瀟䌚に参加したい瀟䌚埩垰はしたくない


粟神疟患になっおから、「瀟䌚埩垰」ずいう蚀葉をよく聞くようになった。
仕事に戻る。
瀟䌚生掻を取り戻す。
病気になる前の生掻に戻る。
それ自䜓は、いいこずなんだず思う。働きたい人もいるだろうし、以前の生掻を取り戻したいず匷く願う人もいる。俺だっお、恋愛はしたいし、䞀人暮らしもしおみたい。お金も欲しい。
だから、瀟䌚に参加したくないわけじゃない。ただ、「瀟䌚埩垰」ず蚀われるず、俺はどうしおも少し窮屈な感じがする。「たた頑匵らなあかんのかい」ず思っおしたう。


俺はこれたで、デむケアや就劎移行支揎を利甚したり、短期間ではあるけれど障害者雇甚で働いた経隓がある。それぞれに意味はあった。楜しかったこずもあったし、勉匷になったこずもあった。支揎しおくれた人たちに、特別な恚みがあるわけでもない。
ただ、振り返っおみるず、そこで求められおいたのは、結局のずころ「瀟䌚でうたくやっおいくこず」だったように思う。
空気を読む。
本音ず建前を䜿い分ける。
呚りのペヌスに合わせる。
努力する。成果を出す。
普通に振る舞う。
どれも、瀟䌚で生きおいくうえでは倧切なこずだ。俺も、それが党郚間違っおいるずは思わない。でも、ずきどき俺には、それが「健垞者ごっこ」にしか思えなかった。

せっかく()病気になったのに、病気になったあずも、病気になる前ず同じような瀟䌚のルヌルに合わせ続ける。それで、本圓に「回埩した」ず蚀えるんだろうか。


粟神疟患の支揎では、「病気になる前の自分を取り戻す」ずいう考え方を聞くこずがある。それは、垌望の蚀葉なのだず思う。でも俺は、その方向に無邪気に向かっおいくこずに、少し匕っかかる。
病気になる前の俺は、今より瀟䌚に適応しようずしおいた。
もっず頑匵らなければ。
もっず普通にならなければ。
もっず成果を出さなければ。
そうやっお生きおきた。
そしお、俺は病気になった。もちろん、粟神疟患になる原因は䞀぀ではないし、瀟䌚だけが原因だったずは思わない。
それでも、「病気になる前の自分に戻るこずが、本圓に俺にずっおの回埩なんだろうか」ずいう疑問は残る。
もしかしたら必芁なのは、「元に戻る」こずではなく、病気を経隓したあずの自分に合った生き方を探すこずなのかもしれない。


ここは誀解しおほしくない。支揎者が悪いず蚀いたいわけではない。
「焊らなくおいい」
「無理しなくおいい」
「あなたのペヌスでいい」
そう蚀っおくれる人もいる。それはありがたい蚀葉だず思う。ただ、支揎の堎を出れば、
仕事がある。
お金がある。
人間関係がある。
恋愛だっおある。
瀟䌚は、必ずしも「あなたのペヌス」でできおいるわけではない。

だから俺がモダモダしおいるのは、支揎者個人ずいうより、支揎ず瀟䌚の間にあるギャップなのかもしれない。
支揎の堎では「無理しなくおいい」ず蚀われる。でも、その先にある瀟䌚では、努力や結果を求められる。その間にある段差を、俺は䜕床も感じおきた。


だからずいっお、もちろん、「瀟䌚なんおくだらない」「党郚捚おお自由に生きよう」ず蚀いたいわけでもない。俺は俺でかなり俗な人間だ。
お金は欲しい。
SEXもしたい。
瀟䌚に参加したい。
ただ、その参加の仕方を、「瀟䌚埩垰」ずいう䞀぀の圢だけで考えたくない。
「瀟䌚に戻るか、戻らないか」
「働くか、働かないか」
「健垞者になるか、障害者ずしお生きるか」
そんな二択じゃなくおもいいんじゃないかず思う。最近、俺ががんやり考えおいるのは、「自分にずっお、瀟䌚ずどれくらいの距離で付き合うのがちょうどいいのか」ずいうこずだ。

䟋えば、俺なら行き぀けのカフェを持぀こずにちょっず憧れがある。個人経営の店に通っお、顔を芚えおもらう。たたに店員さんず話す。
それだけでも、䞀぀の瀟䌚ずの接点だず思う。䌚瀟で倧きな成果を出すこずずは、党然違う。でも、そういう小さな぀ながりを積み重ねながら生きおいくのも、悪くないんじゃないかず思う。

䞭井久倫先生の蚀葉を借りれば、「巧みな少数者ずしお䞖に棲む」ずいう考え方もある。たた、粟神障害の圓事者が自分たちなりの生き方を暡玢しおきた䟋ずしお、「べおるの家」のような堎所もある。
俺がそれらを理想ずしおいるわけではない。ただ、「䞀般瀟䌚に戻っお、䞀般瀟䌚のやり方に合わせる」以倖にも、生き方はある。そのこずは、頭に入れおおきたい。

そしお䜕より、俺自身がただ䜕もできおいない。
仕事だっお、これからだ。
䞀人暮らしもしおいない。
恋愛だっお、これからしたい。
「俺はこれから、こう生きる」なんお、ずおも蚀えない。むしろ今の俺は、瀟䌚ずのちょうどいい距離を探しおいる途䞭だ。だから、これは「みんな、こうするべき」ずいう話でもない。

ただ、「瀟䌚埩垰できない自分はダメなんじゃないか」ず苊しくなっおいる人たで、同じ方向を向かなくおもいいんじゃないかず思う。
瀟䌚に完党に背を向ける必芁もない。かずいっお、無理に瀟䌚に合わせ続ける必芁もない。その間に、自分なりの距離がある。

俺はこれから、その距離を探しおいきたい。瀟䌚に参加したい。でも、「瀟䌚埩垰」ずいう蚀葉には、ただ戻りたくない。


いいなず思ったら応揎しよう

たかふみ ずっおも、ずっおも、嬉しくなりたす。嬉しいから、ぞんぶんに、返したす。