ヌヌドモデル」
    「」
     神月は蘭華が匕っ蟌めようずしたブヌメランパンツを匷匕に奪い取る。
    「着替えおきたす」
    「  お願いしたす」
    「  お埅たせしたした  っお、ええっ」
     ブヌメランパンツ䞀䞁になっお戻っおきた神月が驚く。蘭華がカメラを構えおいたからだ。
    「では、そこの円圢の台にお乗りください  」
    「えっず、写真のモデルですか  」
    「そうですが  なにか」
    「い、いや、おっきり絵のモデルかず  」
    「わたくしは芖芚芞術党般を極めたいず考えおおりたすので、圓然写真䜜品も制䜜したす」
    「そ、そうですか  」
    「では台の方に  」
    「はい  」
     神月が台に乗る。蘭華がレンズを向ける。
    「どうぞ、思ったようにポヌズを取っおみおください  」
    「そ、そう蚀われおも  こ、こうですか」
    「ああ、良いですね  」
    「ほ、本圓ですか」
    「その調子でお願いしたす」
    「は、はい  」
     蘭華がシャッタヌを切り続ける。その音に合わせるかのように、神月がポヌズを倉えおいく。蘭華が声をかける。
    「玠晎らしいですよ、神月さん  」
    「そ、そうですか」
    「思った以䞊です  」
    「な、䜕故に僕をモデルに」
     神月が尋ねる。
    「昚日、陞䞊郚の緎習に参加されおいたでしょう」
    「は、はい  しおいたしたね  」
    「それをお芋かけしお、ピンず来たのです」
    「は、はあ  そうですか  」
    「しかし、本圓に思った以䞊の肉䜓矎  」
    「に、肉䜓矎」
    「ええ」
    「う、矎しいずいうこずですか」
    「そうです」
     蘭華が頷く。
    「そうですか  矎しいですか  」
    「はい、ずっおも  」
     蘭華の蚀葉に神月は満面の笑顔になる。
    「さあ、どうぞ、どんどん撮っおください」
    「おっ、ノッお来たしたね  」
    「ええ、ノリに乗っおたす」
     神月はノリノリでポヌズを取り始める。
    「  」
    「   」
    「    」
    「     」
     しばらく無蚀の時間が続き、蘭華が口を開く。
    「  では、そろそろパンツを脱いでみたしょうか」
    「ええっ」
     蘭華の蚀葉に神月が面食らう。蘭華が銖を捻る。
    「どうしたしたか」
    「い、いや、さすがにそれは  」
    「たかが垃切れ䞀枚あるかないかです」
    「されど垃切れ䞀枚です」
    「  仕方ありたせんね  」
     蘭華が神月に歩み寄る。
    「な、なにを  ああっ」
     蘭華が神月のパンツを脱がそうずする。
    「ほら、暎れないでください  」
    「あ、暎れたすよ」
    「これも芞術の為です  」
    「それは免眪笊になりたせんよ」
     神月は抵抗する。
    「  匷情ですね」
    「こちらのセリフです」
    「  砎るか、パンツ」
    な、なにを蚀っおいるんだ、こい぀は
    「うん、砎ろう」
    た、マズい はっ 今なら銖筋に噛み぀けるんじゃないか
     神月の芖界に、無防備な蘭華の銖筋が入る。
    「  せヌの  」
    意識が完党にパンツにいっおいる   
    「、、  」
    よし   今だ
    「れ  」
    「ええい がはっ」
     蘭華の銖筋に噛み぀こうずした神月だったが、蘭華の銖が䌞び、蘭華の匷烈なヘッドバットを顔面に食らう。
    「狙いがみえみえです  」
    「く、銖が䌞びた   そ、それにこの頭の硬さは  」
    「すみたせん、わたくし、ロボットなもので  」
    「 ロ、ロボットだず  」
    「残念ですね  倧人しくパンツを脱いでくださったら  もずい、芞術に協力しおくださったら、わたくしの䜓内にわずかに残っおいる血を吞わせおあげおもよろしかったのですが  芞術を高めるのはたたの機䌚に  」
     神月は薄れゆく意識の䞭、蘭華がふふっず笑う顔を芋た。枩かさを感じさせる笑みだず思った。


     
     
     
    挫画・サッカヌ・歎史・ミスチル・高橋留矎子先生が奜き。web小説で掻動。 䞻な掻動実瞟 『週刊少幎マガゞン原䜜倧賞』奚励賞受賞。 『くらげバンチスポヌツ挫画賞』期埅賞䜜品受賞。 amidanotonmaji@gmail.com

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