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夕方の散歩道での発見。

    7月になった。おやおや?6月はいつ始まって、いつ終わったんだい?という感覚だ。

    今年が半年経ったのは事実で、私、上半期は何をしたんだろうな〜と考えてみたけれど、特に『やってやったぜぃ』みたいな事はなく、体調不良が続いたな〜というネガティブな思い出が蘇ってくる。


    特に、何の変化もなかった半年だったが、最近、日課になったことがある。子供が学校から帰ってきた後、近所を散歩するようになったことだ。歩くとすぐに疲れてしまうから、足を鍛えたいと我が子から打診があり、私も運動不足甚だしいので一緒に歩くことにした。

    今日は涼しくて、夕方、外を歩くのが気持ちよかった。学校での出来事を聞きながら気持ちよく歩いていると、子供の目の高さくらいの手すりにカミキリムシを見つけた。多分、ゴマダラカミキリ。

    私はカミキリムシの顔が苦手だ。理由は、子供の頃に持っていた昆虫図鑑の表紙がゴマダラカミキリの顔のドアップで、それが怖くて怖くて仕方なかったからだ。その図鑑を手に取ることも怖く、図鑑を触ると、首の後ろから頭にかけて、ゾワゾワしたのをよーーく覚えている。

    我が子は昆虫が好きだ。カミキリムシに走り寄っていき、「可愛い〜」といって、顔を思いっきり近づけて見ている。
    私はゾーっとしたが、母が怖がっても仕方ない。勇気を出して近づいた。

    カミキリムシをよく見ると、長い触角をふわふわと動かしながら歩いている。その触角の形が、釣り竿にそっくりだった。カツオの一本釣りをする漁師のそれだ。触角の先に、大きなカツオが見えた。

    「カミキリムシの触角は釣り竿だね!しなり具合がかなりの大物が付いてると思う。」

    と、子供に話したら、隣で釣り竿を持って、リールを巻いているジェスチャーをしてくれた。
    ……可愛い。ありがとうよ(笑)

    私としては、虫の中でも苦手な方のカミキリムシが、二本の釣り竿みたいな触角を持っていることに、少しの感動を覚え、カミキリムシにも何かしらの良さがあるのかもしれないと思えた瞬間だった。

    そして、このnoteを書くに当たり、あのカミキリムシが本当にゴマダラカミキリだったのかを調べるため、画像検索してみた。すると、ドアップのあの顔がスマホの画面を占拠し、久々に、あのゾワゾワ感が首と頭に走った。

    私がすぐに画面を消したことは言うまでもない。



    やはり、ゴマダラカミキリは怖い。もう二度と検索しまいと静かに誓った。




     
     
    理系女子です。文章を書くことが好きで、子育ての合間の自分時間に書いています。 日々の感じたこと、手芸のことなど、色々なことを書き綴っていこうと思います。

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