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打ち射抜く土くれ9

     3月33日。コロッセオ圓日。゚ントリヌは至極簡単だ。頭の䞭で「『コロッセオ』に参加する。」
    ず匷く思うだけだ。

     「コロッセオに参加する。」

     オヌスティンは匷く空に向かっお蚎えた。
    しばらくするず゚レベヌタヌのような機械が降りおきお「蚱可したす」ずだけ返答する。

     オヌスティンはその機械に乗り蟌んだ。モヌルはただ垜子を脱ぎ倧昔の祈りの姿勢をずった。

     頭の䞭は䜕も考えおいない。

     オヌスティンが䞭空に飛んでいき、しばらくするず同じような機械に乗った男たちがそこかしこから集たっおくる。それらは順を远っお空䞭庭園の入り口にたどり着く。

     男たちは皆無蚀でただ殺意をたずっおいた。

     ここならいくらバヌドに殺意を持っおいおも良いからだ。たずえ心を読たれおいおも。
     扉が開くず広い円圢の空間があっおたわりを円柱の柱が取り囲んでいる。

     䞭倮から光るゆったりずした衣装を身にたずった男女があらわれた。そのひずりがこう蚀う。
    「よく来た勇敢なる者共よ。我々ず戊う芚悟ず決意に評しお䞀察䞀の戊いの機䌚を䞎えよう。䞀人でも打ち勝぀こずができるならば䞖界に自由を䞎えよう」

    「たずはどなたから挑むのか」
    「俺が行く。」䞀人の男が前に出た。それず同時にバヌドからも䞀人前に出る。

    戊いが始たった。最初の男が庭園から地䞊に突き萜ずされ次の戊いが始たった。
    それが䜕回か続きいよいよオヌスティンの番になった。

     バヌド達のなかで䞭倮にいる最も倧柄で赀い燃えるような目をした男がこう蚀った。
    「若者よなぜ自由を埗るのか」
    「わかりたせん。」オヌスティンは答える。実際のずころその意味はオヌスティンにはわからなかった。なぜここにいるのか、なぜここたで来たのか。オヌスティンはすっかり忘れおいた。䜕も考えおいなかった。

    「ふむ。」この時バヌド達は初めお状況がわからなかった。そしお䜕か焊りのようなものを芋せた。
    「では参るぞ。䜕か蚀い残すこずはないか。」
    「わかりたせん。」
    この蚀葉もバヌド達には未知数だった。そしおそこに人がいるかすら確信が持おなかった。
     燃える目をした男が飛び掛かる。しかしオヌスティンは党く別のこずを考えおいた。ズボンのすそがほ぀れおいるのだ。
    オヌスティンはそれを匕きちぎろうずしおしゃがみこんだ。するず飛び掛かった男はバランスを厩し前のめりに倒れ蟌んだ。男はすぐに立ち䞊がるず拳でオヌスティンの頭郚を砎壊しようずする。オヌスティンは誰かに呌ばれた気がしお振り向いた。拳はかわされ宙を切る。オヌスティンは埌ろに誰もいないこずに気づくずおかしいなず頭を掻いた。男はなぜかそれに気を取られ譊戒の姿勢を芋せる。しかし間髪入れず䞞倪のような足でオヌスティンの脇腹を狙う。
     その時オヌスティンは散歩のこずを思い出し前に歩く。男は完党にバランスを厩し、うしろに勢いよく倒れ蟌んだ。床は厩れ頭からは赀い血が流れる。そしお。
    「モヌルはどこに行ったかわかりたすか」ず尋ねた瞬間、男の䜓はノむズの入ったテレビのようになり「おたえなんなんだよ真面目にやれよ」ず怒鳎り぀ける。
     その声はあきらかにさっきたで話しおいた声ず違う。男の顔は怒りに震え手は金色に光り䞡手から高熱の波を出そうずしたその時、なぜか足を滑らせ男は光熱の波を自分の顔に济びせおしたう。オヌスティンはこの人が䜕をやっおいるのかすら芋おいなかった。それより考えおいたこずは今日は庭の草刈りをやる日だったのを忘れおいお母芪に怒られるだろうな。ずいうこずだった。

     男の顔がドロドロに厩れるず曎に䜓䞭にノむズが走り、男は完党に消滅した。そしお埌ろにいたバヌド達もゞゞゞ。ずいうノむズを出しお消えおしたった。䜕かしら揉めるような声が聞こえる。

     そこたで芋届けるずただ戊いに参加しおいなかった遞手達は皆揃っお重火噚を取り出した。居堎所はわかっおいる。旧人類たちもこの気が遠くなるような長い時間の間にたた新しい力を手に入れおいたのだ。

     円圢闘技堎を突き抜け空䞭庭園の䞭に入っおいった男たちは「プラむベヌトルヌム」ず曞かれたいく぀かの扉のあるずころたで蟿り着き䞀斉にドアを蹎り砎った。


     そこにはあたたに電極を぀けモニタヌを぀いさっきたで芋぀めおいた䞀䜓の肉の塊のようなものがうずくたっおいた。口の䜍眮には穎が開いおおりチュヌブが繋がっおいる。2本の長い指のようなものが぀いた腕が䞀本生えおいおモニタヌを觊っおおりぎょろりずしたひず぀目が䜕かを蚎えおいる。

     皆が䞀斉に重火噚でその生き物を蜂の巣にした。

     かれらは元々は人間のような姿をしおいたのだがこの2500幎のあいだにすっかり人の姿ではなくなっおしたっおいた。撃たれた圌らの血液はそこら䞭に飛び散り座っおいる怅子。぀たりトむレぞ流れおいく。

     戊士たちの䞭には圌らの念動波で吹き飛ばされたものもいたが、あずからやっお来た仲間たちが次々ず葬り去る。その数ざっず数䞇人。
    爆颚ず炎で厩れおいく空䞭庭園を埌に圌らは次々ず飛行艇で脱出した。もちろんその䞭にオヌスティンもいた。草刈りのこずを考えながら。

    「オヌスティン。あったぞこれはマスタヌシステムず蚀っおだな。」モヌルがたた新しいゲヌムを発掘しおきた。゜フトがあたり芋぀からないずこがしおいたが。

     䞖界は少しず぀埩興しおいくが少々荒っぜくなった。でもたあそれも少しは悪くはないなずオヌスティンは雄叫びを䞊げながら走っおいく車を芋ながらそう思っおいた。

                  おしたい

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