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むチゎを食べながら、「これでいいのかな」ず思った倜

    2024幎月に、前職で私の郚䞋であったS君が亡くなったず、圓時の同僚から連絡があった。幎霢は31歳、死因は急性心䞍党ずのこずであった。

    以前から食生掻が荒れおおり、野菜・魚は食べずに肉ばかりを食べ、しかも脂っこいものには目がないずいうこずは知っおいた。死因がその食生掻にあったかはわからないが、たさか31歳ずいう若さでこの䞖を去るずは、思いもしなかった。

    早速、圓時䞀緒に働いおいたメンバヌに連絡し、名で告別匏に参列した。匏堎には朚補の棺が眮かれおおり、その䞭にS君は静かに眠っおいた。S君ずは䞍思議に私ずりマが合い、よく䞀緒に食事に出かけたものだった。最埌に䌚っお食事に行ったのは、亡くなるカ月前であった。

    そのずきには、い぀ものS君ず党く倉わったそぶりがなかったため、突然の蚃報に驚いたのは蚀うたでもない。

    棺のふたに小窓があり、そこからS君の顔を芋た。本圓に眠っおいるような安らかな衚情であり、声をかければ起き䞊がるのではないかず思ったほどであった。

    火葬堎ぞはS君のご家族・芪戚の方々だけが参列するこずになっおいたため、私は焌銙を枈たせお、告別匏の䌚堎をメンバヌ名ず䞀緒に埌にした。垰りの車䞭では、誰䞀人口を開く者はいなかった。やはり、みんなショックを受けおいたのであろう。

    私も、䞀蚀も発するこずなく、ただ窓から通り過ぎる景色を芋぀めおいた。この無蚀の車内で、私は初めお“知り合いの死”に觊れた倜ぞ戻っおいった。

    小孊校の同玚生に君がいた。小孊幎生のずきに同じクラスだったが、ほずんど話をしたこずがなかった。いわゆるクラス内で぀るむグルヌプが違っおいたためである。

    君はスポヌツが埗意で掻発な男子が倚いグルヌプに属しおおり、私はどちらかずいう斜に構えおいるようなや぀らが集たったグルヌプに属しおいた。

    そんな掻発な君が孊校に来なくなったのだが、䌑み始めた時期は、すでに蚘憶にはない。孊校を䌑み始めおから週間ほど経った頃であろうか、ホヌムルヌムの時間に担任の先生が「君は病気のため、しばらく入院するこずになった」ず蚀った。

    その話が終わるず、䞀瞬教宀内がザワ぀いた。しかし、先生が次の話題に移るず、たた静寂が教宀に戻った。

    君が入院したずいうこずに、私は少し驚いたが、特に芪しかったわけでもないため、その埌は特に気に留めるこずはなかった。

    それから䜕カ月が経過しただろうか、孊校から垰宅し自宀でく぀ろいでいたずきに、居間にあった黒電話が突然鳎った。母芪がその電話に出おから数十秒埌に、ちょっず気色ばんだ声で「階に来お」ず私は呌ばれた。

    「なんかあったのかな」ず思い぀぀、階から階ぞず早足で降りお行った。そしお、母芪にこう蚀われた。「さっき、クラスの電話連絡網で電話があっお、君が昚日亡くなっお、今日通倜があるみたい」。

    私はその話を聞くず、仲の良かった友人数名に電話をした。するず、党員すでにその連絡を受けおいたようであった。

    「どうしようか」ず盞談し、クラスの倧郚分のメンバヌが通倜に参加するようであったため、私も参列するこずに決めた。

    通倜は、君の自宅で行われおいた。そこで、私は仲の良い友人ず途䞭で埅ち合わせをし、䞀緒に君の自宅ぞ向かった。自宅に着くず、すでに䜕名かクラスメヌトの顔が芋えた。

    参列者は、順番に焌銙をしおいた。私はそれたで通倜や告別匏に参列したこずがなかったため、焌銙の䜜法が分からなかった。䞀緒にいた友人たちも、みな同じこずを口にした。

    私は、芪族の方であろうか、幎配の男性の暪で、その男性が行ったこずをマネお焌銙を枈たせた。

    焌銙を枈たせるず、友人たちず䞀緒に垰宅の途に぀いた。途䞭、誰かが「は死んじゃったんだな....」ず口にした。するず私は知らず知らずのうちに、涙が流れおいるのを感じた。ほずんど話もしたこずがない同玚生の死に察しお、だ。

    他の友人も「人っお簡単に死んじゃうんだね....」ず口にした。それから私たちは無蚀で歩き、おのおの垰っおいった。君の死が、私が初めお経隓した知り合いの死であった。

    ふず我に返るず、車はある川の橋を枡っおいた。私の自宅は、この橋を枡っおすぐのずころにある。橋を枡り切り、100メヌトルほど走っお、車は自宅前に到着した。

    私は、同乗しおいた名に、「お疲れさんでした。たた、連絡するわ」ず蚀い残しお、車を降り家の鍵を開けた。

    自宅では、劻がテレビを芋おく぀ろいでおり、愛犬もい぀ものように吠えお私のこずを出迎えおくれた。い぀もの日垞がそこには広がっおいた。

    私は階に䞊がり、喪服を脱ぎながら、やりきれない気持ちで、S君や君のこずを思い出しおいた。するず階から劻が「むチゎあるけど食べる」ず私を呌んだ。私は階に降りるず、むチゎを食べながら「これでいいのかな」ず思っおいた。


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