スタローンも愛したMSX版ランボーと、パチモノ乱暴列伝
80年代肉体派ヒーローの代名詞と言えばランボー、漢字で乱暴と当て字出来るのが神がかってます。外人さんに教えてあげたら爆笑してましたよ。
当時のバカ中学生は全員「ランボーかジャッキーチェンになりてえ!」と思っていたものですが、MSXは両方の夢をかなえてくれました。実はそのMSX版ランボーを、あのシルヴェスター・スタローン本人がプレイしていたという驚愕のスクープが!
今回はありとあらゆるゲーム機で暴れまわった「乱暴者の世界」をご案内しましょう。
❶暴力都市 バイオレンス・シティ

この夏休み、10歳になる甥っ子と家庭教師という名目にかこつけて二人でMSXで遊んでました。合間に彼の年の頃の昔話をしてあげると、
🤣「まーたサイボーグおじちゃんが嘘言ってら!」
と全然信じてくれません。甥っ子の通う小学校も今ではお上品になりましたが、80年代は暴力の嵐が吹き荒れてたんですよ。

理由の一つはクソガキが速攻エンタメの影響を受けるから。恐らくその先陣は1983年から連載が始まった『北斗の拳』でしょう。このマンガの与えた影響は絶大で、またたく間に全国のデブ小学生のあだ名がジャイアンからハート様に変更になった位です。
連載初期の熱狂は本当に凄かったですね。そうこうしてるうちにゲーセンで「俺の名を言ってみろ」とカツアゲするバカが出現、通称ジャギ様と恐れられてました。この頃ゲーセンで遊ぶのはマジで命がけだったんです。



そんなわけねーだろ 🤣



1985年の『魁!!男塾』も流行りました。ドハマりしていた幼馴染のナムコくんが「怒粧墨を描いてくれ。」って言うもんだから、マジックで入墨を描いてあげたんです。そしたら担任の先生に滅茶苦茶に怒られて、放課後に全部消すまで家に帰して貰えませんでしたよ。
男塾塾長江田島平八の趣味なのか、「落ちたら即死」の闘技場が頻繁に登場します。そこで休み時間に学習机を組み上げ「驚邏大四凶殺」が開催されました。落ちた奴が肩を脱臼して大騒ぎになったんですが、この時ナムコくんの
😲「王大人(ワン ターレン)を呼んでこい!」
は語り草になってます🤣民明書房を本気にしていたのも懐かしいですね~。


86年に中学に進学すると、いよいよバイオレンスぶりに拍車がかかってきます。校庭に暴走族が乱入して教師と乱闘になったり、トイレでタバコを吸ってた不良がボヤを出して消防車が出動したこともあったっけ。
この時期金曜ロードショーで『少林寺三十六房』や『ドランクモンキー酔拳』が放送されると、翌日はホウキや剣道部の竹刀を拝借した武術大会が行われる始末。 「酔えば酔うほど強くなる」を真に受けて、飲酒する激烈バカまで出現しました。今思うとホントにマンガみたいな時代でしたねえ。

現在ではオシャレなデートスポットとして有名な井の頭公園ですが、当時この公園広場はタイマンの指定場所の定番でした。実際ここで僕の通っていた中学校と隣町の中学校とで乱闘騒ぎがあり、おまわりさんがすっ飛んできたことがあります。なぜその場に僕がいたのかは聞かないで下さい😅まあ僕の地元は『ろくでなしBLUES』の舞台になった街なので、80年代は荒れてたんですよ。

余談ですがこの井の頭公園はかつて市民プールがあったんです。しかし湧き水を利用していたため、水温16度という男塾も真っ青な極寒仕様でした。(プールの適温は26℃〜31℃ 日本プールアメニティ協会より)
しかも水替えは一週間に1回、一週間経つと22度と少し暖かくなるのを見計らって「🤔そろそろ行こうや」というマジで狂った世界でした🤣いや~昭和のエピソードはどれも恐ろしいです。
❷狂気!MSX版ランボー広告集
そんな1985年にMSXを入手した僕は、毎月MSXマガジンの広告を見るのを楽しみにしていました。当時はMSXのゲーム情報を知る手段がそれしかなかったんです。その中でも超絶なインパクトで全国のMSX少年の度肝を抜いた『ランボー 地獄のヒーロー!激闘救出作戦』の広告がコチラ。

とにかくMSX版ランボーの広告は狂っていて、毎月MSXマガジンを見るたびにスタローン先生の肉体美を拝む羽目になりました。パックインビデオは版権を取っていたのを良いことに、映画写真を使いまくってたんです。しかも毎月微妙にデザインやコピー、煽りが違うという気合の入れよう。ある時海外のMSXユーザーに
🙋♂️「激ゲームって何ですか?」
と聞かれたことがあるんですが、こっちが聞きたいよ!
では男塾死天王の一人、卍丸の魍魎拳幻暝十身剥を習得したランボーの雄姿をご覧ください。

これが掲載された86年4月号では確かにランキング8位なんですが、そんなにすごい記録でもないような…まあパックインビデオでランク入りしたゲームはこれぐらいだったんで嬉しかったのかも😁ちゃんと編集部に確認取ってから製作したんでしょうねえ。




これはやるしか!てな訳で期待度MAXで入手。さぞかし派手な銃撃戦が味わえると思いきや、江頭2時50分を彷彿とさせるランボーくんが、ちまちまと食料を集める地味な展開にガッカリさせられました。因みに敵のゲリラ兵より蛇と大蜘蛛が難敵です。しかしやり込んでいくとアクションと戦略性のバランスの取れた良作RPGであることが判明して、お気に入りの一本となりました。
『怒りの脱出』でお馴染みのロケットランチャーRPG-7、手榴弾、弓矢といったアイテムだけでなく、カヌーやジープなど移動手段も多彩で、ランボーの世界観を上手く表現しています。ちなみにマシンガンを使用すると銃声で敵兵がワラワラと集まってくるなど、その後の『メタルギア』の源流とも言える演出があったりします。
本来は「敵兵を撃ちまくるランボー」を再現したかったのでしょうが、それにはMSXの性能が低すぎたんでしょうね。苦肉の策として箱庭型のRPGにゲームデザインしたんだと思います。それゆえ操作性も良好で、良くまとまった佳作として多くのMSXユーザーに愛されることとなりました。これはMSX版『メタルギア』で小島秀夫監督が辿った経緯に近いのも面白い所です。






逆に強引にムチャ移植した結果「悪名高き伝説」となったのがMSX1版の『戦場の狼』。MSXはスプライトと呼ばれる動くキャラクターが横に4個以上並べるとチラツキが発生してしまうんですよ。
🤔「ああ、ファミコンにもあるアレね。」
と答えたそこのアナタ、森永のココアのように甘い!FCは贅沢にも横一列に8個までとMSXの倍あるんです、MSXユーザーの悲しみを知って下さい。しかしその仕様を無視して大量の敵兵が出現するようにしたもんだから、画面中がチカチカして凄いことになっています。これは画像を見るより動画を観ないと衝撃が伝わらないので、リンク先の
「無茶移植 戦場の狼 ちらつきと戦う一匹狼」
をご覧ください。特に2面の塹壕戦は横ラインに敵兵が大量に出現するので、怒涛のちらつきを堪能できます。

発売元がアスキーにもかかわらず、身内のMSXマガジンでも
😒「遅い遅い、プールの中を走ってるよう。」
😁「戦場の狼と言うより戦場のおじいさん。」
と、メチャメチャに酷評されています。『MSX美食倶楽部』があったなら、海原雄山がキレそうです。
「この『戦場の狼』を作ったのは誰だあ!」

実はかつてゲーム同人誌で「MSX美食倶楽部」という海原雄山がゲームを滅多切りにするコラムを連載していたんですよ。
いいか士郎、SCCの旨さなどバカにでも解る。『F1スピリット』のさり気なくスプライトの位置をずらすレイアウトこそ至高よ。MSXの性能を極めたコナミ技術陣の真髄を解らぬお前に「究極のMSX」など片腹痛いわ!
とまあ全編こんなノリでした😁


散々ネタにしてしまいましたが実は僕はゲームが先で、それに感化されて映画『ランボー/怒りの脱出』に興味がわいたんです。そこでスタローンファンの英語の先生に頼み込んで、視聴覚室で観せてもらいました。当然ドハマりし、直後に先生と一緒に腕立て伏せをやらないと滾る血を抑えられませんでしたよ😁
ともかく1986年中学1年だった僕には強烈なインパクトが有り、その後ミリオタの道に進む大きなきっかけになりました。一時期は中二病全開でランボーになりきり、ナイフや銃の資料を狂ったように集めてましたね。若気の至りでヤンキーの友達に、『くりいむレモン』と交換で折りたたみナイフを譲ってもらった事もあったっけ😅勿論使ったことは一度もないですが…
その頃の名残で現在僕の自室はモデルガン、ヌンチャク、ナイフと武器だらけ。母上も嫁さんも気味悪がって近づこうとしません😅しかし男の子は武器を集めたくなるという本能からは逃れられないんです、まあ魔除けみたいなもんですな。







手榴弾とコルトパイソンも。
❸特ダネ!スタローンはMSXユーザーだった?
今回のネタの本命はコレなんですが、全国3000万のMSXユーザーの皆さんに
😡「嘘つけ!MSXはアメリカで殆ど普及してねええじゃねえか。」
というお叱りを受けそうですね。でもちゃんと情報ソースがあるんです。



この2008年発売の『ゲームになった映画たち』は、ゲーム・映画コラムニストとして活躍されるジャンクハンター吉田さん渾身の一冊。僕は小島監督のインタビューを目当てに購入したのですが、いざ開いてみるとその圧倒的な内容に感動を抑えられませんでした。
普通このテーマなら超メジャーな『スター・ウォーズ』あたりがメインになりそうじゃないですか。しかし1983年にあのCSKから発売されたPC-8001版『仁義なき戦い』から網羅する気合の入れよう。ちゃんと生前の深作欣二監督にパソコン版についてインタビューされているのが凄すぎます。ちなみに「売れなかったけど初のゲーム化だったのでちゃんと覚えてるよ。」とのことでした。






後に発売された完全版ではMSXきっての奇ゲー『チェッカーズインTANTANたぬき』などもちゃんと掲載されていて驚愕させられました。しかし何より凄いのは「愛を持って全てのゲームをプレイ済み」ということなんですよ。説明文やコラム、インタビューのやり取りなどから、吉田氏の尋常ではない知識と熱量が伝わってきます。


ただの資料の羅列や「仕事でやってまっさ」丸出しのコピペ本が横行する中、長きに渡り映画やゲームを追い続けたジャンクハンター吉田氏の集大成とも言える「作品」でした。まさに「愛が無くては作れない」を地で行く一冊だと思います。吉田さんは現在闘病中とのことですが、是非とも復活して熱い書籍をまた執筆して欲しいと願っています。
何度も読み返しているうちに
🥹「こんな好きなことを徹底的に追求した本を書いてみたいなあ」
と漠然と思ったりしたのですが、僕のnoteは相当影響を受けていると思います。



本書のもう一つのウリは豪華過ぎる実録インタビュー。ランボーの全ゲームをやり込んだ挙げ句にMSX版のことをスタローンに直接問いただすという気の狂った…アワワ、素晴らしすぎる企画です。しかし一体どんなコネでスタローンに申し込んだんでしょうね。そのあくなき追求する姿勢には「恐れ入りました」と脱帽するばかりです。
まずスタローン氏が1977年発売の『Atari 2600』からのゲーム好きだったということに驚かされました。
「セガ・マークIII版の『ロッキー4』が素晴らしい出来でやり込んだ。」
と言うぐらいですから筋金入りです。「単なるリップサービスじゃねえの?」と訝しがる人もいるかも知れませんが
「ドラゴがリーチが長くて強かったっけなあ。」
この回答、ゲーマーとして完璧ですよ!居酒屋トークなら特大の相槌を打つこと間違いなしです。『マークIII版ロッキー4』のキモはボタン連打なんですが、マッチョ全盛期のスタローン先生がマスターシステムのコントローラーを連打するシーンを想像して思わず爆笑してしまいました。また版権を許可したゲームが多数発売されているのはスタローン自身ががゲーム好きだからとか。このインタビューを読んで益々ファンになっちゃいました。
このインタビューのクライマックスは「ランボーの初ゲーム化作品」として、スタローンが自らMSX版をネタにしてくれてる所なんです。
「今だとチープな画面に見えるけど、戦略性の高い内容で評価も高く、僕自信もハマった思い出があるね。」
スライ、あんた最高だよ!しかし前述した通りMSXは殆ど米国では流通しなかった筈なので、相当苦労して入手したんじゃないでしょうか。今回の結論として
スタローンはMSXユーザーだった!
ということだけは皆さん覚えておいて下さい、必ずテストに出ます😁

実は僕の中でスタローンと肩を並べるスーパーヒーロー、ジャッキーチェンにも突撃インタビューされています。ジャッキーもゲーム好きのようで1980年に来日した際、錦糸町のゲームセンターが切っ掛けだったとか。ここで大注目なのは
「僕をゲーム化したいってオファーは沢山あったけど、僕の大好きだったメーカーのセガからはオファーが来なかったなあ」
これを見たセガ信者の僕の弟は、鬼の首を取ったように吠えてたっけ。
😤「やっぱそうだろ。マイケル、いのまたむつみ、天才は大体セガファン!」
しかしねえ、ここでジャッキーに声をかけないセガは抜けてますよ。何しろ1995年の『レッド・ブロンクス』で、わざわざ時代遅れになりつつあった『ゲームギア』を登場させてるぐらいなのに。『ゲームギア』はジャッキーの「お気に入り」だったそうですね。『バーチャファイター』でジャッキーが登場してたら絶対使ってただろうなあ。

❹ランボー、オフィシャルゲーム図鑑

1982年初代『ランボー』。原題のFirst Bloodは先制攻撃という隠語で「先に仕掛けたのはあいつらだ、俺じゃない」というランボーの作中のセリフを象徴しています。ベトナム帰還兵の悲哀や戦後のアメリカの社会問題を真正面から描いており、非常に重いテーマの作品した。特筆すべきはランボーは誰一人殺害していないんですよ。ラストの慟哭の演技はスタローンのベストシーンの一つだと思います。
しかし日本公開の際はマーケティングのため、全然内容の違うポスターが制作されたとか。「ハイウェイを埋め尽くす700台のパトカー」とかどこにも出てこないよ!今ならJAROに怒られちゃいそう。
シリーズ中最もメッセージ性が強いためか、MAD映像も大量に作成されました。このニコニコ動画全盛期に投稿された『ランボー怒りのドージンワーク』は90年代のコミケを知るオタクなら爆笑間違いなしですぞ。スレイヤー本を没収されてブチギレるランボーは必見!🤣


ランボーのキャラクターを完全に定着させた1985年『ランボー/怒りの脱出』。寡黙で哀愁を帯びた主人公が、我慢に我慢を重ねた末にキレて大量虐殺に走るという芸風を完全に確立させました。みんな当たり前すぎてツッコまないんですが、ジャングル戦で上半身ハダカっていうビジュアルがまずイカれてます。初代ではシャワーぐらいしか裸のシーンはなくて、最後までちゃんと服着てますし。
片手でM60機関銃を撃ちまくるというイメージも強いですが、友人の元自衛官に言わせるとこんな使い方したら上官にぶん殴られるそうですよ。とにかくこの作品がエンタメ界に与えた影響は絶大でした。直後にアーケードで稼働した「怒」なんて、本作を知らないと題名の意味が全然解りません。CMでは『全米が泣いた』とか…ホントかよ!🤣

1988年『ランボー3/怒りのアフガン』は前作に僅かに残っていたメッセージ性を完全に排除し、戦争バカ一代映画に振り切った作品。トラウトマン大佐との師弟タッグで徹底して暴力の限りを尽くします。冷戦下のソ連をヒール(悪役)にしたかったからでしょうが、後にタリバンとなって米国に牙を剥くアフガンゲリラとの共闘という恐ろしい設定でした。
「この映画をすべてのアフガン戦士たちに捧げる」というラストのテロップが、本作の暗黒面を象徴しています。
そのため作品の評価はイマイチですが、アクションとスタローンの肉体美は歴代で最高潮。後ろ姿のハチマキを締める写真は数え切れないぐらいパロディ化されました。まあこの背筋の具合からみて絶対「いけないお注射」を打ちまくってると思いますが…これなら15万のソ連軍最強師団を一人で壊滅できそう。

20年ぶりに復活した『ランボー/最後の戦場』人権弾圧が続くミャンマーが舞台で、戦場での残酷さと少数民族への虐殺行為の批判を根底に持つ作風でした。62歳のスタローンの体を張ったスタントも健在で、現在視聴しても十分楽しめる作品だと思います。ラストの自宅に戻るシーンはやはり感慨深い物がありました。
ただ残酷描写が生々しいため、子供や女性にはお勧め出来ないかもしれません。我が家で視聴していたら嫁さんに竹刀でしばかれたので、ムフフ❤ゲーム並に影でコッソリ見ています。
第5作の『ランボー ラスト・ブラッド』は残念ながらまだ見てません、ゴメンナサイ。

このように映画ランボーシリーズは作品ごとにパラレルワールドばりに全然ノリが違うのですが、ゲームもそれに負けじと玉石混交の作品が多数が発売されています。これらをざっとご紹介しますね。




1986年4月にPC-8801他8bit御三家で発売された『スーパーランボー』。キャッチコピーは「地獄ゲーム」で開発はボースティックが担当。キャラクターデザインはあのレリクスの瀧本和是氏のようですね。
内容はMSX版を拡張したような箱庭型RPGなのですが、スタートの潜入地点に見えない地雷がばらまかれているなど鬼畜な仕様がパソゲーらしいです。別のゲームから流用したためなのか、敵兵がロボットみたいで凄い不気味でした。攻略したFM7君曰く「まさに地獄だった」とのこと。







1986年末に満を持してMSX2で登場した『スーパーランボースペシャル』パックインビデオお得意の過剰広告も健在で
「生きるために殺る!1メガロムのパワー炸裂」
「シューティングの要素を取り入れた、興奮の高速RPG」
「迫力ある効果音で臨場感抜群!」
と煽りまくってました。全てが地雷フラグみたいですが…何しろスーパーでスペシャルですからね、こりゃ期待できそうだと思って即購入したのですが、速攻中古価格が半額以下になってて嫌な予感が…
MSX2で最高の画像能力を持つスクリーン7を使用してるので美しさは折り紙付き。しかし前作のキビキビした動きは完全に失われ、モッサリとした挙動になってしまいました。ここら辺がパソコンゲームの難しい所で、画像が綺麗なゲームは大体動きが犠牲になっちゃうんですよね。
武器は欄外にあるように大幅にパワーアップ。拳銃、手榴弾、弓、ロケット弓、ロケットランチャー、マシンガンと全シーリズで最も豊富でした。弓とロケット弓が別にあるのが拘りですね~。ところが実際は初期装備のランボーナイフとロケットランチャーで全て片がつくというのもパソゲーらしいです。
本作のキャッチコピーは「ゲリラ戦」なのですが、実際にはロケットランチャーで小屋や障害物を破壊しまくるというテロ活動に終始します。裏技でインチキすると片っ端から焼け野原にできるので爽快ですが、調子に乗ってると救出する捕虜まで爆殺してしまう危険が…
メガロムパワーで余裕があったのか、ヒロインの女ゲリラも登場。しかし弱いくせにバカボンのおまわりさんばりに銃を乱射するので、すぐに敵兵が寄ってくるなど完全に足手まとい。役目も特にないので適当に見捨てると… 彼女の断末魔「アアッ・・ぁ・・っ」という非常に悩ましいサンプリングボイスとともに
「おんなはしんだ…」
という恐ろしいメッセージが。本作ではサンプリングボイスに異様に気合を入れていて、ランボーが死ぬと
「うウ゛ーーォお~っッ」
という物凄いボイスがスピーカーを直撃します。恐ろしく低いサンプリングレートで音割れしまくっている上、MSXの限界を超えた音量なので初プレイのときはマジで驚きました。ネットでMSX2ランボーを語ってる人は必ずこのことに言及してるぐらいです。僕は深夜隠れてプレイしてるときに寝ていた母上がキレて飛び込んできて、百烈ビンタを2セット喰らった苦い思い出がありますよ😅YOUTUBEなどの動画ではエミュで再現してるのでこの衝撃が伝わらないのが残念ですが、興味のある方は是非実機で再現してみて下さい(ムリだ🤣)
一応苦労してエンディングにたどり着いたんですが、これまた原作完全無視で「アメリカマンセー!」的なノリに愕然とさせられました。インタビューでスタローンが「MSX2版もやってみたいなあ」てなことを言ってくれてたんですが、むしろ未プレイのほうが良かったかも。MSX1版は海外でも評価が高かったので、この続編の出来にはガッカリした人も多いらしく、オランダの老舗MSXサイトでも
😒「これまで作られたランボーゲームの中で最も退屈で独創性に欠ける作品だろう。」
とメチャクチャ辛口の評価をされてます。
一応MSX信者として弁護しておくと、このMSX2版ランボーはMSX最大のヒットとなった名機パナソニックA1に合わせて発売されたんですよ。そのためMSX2の高画質グラフィック能力をアピールすることを主眼にした、デモ作品ぽい作りになってしまったんじゃないでしょうか。実際1986年末のMSX2販売イベントでこのゲームをよく見かけましたし。現在ではこうしてネタにも出来たのでプレイできてよかったと思ってます。




1987年12月発売のファミコン版ランボー。『怒りの脱出』のストーリーを忠実に再現していますが、ひらがな表示なのであの感動がイマイチ再現されてないような💦ラストシーンで漢字の「怒」マークが大量に出現するシーンに爆笑してしまいました。火の鳥鳳凰編の我王かよ!🤣





1989年10月発売のメガドライブ版ランボーIII。メガドライブは1988年10月29日に発売されていますので、まだまだメガドラにゲームソフトが出揃っていなかった時期の作品です。メガドライバーの弟も速攻で購入していましたね。
マシンの性能が飛躍的に向上したので、ランボー本来の「撃ちまくって突き進む」テイストを満喫できます。どういう仕組みかは不明ですがロケット弓矢はボタン押しっ放しでパワーを溜められ、MAXで放つと戦車をふっとばすほどの高威力に。もしかしたらランボーが「怒りの念」を注入しているのかも。
それならランボーナイフなんていらないって思うでしょ?ところがコイツで敵兵を倒すと高確率でアイテムを落とすという特典があるんです。弟は「😏ランボーがナイフで脅してるんじゃねえの」と解釈してましたが…
ボス戦は迫力ある3D画面に。ここで例のハチマキを締め直す演出が!流石セガさん解ってますねえ。他にも「破壊率」が常に表示されるので、ありとあらゆるオブジェを破壊しないと気が収まりませんでした。OPもサンダーブレードそっくりな戦闘ヘリが登場するなど気合が入っています。




使用武器がAK47なのもベトコンぽいですね。
最後に1986年12月に発売されたセガ・マスター・システム用の『ランボー怒りの脱出』。アレ?こんな奴見たことねえぞという方も多いと思うのですが、実は日本国内ではセガ・マークIII用の隠れた名作『阿修羅』として発売されています。
どうも元々『ランボー怒りの脱出』のゲームとして企画されたようですが、日本では版権が取れなかったようですね。『阿修羅』のサブウエポンがボンバーアローだったりするのがその名残なのかもしれません。内容も主人公のキャラクターとタイトル画面以外殆ど一緒です。元の『阿修羅』が良質のアクションSTGだったので、米国ではかなりのヒット作品になりました。個人的にはこの時期の『戦場の狼』系家庭用ゲームで一番よく出来てると思います。
このゲーム実は二人同時プレイが出来るんですよ。しかしランボーのパートナーは例の女ゲリラ、コー・バオじゃなくて、ゼインという黄色のヘッドバンドを着けたゲーム用に作られたキャラなんです。この謎のキャラは米国のレトロゲーマーの中でよくネタにされるとか。やっぱり戦場系ゲームは「怒」以降相棒が付き物ですよね。
全く余談ですが、2000年あたりから海外のレトロゲーマーと交流するようになって、日本人だ!と名乗るとよく聞かれたのは
🤔「魂斗羅ってなんだ?」
って質問なんですよ。確かに『怒号層圏』とか戦場系ゲームに意味不明なタイトルが多いですもんね。『沙羅曼蛇』あたりだとサラマンダーの当て字だって答えたんですが、魂斗羅はマジで意味が解らなくて
😁「神社の名前だ」(そりゃこんぴらさんのことだろ!)
🤭「ライダーギャングチーム(暴走族)じゃねえの」
てな感じで適当なホラを吹いてました。どうしようもない非国民ですね、あの頃の外人さんゴメンナサイ🙇後に知ったのですが、コントラはニカラグアの親米反政府ゲリラの通称だそうです。


❺クイズ・パチランボー列伝
ランボーの影響を受けた戦場系ゲームはそれこそ山程量産されました。その中でもマニアックなタイトルをチョイスしてみたので皆さん当ててみて下さい😁



あれ、この目つきどこかで見たぞ…コードネームはXYZかな?



ぼくランボーでも冴羽獠でもエリア88のシン・カザマでもありません、ガイ・カザマです🫡
戦場の狼とは全く関係がありません。SFファンタスティックRPGです🚀
ヒント「日本テレネット」
1989年12月というPCエンジンCD-ROM2初期に発売された『レッド・アラート』とにかく担当する声優陣が凄すぎるんですよ。特に主役の神谷明さんの熱演が最高で、それだけでシティーハンターの冴羽獠がランボーに転生したような幻想世界を味えます。ちょっと北斗の拳も混じってますが。
火炎放射器デブボス「グヘヘ、お前を俺の炎で焼き殺してやる、レアとミディアム、どっちがお好みだ?」
ガイ「あいにく俺は、焼き豚が嫌いでな!!!」
おまけにEDのスタッフロール後に神谷さんが「紙と鉛筆を用意して」と裏技を教えてくれるサービスぷり。日本テレネットのビジュアルシーンはパソコンも家庭用も最高ですね!
エリア88に登場する敵組織「プロジェクト4」を彷彿とさせる国際的武装集団「フォースプロジェクト」、大統領救出、ラストは宇宙戦とハチャメチャな展開。おまけに広告の煽りもフィリップ・マーロウの名台詞のパクリと、ここまで徹底すると逆に清々しいくらいです。80年代の狂気を詰め込んだ、お勧めの1本ですよ!





ぼくたち魂斗羅ではありません、ならず者です。
なまえはイーグルとスネーク🦅🐍え?ウルフはどこ行ったの
ヒント「アツクテシヌゼ」🔥
「ヘンなゲームならまかせとけ!」のデータイーストが送り出した『ならず者戦闘部隊 ブラッディウルフ』アーケード版も面白かったですが、実は移植版のPCエンジン版の展開が熱いんですよ。
AC版は通常の2プレイなんですが、PCエンジンでは性能の限界からか一人プレイ専用。しかし最初に選んだ主人公キャラが序盤に囚われてしまい、その後は選ばなかった方のキャラが相棒を救出するという設定なんです。
終盤では洗脳された主人公がボスとして立ち塞がる超展開に!宿命の対決の果て、洗脳が解けた主人公が再びプレイヤーキャラとして復活。そのまま最終決戦になだれ込むという激熱のシナリオでした。
こういった家庭用ゲーム機の性能に合わせた良移植は嬉しいですね。まあキャラのビジュアルはまさに「ならず者」ですが…

たがみよしひさ先生のラルフ&クラークはイケメンすぎるよなあ。





ぼくたち同一人物なんですが、双子じゃありません
ヒント「スーパーアルゼンチンバックブリーカー」
『ランボー/怒りの脱出』をモチーフにした最初期のゲームがSNKの『怒』アーケード版は超名作で、強烈な難易度にも関わらず大ヒットしました。待望のファミコン版はゲーム自体はアレでしたが、派手な煽り広告はインパクトがありましたね。
「とうとう地獄の入口に着いたなラルフ先生」
「クラークよ、たとえくたばっても敵の正体は見届けて地獄へ行こうや」
なんだか80年代マンガのセリフみたいですよ。たがみよしひさ先生にコミカライズしてもらったら良かったのに😁
ちなみに散々な出来だったファミコン版ですが、意外にMSX2版は良移植なんですよ。水際で死ぬと血だまりのドットが違っていたりと凄く力が入ってます。なんだかんだ言って僕は『怒』を相当やり込んでいたので、『キング・オブ・ファイターズ』ではラルフ&クラークを使ってました。

最後に余談ですが、MSX2の最高傑作『メタルギア2 ソリッドスネーク』ではキャラクターのCGが俳優に似すぎていたため、移植版では描き直されたという話です。スネークはそんなにランボーに似てないと思うんですが、ロイ・キャンベルはまんまトラウトマン大佐ですよね。同じ大佐だし🤣
❻好きなものを語ってどこが悪い!



これは88版ですが2作MSXで出ています。ただ一番面白いのはゲームブック版ですね。


MSX版は殆どコングが出てこないんですが名作RPGなんですよ。
いかがだったでしょうか?実は先月インフルエンザにかかってしまい、一週間ほど寝込んでました。家族にうつす訳にも行かずに自室に籠もってたんですが、体調が最悪で中々筆が進みません。そのため今回は中坊の頃のノリと当時の知識だけで「好きなもの」を纏めてみました。そんな訳で何時も以上に支離滅裂な内容になってしまってゴメンナサイ🙇
また最近「いくら何でも長すぎる」というお叱りを頂いているので
🤔「軽くまとめてみるかあ」
と思ってたんですが、書いているうちにネタが連鎖的にどんどん思い浮かんでしまうんですよ。これはもうラピュタのドーラ婆さんのように「好きなものを語ってどこが悪い!」と開き直ることにしました。



この勢いで『ターミネーター』も出して欲しかった。

やはり思春期に体験したエンタメは一生の付き合いになる運命のようですね。これからも僕はひたすら「好きだったもの」をnoteで語り続けていく所存であります。今回もマニアックな内容にも関わらず、最後までお付き合い有難うございました。
それではまた次回、皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。
サイボーグMSX
僕は全ての知識がド素人なので、記述で間違いがあればコメント欄でお知らせください。直ちに修正いたします🙇♂️
いつもスキ💛や凍結された僕に変わってのXでの紹介ポスト、暖かいコメントなど感謝です🙇皆さんとの繋がりが次の投稿への励みになるんです🥹
校正も一応やっているのですが、なにか文章でおかしな点があったらコメント欄でご指摘頂けると有り難いです🙇
