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#271 【贅沢は、移動する。】──餃子が野菜料理だった理由


    「餃子は肉料理。」

    そう思っていました。
    でも、昔の中国では野菜が主役だったそうです。

    その理由を調べているうちに、
    気付いたことがありました。

    肉でも、野菜でもない。

    本当に変わったのは、
    「豊かさ」の定義だったのかもしれません。

    贅沢は、増えるものではなく、
    時代とともに移動していく。

    そんなことを考えた朝でした。

    _____

    Mither Moon Cafeの泉です。

    今日は、
    餃子の話をします。

    …いや。

    たぶんこれは、
    餃子の話じゃない。

    豊かさの話であり、
    時代の話であり、
    最後は「価値」の話です。

    ⸻

    ▼「餃子とは、野菜料理なのだ。」


    Netflixで『刃牙道』を観ていた。

    その中で、
    こんな台詞があった。

    「行き過ぎた肉食信仰のせいで
    勘違いされてるが、
    餃子とは野菜料理なのだ。」

    ……え?

    餃子って、
    肉料理じゃないの?

    そう思った。

    ⸻

    ▼昔は、肉が贅沢だった


    調べてみると、
    昔の中国では、
    餃子は野菜が主役だったらしい。

    白菜。
    ニラ。
    キャベツ。

    そこへ、
    少しだけ肉を入れる。

    肉を「増やす」のではなく、
    野菜をもっと美味しく食べるため。

    今なら
    「かさ増し」と思う人もいるかもしれない。

    でも、
    当時は違った。

    肉は高級品だった。

    限られた肉を、
    みんなで美味しく食べる知恵だった。

    ⸻

    ▼いつから肉料理になったんだろう


    戦後。

    日本では、
    肉を食べることが豊かさの象徴になった。

    今日は肉。
    すき焼き。
    焼肉。
    ハンバーグ。

    肉が多いほど、
    豪華だった。

    餃子も、
    いつしか

    「肉料理」

    というイメージになっていった。

    ⸻

    ▼でも、今はどうだろう


    最近のスーパーを見ると、
    「野菜たっぷり餃子」
    そんな言葉をよく見かける。

    オーガニック。
    地産地消。
    食物繊維。

    昔なら、
    肉が多いことが魅力だった。

    でも今は、
    野菜が多いことが価値になっている。

    面白い。

    ⸻

    ▼贅沢は、移動する。


    昔は、
    肉が贅沢だった。

    今は、
    野菜が贅沢なのかもしれない。

    いや。
    本当は違う。

    その時代に
    足りないものが、
    贅沢になる。

    だから、
    豊かさの定義も変わる。

    価値は、
    止まらない。

    時代と一緒に、
    少しずつ移動していく。

    そう考えると、

    「健康」

    という贅沢も、
    きっと同じ話なのかもしれない。

    続きは、
    また今度。

    _____

    現場からは以上です。
    ステキな一日になりますように。

    がんばろうね。
    僕もがんばる。


    好きです❤️

    ⸻

    「価値の移動」シリーズ 第1話

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    Izumi

     
     
    神戸「マザームーンカフェ」統括料理長| 飲食人育成マネージメント|半農半料理人|老害シェフ(笑)” 農・漁・畜など、生産現場とカフェのあいだを往復しながら、“Farm to Table”の思想を実践中

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