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詩 『空の蒼を宿した君の』

    空の蒼を宿した君の、
    瞳には何が映る?


    灰色のヴェールが、
    今日は重く天を覆う。
    コンクリートも貫く、
    太陽の刃は隠される。

    日の光が眩しいと、
    昨日の君は目を細める。
    心さえ覆うヴェールを、
    今日の僕は睨んで嘆く。

    ああ、灰色のヴェール。
    僕らを隔つ冷たい壁。
    重力の鎖さえ解き放ち、
    君は天高く舞い上がる。


    空の蒼を宿した君の、
    瞳には何が映る?


    墨色の雲からは、
    白い雪が降り注ぐ。
    天翔る天使の羽は、
    僕の掌で溶ける。

    相変わらず空に、
    厚いヴェールが広がる。
    今日の僕の嘆きは、
    昨日の君には聞こえない。

    ああ、見えない糸は、
    僕らの体を離さない。
    降り注ぐ雪の先尖り、
    氷の刃が僕らを貫く。


    不愉快な地上を生きる、
    僕の瞳には何が映る?


    そのとき君の希望が、
    蒼の剣が地を貫いた。
    灰のヴェールを裂く光は、
    天を駆ける希望の翼。



    あとがき

    曇天が
    蒼天に変わるように。

     
     

    Sora

     
     
    私の感じた想いを、物語というかたちにして綴っています。あなたの心にそっと寄り添う、やさしい傷薬となりますように。 静かな感情をすくい上げる詩や短編を綴っています。 読書メーターでも本の感想や記録を綴っています。 https://bookmeter.com/users/623744

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