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人生には“適量”があるのかも、という話

    仕事が忙しくて、
    家のこともあって、
    責任もあって、
    休む暇もなく走り続ける時期——
    誰にでも、人生の中でそんな季節がやって来ます。

    だけど私は最近、
    こんなふうに考えるようになりました。

    人生にはそれぞれ「適量」があるんじゃないか、と。

    食べる量、寝る量、働く量。
    悲しむ量、喜ぶ量、頑張る量。
    その人に与えられた“ちょうどいい量”があって、
    それを一気に使いきってしまうと、
    人生はそこで急ブレーキがかかってしまう。

    まるで神様がそっと言うように、

    「あなた、一生分の“頑張る量”を
    もう全部使ってしまいましたよ」

    そんなふうに感じることがあるのです。

    だから最近の私は、
    がむしゃらに走るよりも、
    バランスをとりながら生きること を
    大切にするようになりました。

    無理をしない。
    休むときは休む。
    やりたいことはやるけれど、やりすぎない。

    そのペースで生きていると、
    人生が“ちょうどいいリズム”で進んでいく気がします。

    私は、体が思うように動かなくなったあと、
    そのことに気づきました。

    一気にやらない。
    できるだけゆっくり、1ミリずつ。

    これが私の「1ミリ冒険」の根っこになっています。

    もし今、
    がんばりすぎている人、
    無理をしている人、
    どうしても止まれない人がいたら……

    どうか少しだけ、
    量を分けて使ってほしいなと思います。

    一生分を今月で使わず、
    今日の分だけ、少しずつ。

    それが、
    人生を長く楽しんで生きていくための
    大切な知恵なのかもしれません。


     
     
     
    はじめまして。 生後10か月でポリオに感染し、首から下に重いマヒが残りました。 69歳・車いす生活の“車いすおばあちゃん”です。 「安心してできる小さな冒険=1ミリ冒険」をテーマに、 動けなかった私が再び動き出した日々を綴っています。 人生は、いつからでも“おもしろく”できる。

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